EXHIBITION展覧会
主催展覧会2015
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ザ・コンテンポラリー1
われらの時代:ポスト工業化社会の美術
2015年4月25日(土) - 2015年8月30日(日)
いつの時代にあっても、時が経てば、自ずと「コンテンポラリー(同時代)」が変わります。同時代の美術を対象とする金沢21世紀美術館も開館してから10年が経ちました。これを機に、「ザ・コンテンポラリー」と題して改めて美術の今を問い直す3つの展覧会を開催します。本展はその第一弾として日本に焦点をあて、主に2000年以降に活躍する作家10人(組)をご紹介します。 キーワードは「関係性」「日常」「メディア」「ヴァナキュラー」です。日本はいま、自動車産業や建設業といった工業を中心とする社会からサービス業や情報産業へ軸足を移した社会へと変化してきています。また、少子高齢化や地方の疲弊の進行、孤独死の増加といった新たな社会問題が生まれる中で、その緩和や解消の方法のひとつとして「つながり」をつくろうとする試みや、「地域」の魅力を再評価しようとする動きも強まっています。一方、SNSやスマートフォンによる常時接続の普及など個人メディアが刻々と発達と進化を遂げる時代でもあります。本展ではこのような今の日本の姿を「ポスト工業化社会」という言葉で表しました。こうした時代に生きる10人(組)の作品を通じて、今の美術を探ります。
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ARCHITECTURE FOR DOGS 犬のための建築
2014年12月6日(土) - 2015年5月10日(日)
「犬のための建築」は、デザイナー・原研哉氏のディレクションのもと、犬の尺度で建築を捉えなおすことで 新たな建築の可能性を模索する、犬と人間の幸福のための真摯な建築プロジェクトです。 2012年11月に公式サイトがオープンし、世界をリードする建築家・デザイナー13組がデザインした「犬のための建築」13作品が、フリーダウンロードできる設計図と共に公開されました。公式サイトでは、設計図をもとに自作した「犬のための建築」の写真を投稿することができ、インタラクティブな交流の場にもなっています。また2012年12月にマイアミの「Design Miami/」にて最初の展覧会が開催された後、ロサンゼルスのロングビーチ・ミュージアム、TOTOギャラリー・間、四川省のZHIアート・ミュージアムに巡回した後、今年2014年に金沢21世紀美術館でも展覧会を開催する運びとなりました。本展では、「犬のための建築」28件31点が、長期インスタレーションルーム、デザインギャラリーと交流ゾーンにかけて一堂に展示されま す。柴犬・スピッツ・パグといった具体的な犬種を特定してデザインされ、それぞれの建築家・デザイナーの個性もにじみ出ている作品の数々をじっくりとご堪能いただけます。 デザインギャラリーでは、「人間と犬のスケールを調整する装置」というコンセプトはそのままに、10数種の形態バリエーションに展開した原研哉氏による《D-TUNNELのボレロ的展開》が、実寸大もしくは縮尺模型として公開されます。また、東京展で投稿された一般の方からのアイディアの中から選ばれた《すきま椅子》は日本初公開となります。 「犬」を通して「建築」の領域を広げてくれる本展覧会、どうぞご期待ください。 企画・ディレクション:原研哉 共同企画:Imprint Venture Lab 参加作家:アトリエ・ワン、伊東豊雄、MVRDV、隈研吾、コンスタンチン・グルチッチ、妹島和世、トラフ建築設計事務所、内藤廣、坂茂、藤本壮介、ライザー+ウメモト、原デザイン研究所、原研哉
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ジャパン・アーキテクツ
3.11以後の建築
2014年11月1日(土) - 2015年5月10日(日)
2011年3月11日に起きた東日本大震災は、建築家と建築界に大きな意識の変化をもたらしました。津波の圧倒的な破壊力に、建築物を強化するだけでは解決できない問題を突きつけられると同時に、人と人との繋がり、地域と人の関係といったソフト面からのアプローチがいかに大事かを考えさせられたのです。さらに未曾有の惨事となった原発事故はエネルギー問題に対しての意識と危機感を急激に高め、環境やエネルギーとの関係に配慮した設計が、今までに増して切実に求められるようになりました。さらにマクロに見ると、少子高齢化に向かい、住宅や公共施設がだぶつくと言われるこれからの日本において、建築家がどのような役割を果たし、どのような未来を描こうとするのか、批判と期待の両方をもって問われるでしょう。こうした社会の変化に自分なりの考え方や手法で向き合う25組の建築家の取り組みを紹介します。
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