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怪獣と20世紀の夢 開田裕治展〜21世紀につなぐ幻想とロマンの系譜〜
 
怪獣と20世紀の夢 開田裕治展〜21世紀につなぐ幻想とロマンの系譜〜
2007年2月24日(土)〜4月8日(日)10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
 
オリジナル怪獣絵コンテスト 表彰式&応募作品全展示
 
<協賛>
金沢白鳥路ホテル 郷土料理の宿さんなみ 株式会社バンダイ ホビー事業部 株式会社富士見書房 ProjectBLUE
 
<協力>
角川ヘラルド映画株式会社
株式会社サンライズ
株式会社創通エージェンシー
株式会社タカラトミー
株式会社円谷プロダクション
東宝株式会社
ヘッドギア
リビングハウス食器の丸一
怪獣と20世紀の夢 開田裕治展〜21世紀につなぐ幻想とロマンの系譜〜2007年2月24日(土)〜4月8日(日)デザインギャラリー 入場無料
オープニング企画「開田夫婦漫才形式社会科見学と小谷真理トーク」2007年2月24日(土)14:00〜17:00レクチャーホール 入場無料
「幻想とユートピア〜怪獣映画の魅力を探る」 唐沢俊一講演『怪獣と20世紀の夢』2007年3月24日(土)16:00〜、2007年4月7日(土)16:00〜 金沢21世紀美術館シアター21
「空想としての怪獣」開田裕治
空想する事は人間だけに与えられた特権です。
古代より人間はこの世に存在しない様々な生き物の姿を空想の中から紡ぎ出してきました。人智を越えた存在として、あるいは人を戒める神の代行者として、ドラゴンは火を吐いて空を舞い、麒麟は千年の時を生きて地を走り、舟幽霊は柄杓で海水を汲み漁船を沈めてきたのです。
近代になり鉄とガラスの大都会が出現した20世紀になると、空想の怪物達は「怪獣」という新たなカテゴリーを得て爆発的にその眷属を増やしました。
どれほど怪獣馬鹿、もとい、怪獣博士を自認する人であっても、現在までにテレビやスクリーンに登場したすべての怪獣の名前を諳んじられる人は、おそらくいないでしょう。なぜ人はこれほど多くの怪獣を想像し、キャラクターとして造形してきたのでしょうか?
そう、怪獣はただ大きくて変わった形をしてビルを壊す迷惑なだけの生物では無いのです。空想によって産み出された怪獣は、見る人を刺激して更に新たな空想を産み出させるのです。
何でこんなにでかいのだ。こいつはどこから来てどこに行くのだ。こいつが街の中を歩く様はどんなだろう。夜の石油コンビナートにはこいつが絶対お似合いだ。ビルの影からこいつが姿を現したらどんなにか恐ろしいだろう。等々。
それはまったく持って何の役にもたたない空想ですが、空想が人間の特権であるならば、役に立たない空想こそもっとも人間的な空想と言えるのではないでしょうか。私も怪獣イラストレーターとして数多くの作品を描いてきましたが、私の絵を見ても腹がふくれるわけでも寒さがしのげるわけでもなく、これもまた何の役にもたたない空想の産物です。でも何故か私の怪獣画は全てクライアントが作成を依頼してきた商業美術作品であり、プラモデルやビデオソフトのパッケージとして、壁を飾るポスターとして世間のお役に立ち、対価を産んで私の生活を支えてくれているのです。
空想も役に立つ!
どうか世にも珍しい役に立つ私の空想を見てやってください。そして、ほんの少しでも空想する楽しさに触れていただけましたなら、私はとても嬉しくなるのです。
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出演者プロフィール
 
開田裕治 開田裕治
1953年兵庫県生まれ。京都市立芸術大学卒業。イラストレーター。東京在住。子どもの頃から怪獣映画、特撮映画が大好きで、美大在学中から怪獣映画を中心にした同人誌活動を開始。卒業後は東京に居を構え、ファン活動で得たコネクションからイラストレーターとしての仕事を得てプロデビュー。主に怪獣やロボット等のキャラクターイラストを雑誌、単行本、ポスター、プラモデルパッケージや映像ソフト、音楽ソフトのパッケージ等のために制作する。1995年公開の『ガメラ 大怪獣空中決戦』に衝撃を受けて同人誌熱が再燃。以降、コミックマーケットにサークル「ガメラが来た」で参加し、同人誌「特撮が来た」を主宰。現在に至る。
○主な仕事
ガンダムシリーズのプラモデルパッケージ、約100点を制作。ウルトラシリーズなどの特撮作品の映像ソフトパッケージ、百数十点制作。東京国際ファンタスティック映画祭ポスター制作(第4回、第15回)。雑誌「宇宙船」表紙イラストを創刊号から8年間担当。劇団☆新感線『ゴローにおまかせ3』ポスターイラスト制作。その他、アニメや特撮映像作品のキャラクターイラストレーションを多数手掛ける。
ホームページ:開田無法地帯
開田あや 開田あや
千葉県出身。官能小説作家。オタク系雑文ライター。コミケで「うる星やつら」のランちゃんのコスプレをしていて開田裕治と知り合い結婚。女性下着の販売員から、オタ系のライターになり、現在は官能小説の執筆が主な仕事。「開田無法地帯」 のサークル名でコミケに参加。オタク仲間達とオタクな旅の同人誌「ぶらりオタク旅」を主宰・発行している。
  小谷真理
1958年富山生まれ。SF&ファンタジー評論家。日本SF作家クラブ会員。著書『女性状無意識』(勁草書房)で94年度日本SF大賞受賞。共訳書『サイボーグ・フェミニズム』(ダナ・ハラウェイほか、水声社)で91年度日本翻訳大賞思想部門受賞。ほかの著作は、『テクノゴシック』(集英社)、『星のカギ、魔法の小箱』(中央公論新社)など。現在、<日本経済新聞>(水曜読書欄)で「目利きが選ぶ三冊」を連載中。
  唐沢俊一
1957年、札幌生まれ。作家、評論家。怪獣映画、アニメ作品など、昭和高度経済成長下における映像文化を通して日本を語ることをライフワークとしている。トンデモ本の収集・研究を行う団体『と学会』の創設・運営会員であり、また『トリビアの泉』『世界一受けたい授業』などの人気番組で雑学のオーソリティとしても活躍中。著書に『ガメラ創世記』『B級学』『トンデモ一行知識の世界』など。現在までにその著作は100冊以上。
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