期間:
2024年2月28日(水) - 2024年3月5日(火)
2024年2月28日(水) - 2024年3月5日(火)
金沢21世紀美術館 シアター21
準備が整い次第、更新予定です。
高校生無料招待:
金沢21世紀美術館が高校生(15歳~18歳のユースを含む)を無料でご招待します。無料招待枠は先着順となります。お申し込みフォームの備考欄に、高校名または年齢をご記入ください。当日は年齢の確認できるものをご持参ください。
金沢21世紀美術館 交流課
E-mail:event_k@kanazawa21.jp
TE:076-220-2811
(火~日、祝日10:00~18:00)
祈りの音(とき)を聴く 事務局
inorinotoki2012311@gmail.com
3月11日、松島の海に響く“追悼の汽笛”
11年の記録と、松島×金沢との縁がつなぐ“祈りの音(とき)を聴く”
宮城県松島町では、東日本大震災で亡くなった方々への追悼のために、毎年3月11日の14時46分に港の沖合いに停泊した船から一斉に“汽笛”を鳴らす取り組みを行っています。
その試みは2012年から始まり、以来、私たちは毎年松島に通い、“追悼の汽笛”の録音を続けてきました。
東日本大震災から4日後の2011年3月15日、金沢から一台のトラックが出発し、宮城県松島町に救援物資を届けました。それは北陸では唯一松島に送られたトラックで、全国でほぼ最初に松島に到着したのだと言います。
私たちは、松島、仙台、そして金沢や富山でのフィールドワークを通じて、数々の思わぬご縁に引き寄せられています。それら背景にあるストーリーも併せて共有することで、震災から経過した時間について思いを馳せたり、それによって未来を想像する機会を創出したいのです。
私たちは、なぜ松島に通い続けることになったのか。祈りとは何か──
みえないあなたと祈りの時間に響き続けた11年分の音(とき)を聴く
『K-Zone. “祈りの音(とき)”を聴く ~Listen to the Sound of Prayer~』の開催は、次年度以降へ延期となりました。日程が確定次第、改めてご案内いたします。
期間:2024年3月1日(金)~3月5日(火)
会場:金沢21世紀美術館 レクチャーホール
本公演に関わりのある映画の上映やゲストを招いたトークショーを開催予定。上映スケジュールは決まりましたらこちらに掲載します。
・Short film 『Hammock』 30分/パレスチナ・イスラエル・日本
あらすじ
パレスチナで消息を絶った戦場カメラマン・ケンタロウ。それから三年後、娘のカナエは小学生になっていた。そんな折、遺品のカメラを手に、母モモコが帰国する。一緒にアメリカに行こうと娘に嘆願するモモコ。しかしカナエは、その申し出を拒否し、心を閉ざしてしまうが──。
パレスチナ、イスラエル、そして日本。
2007年にエルサレムとパレスチナに渡航し、そこで得たビジョンを元に編み上げた”アブラハムのお墓と祈り”についての映像叙事詩。劇中に、“祈りの音”が使用されている。
予告編リンク
https://www.oaff.jp/2020/ja/program/if04.html
https://youtu.be/_P2HYzg716I?si=Nqzb-bN0pcbmLV4D
・Short film『A mother in tears takes a child on her lap』10分/宮城県 松島・日本
開催期間:2024年1月6日(土)~8日(月・祝)
時間:13:00〜16:00
参加費:無料
定員:各日15名程度
会場:金沢21世紀美術館 シアター21
申込:Googleフォームよりご応募ください。メールでお申し込みの場合は、件名に「WS参加希望」、本文に「お名前」「メールアドレス」「電話番号(※任意)」を記載の上、inorinotoki2012311@gmail.comまでお送りください。
Googleフォーム
今回のワークショップでは、映画やドラマの撮影監督・録音技師としても活動する岸と落合が、カメラ・マイク・スピーカーなどの機材を扱い、実演も交えながら音と映像の“音像実験”を行います。
参加する日程によって内容の違うプログラムを用意していますが、全体に共通するテーマは“祈りの場所を探す”です。
様々な実験を通じて“聴く”を探求しながら、参加者それぞれが“祈り”について考える場所を作ります。
また、1/8はバリアフリー対応で、“祈り”をテーマにした映像作品を参加者全員で撮影し、それを鑑賞します。
音と映像で遊びながら、それぞれの“祈りの場所を探す”ワークショップ。
2024年のスタートを、私たちと一緒に過ごしませんか?
・1月6日(土)「祈りの場所を探す」
皆さんと一緒に機材のセッティングを行い、松島の追悼の汽笛を聴いてみます。スピーカーの向きを変えたり、
歩いて聴いてみたりしながら、“聴く”についての心と身体のストレッチをします。
そのあと、短編映画を鑑賞してみたら、そこに響く音をどう感じるでしょうか?
・1月7日(日)「祈りの音をつくる」
“祈り”をテーマにした短編映画を鑑賞し、その後ビデオカメラとマイクを使った“フィードバック撮影”にチャレンジします。
この撮影手法は、音声・映像信号の遅延を使った実験で、光と音が織りなすユニークな反映を直感的に作ることができます。
実験には技術や経験は必要ありませんので、どなたでも参加できます。
・1月8日(月・祝)「祈りの音をみる」(手話通訳と文字情報あり)
最終日は、視覚・聴覚障がい者の方々にもご参加いただけるフィードバック撮影を行います。
もちろんこの日だけの参加も可能です。
(3日間を通したプログラムではありますが、1日だけの参加でも楽しめるようになっております)
参加者が持ち寄った“祈り”に関する物、写真、映像、音声を使って撮影を行い、それをビデオカメラで収録します。
最後に、完成した映像作品を参加者全員で鑑賞します。
※1月7日、8日には、“祈り”をテーマにした作品を作り上げようとしています。
その撮影には“祈り”に関する、物、映像、音声などを使用する予定です。
ご自身が“祈り”と聞いて連想するもの、“大事にしているもの”、“大切な誰かを思い出すもの”など、どんなものでも構いませんので、もし可能ならご持参いただけると幸いです。
もし物がない場合などは、お話を聞かせていただけるだけでも大丈夫です。
※フィードバック撮影(video feedback)
ビデオカメラが撮影した映像をテレビモニターに出力し、それをまたビデオカメラが撮影すると──
映像と音が少しづつ遅れながら、まるで合わせ鏡のような像が結ばれる映像手法。
A mother in tears takes a child on her lap / async by Ryuichi Sakamoto (Life Life) from K-zone.llc on Vimeo.
劇作家宮沢章夫氏に師事し、俳優として活動する傍ら、03年より映像製作を開始。2010年、長編映画「未来の記録」が、SKIP CITYD シネマ国際映画祭、TAMANEW WAVE で最優秀作品賞を受賞、イタリアトリノ国際映画祭、米国デンバー国際映画祭などに入選。最新短編の「Hammock」が Urubino 国際映画祭 2019で「SIGNS AWARD」を受賞、2020 年大阪アジアン映画祭で「芳泉短編賞」を受賞。近年では、映画やテレビなどの撮影監督、脚本家としても多くの作品に参加している。
https://k-zone.tokyo/
茨城県出身。日本大学芸術学部映画学科録音コース卒業。現在はフリーランスとして、webCMや広告媒体を中心に撮影時の現場録音、整音~MAで活動中。近年では『奄美大島世界遺産センター』内の特設展示に携わり、島内の森の環境音や動物たちの鳴き声を1年間に渡って収録するなど、フィールドレコーディングの分野にも参加。
https://ryomaochiai.com
1979北海道生まれ。音響効果制作会社にてTVアニメ・ドラマ・映画などの音響効果制作に従事する傍ら、音像実験ユニット「衝動物」を旗揚げし、映画音楽(『未来の記録』など)および演劇やドラマなどの楽曲提供も積極的に行う。ドイツでのライブツアー活動の後、社会福祉士としてプログラミング教育や福祉分野などで新たな社会資源のデザインに身を捧げている。
1995年生まれ。北海道恵庭市出身。
札幌大谷大学芸術学部美術学科日本画コース卒業。2022年初の個展を開催。
うつ病を経験し、就労継続支援B型事業所NOVASで実績を積みながら、ロゴデザインや映画ポスター・パンフレットの制作に参加。
1979 年福岡県生まれ。大阪芸術大学音楽科卒。在学中は檜垣智也氏に師事。近年では作曲の幅を拡げるため東京フィルハーモニー元コンサートマスターの大澤昌孝氏のもとで楽器学と演奏法を学び、CM 音楽作曲などで自己研鑽に励む。岸監督とは、 2005 年以降多くの作品に参加。「雨降らしの宿から」「未来の記録」乃木坂シネマズ「Perfect | 」SBI ペット保険(CM)等。
日本大学芸術学部映画学科卒。在学中に岸建太郎監督作品に参加、卒業後は演劇やインスタレーション制作、ウェブデザインにも携わる。2021年、北海道への移住。就労継続支援B型事業所NOVASにクリエイティブ部門の職員として携わる。障碍者の独自の視点と創造力を引き出し、アートが豊かな多様性を反映するよう努めている。
佐賀県嬉野市出身。岐阜県立国際情報科学芸術アカデミーDSPコース/多摩美術大学芸術学科卒業。総合芸術としての映画表現を求めメディアアート/芸術人類学/キュレーションを学ぶ。映像制作業に従事し「PLAY!(’24)」「ワンダーハッチ('23)」「明け方の若者たち(’21)」等参加。近年は占星学を学び、自然と霊性にフォーカスしたアート活動を再開。芸術祭での作品展示など活動の場を広げている。
北海道恵庭市を拠点とし自立経済圏の構築を目指す就労福祉事業所。地元企業、牧場、公共ラジオ局と連携し、web・3D・ラジオ・動画を含むデジタルコンテンツ制作を、精神や知的・身体に障害を持つ利用者自らが制作している。㈱Honda FREED WEBCM、WoWoW テレビドラマ『ああ、ラブホテル』、『Winny( 松本優作 監督 )』『愛のゆくえ ( 宮嶋風花監督 )』他商業映画・TV ドラマ・CM への制作協力多数。
2020年、監督/撮影/脚本家/俳優の顔を持つ岸建太朗が設立。 映画、CMなどの映像制作や配給、バリアフリー上映、国外9カ国との共同制作の実績を持つ。主な映像作品に、2020年「Hammock」(大阪アジアン映画祭 芳泉短編賞)、2021年「海辺の彼女たち」(新藤兼人賞・大島渚W受賞) 、2023年
「アンド21プラス」は、地域文化の活性化を支援すべく、金沢21世紀美術館が芸術性と創造性に富み地域交流と次世代育成につながる事業を公募・採択し、共催事業として広報・制作面で主催者をサポートする事業です。アンド21+ 芸術交流共催事業
この画像は、追悼の汽笛を可視化したものです。オレンジ色の線はまるで水平線のように見え 左の模様はどこか鳥のようにも見えます。濃紺とオレンジのコントラストが織りなすこの画像は、どこか奥行きのある「海」のようにも感じられます。
合同会社K-Zone.
金沢21世紀美術館[公益財団法人 金沢芸術創造財団]
協力、宣伝美術:
就労継続支援B型事業所NOVAS