「甲冑の解剖術 ―意匠とエンジニアリング の美学」関連プログラム

トーク・セッション[2] ナイル・ケティング × 真鍋大度(ライゾマティクス)

2022年5月8日(日)

インフォメーション

期間:

2022年5月8日(日)
14:00〜15:30

会場:

金沢21世紀美術館 シアター21

定員:

一般110名(要事前申し込み・先着順)

料金:

無料

申込方法:

●一般[4月20日(水)10:00 より受付開始]
一般Web申込フォーム
・お申込み後、2日以内に担当者より申込受付完了のご連絡をいたします。

お問い合わせ:

金沢21世紀美術館 学芸課
TEL 076-220-2801
または
kacchu2022@gmail.com

概要

セノグラフィー、データビジュアライゼーションの役割を担ったナイル・ケティングと真鍋大度(ライゾマティクス)が、本展を作り上げてゆくプロセスやコンセプトを語ります。


ナイル・ケティングによるステイトメントから(以下抜粋)

 本展におけるセノグラフィーは、甲冑を中心に据え、武士の美徳、教養や所作などを説いた当時の文献などからインスピレーションを受けています。そこでは現代の生活環境を取り巻く、公共空間のデザイン、情報やインターフェースの言語などが融合し、異なるマテリアルと時代が、共鳴しあう空間が生み出されています。
 防衛という力を極限まで突き詰めた先に見える甲冑のエネルギーは、脆く、儚い生命のシールドであり、ヒーローのいない未来をサヴァイブしていくヒントとなるのではないでしょうか。


ライゾマティクスによるステイトメントから(以下抜粋)
 
ーそこで本作の制作にあたり、伊達政宗が纏った黒甲冑のレプリカを実物を傷つけずにCTスキャンすることにより、肉眼では観察不可能な甲冑の断面形状や内部構造を様々な手法を用いて可視化を行った。
 とくに内部構造については肉眼では観察不可能なため、これまで調査が限定的であり、今回着目するに相応しいと考えた。

登壇者

  • Nile KOETTING ナイル・ケティング

    ナイル・ケティングは、サウンド、映像、照明など様々なメディアを通じ、現代的なアンビエンスや空間を生み出す作品で国際的に活躍をするアーティスト。近年の主な展覧会に、「Remain Calm (Air氣)」タイクーンコンテンポラリー、香港 (2021)、「タイビエンナーレ」(2021-22)、「Remain Calm」シャルジャ・アート・ファウンデーション、シャルジャ(2020)、「Anticorps」、パレ・ド・トーキョー、パリ (2020)、「保持冷静 | Remain Calm 」、センター・ポンピドゥー x ウエストバンド美術館、上海(2019-20)、「曖昧な関係」、銀座メゾンルエルメスフォーラム (2017)など。

  • 真鍋大度/Rhizomatiks ライゾマティクス

    技術と表現の新しい可能性を探求し、研究開発要素の強い実験的なプロジェクトを中心に、ハード・ソフトの開発から、オペレーションまで、プロジェクトにおける全ての工程に責任を持ち、人とテクノロジーの関係について研究しながらR&Dプロジェクトや作品制作を行う。また、外部のアーティストや研究者・科学者などとのコラボレーションワークを通じ、カッティングエッジな表現作品、研究を世の中に発表している。
    https://rhizomatiks.com/

委託:

  • 令和4年度日本博主催・共催型プロジェクト

関連リンク

クレジット

主催:

金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁

特別協力:

井伊美術館、石川県立歴史博物館、大阪城天守閣、東方文化支援財団