変容する家 | 東アジア文化都市2018金沢

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ARTISTS
広坂エリア

川俣 正

KAWAMATA Tadashi
《金沢スクオッターズプロジェクト 2018》のためのプラン, 2018, © Tadashi Kawamata

《金沢スクオッターズプロジェクト 2018》のためのプラン, 2018, © Tadashi Kawamata

アーティストステートメント

カワマタ、金沢スクオッターズプロジェクト

この度、金沢で行われる「東アジア文化都市」関連の国際展に参加するにあたり、美術館近くにある箔一ビルのご好意で、ビル全体を一時的に借り受け、作品化する事を考えました。

ここに滞在、制作し、以前の作品の紹介もしながら、このビルの内部、外部、ビル全体を作品として提示したいと思います。思えば、1982年から86年ぐらいまでに行った一連のアパートメントプロジェクトの流れを引き継いだ作品行為です。

このプロジェクトは、金沢21世紀美術館を含むこのビル周辺の景観の中で突如として現れた異物のように見えるかもしれません。

しかし、ここから何か違ったものが見えてくるのではないかと期待しています。

まずはこのスクオッターズビルを体験してみてください。

2018年3月パリにて
川俣正

photo: Riccardo Piccirillo
photo: Riccardo Piccirillo

1953年北海道生まれ。1979年東京藝術大学美術学部油画科卒業、1984年同大学博士課程満期退学。1982年のヴェネチアビエンナーレをはじめ、1985年「PS1 プロジェクト」(ニューヨーク)、1987年と1992年のドクメンタ(カッセル)、1987年のサンパウロビエンナーレなど国内外で多くのプロジェクトや展覧会に参加。廃材を仮設する手法で建造物や廃墟など周囲の環境と積極的に関係し、その意味を引き出したり異化したりする作品で高い評価を受ける。2005年横浜トリエンナーレ総合ディレクター。2007年よりパリ国立高等美術学校教授を務める。

ストーリー

Part1 

Part2

Part3 アーティストトーク