みんなの美術館 みんなと美術館 トークプログラム[手話通訳あり]

コミュニケーションはひとつじゃない ―手話裁判劇『テロ』の創作を通して―

2023年10月15日(日)

インフォメーション

期間:

2023年10月15日(日)
11:00〜12:30(開場10:45)

会場:

金沢21世紀美術館 シアター21

参加費:

無料

定員:

110名(事前予約優先)

お問い合わせ:

金沢21世紀美術館 交流課
TEL 076-220-2811
(火〜日、祝日10:00〜18:00)

概要

劇作家で演出家のピンク地底人3号さんは、昨秋、兵庫県神戸市で、耳が聞こえない俳優と聞こえる俳優、そして目の見えない俳優11名が出演する舞台、手話裁判劇『テロ』を演出しました。彼が身体的特性の異なる出演者をどのように選んだのか? 演者とスタッフはどのようにして舞台を共創したのか? どんな人たちが観劇したのか?

今回のトークでは、この舞台の創作にまつわるエピソードをご紹介いただき、金沢21世紀美術館が地域の人にとって「見る・見せる・表現する」開かれた場となるための参考にしたいと考えています。

金沢21世紀美術館は「多様性が尊重され、芸術文化を通じた社会参加が多くの人によってなされる美術館」を目指しています。その一環として、3号さんと金沢の人たちが出会う場を作り、そこでどのようなつながりや変化が生まれるか、「ワクワクする種まき」を実施しており、今回は昨年の舞台に出演した関場理生さんと山口文子さんも交えてトークを行います。

来年は戯曲講座や新作舞台を予定しています。どうぞお楽しみに!

ゲスト

  • ピンク地底人3号(劇作家・演出家)

    生者と死者の境界を曖昧にしながら社会を描く、苛烈な会話劇を得意とする。近年は手話を使った作品を立て続けに発表。セゾン文化財団セゾン・フェローⅡ(2023-2026)助成。
    2021年『華指1832』(第66回岸田國士戯曲賞最終候補作品)、2022年 KAVCプロデュース手話裁判劇『テロ』(第1回関西えんげき大賞最優秀作品賞/観客投票ベストワン賞 ダブル受賞)。

  • ピンク地底人3号 コメント

    こんにちは。京都の地下から這い出してきました、ピンク地底人3号です。これからもちょくちょく金沢に顔を出します。仲良くしてください。一緒に演劇を楽しみましょう。

  • 関場理生(せきば りお / 俳優)

    幼少期より全盲。日本大学芸術学部演劇学科卒。2021年、ジェニー・シーレー演出『テンペスト—初めて海を泳ぐには—』出演。ナレーターとしてみみよみナレーション事務所、またePARA Voiceに所属。ダイアログ・イン・ザ・ダークのアテンドも努める。

  • 山口文子 (やまぐち ふみこ / ろう俳優)

    「舞台観劇」の趣味が高じて聴覚障害者と舞台をより身近にするために33歳で演劇活動を始める。舞台のアクセシビリティを普及するべく現在、年1回程舞台に出演。京都のノンバーバルシアター『GEAR』の手話案内スタッフも務める。

予告

  • ピンク地底人3号の戯曲講座―初級編―
    「セリフを書いてみよう!!」
    2024年2月予定

Images

クレジット

主催:

金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]

協力:

新開地アートひろば[旧名称:神戸アートビレッジセンター(KAVC)/指定管理者:公益財団法人神戸市民文化振興財団]
社会福祉法人石川県聴覚障害者協会
社会福祉法人石川県視覚障害者協会

後援:

北國新聞社