EXHIBITION展覧会
主催展覧会2011
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イェッペ・ハイン 360°
2011年4月29日(金) - 2011年8月31日(水)
デンマークの若手作家、イェッペ・ハインの、美術館における日本で初めての個展。7つの展示室と廊下を舞台に、観客との関係を生み出すユーモアあふれるインスタレーション作品など10点を展示します。タイトルの「360°」には、全方位に開かれた金沢21世紀美術館の建物にちなみ、見る人との関わりを大切にしたいという思いと、鏡や光を使った回転する作品などによって、空間がぐらつくような体験を引き起こしたいという思いが込められています。空間と戯れる、参加体験型の展覧会です。
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サイレント・エコー コレクション展 I
2011年4月29日(金) - 2011年7月18日(月)
「どうしたというのだろう?音楽はためらうように、うねりながらはじまった。散策か行進のように。夜の世界を歩む神のように。ミックの外の世界はにわかに凍りつき、音楽のあのすべり出しの部分だけが、胸の中で赤く燃えていた。そのあとの音楽は耳にもはいらず、彼女はただ拳を固く握りしめ、凍りついたようにすわったまま待ち受けていた。しばらくすると、音楽はふたたびはげしく、声高にうたいだした。もはや神とは何の関係もなかった。これこそミックであり、昼日中を歩むミック、夜をただひとり歩くミック・ケリーだった。・・・この音楽は彼女であり、ほんとうの、ありのままのミック自身であった。」(カーソン・マッカラーズ、河野一郎訳『心は孤独な狩人』新潮社、1972年、pp147-148) 1973 年にルクセンブルグ生まれたツエ・スーメイは、音楽をモチーフとする作品世界で注目されています。カーソン・マッカラーズの小説「心は孤独な狩人」で語られる音楽観、人と音楽の世界と深く共鳴し合うスーメイの代表的な作品を招き入れ、2011年度のコレクション展では、未だ語られたことのない当館コレクションの潜在的世界を展観します。身体、音、技術の融合や連鎖的なつながりの中で生み出される世界こそが音楽であり、かたちが造形芸術である所以も同様に自己、技術、対象の完全な融合によって作り出される世界であるという観点において、コレクション作品の新たな様相を浮き彫りにします。
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ピーター・マクドナルド: 訪問者
2011年4月16日(土) - 2012年3月20日(火)
「金沢若者夢チャレンジ・アートプログラム:美術館はメディエーター」 今年度の「金沢若者夢チャレンジ・アートプログラム」(*1)では初の試みとして海外のアーティストに着目。イギリス在住の若手アーティストで世界が注目するピーター・マクドナルドを招聘し、アート・プロジェクトを展開します。「描くこと」を通じて、人と関わり、ジャンル、ジェンダー、国境、日常と非日常、といった境界を軽やかに超えてゆくマクドナルドを核とし、メンバー(*2)が彼の活動に参画することによって、コミュニケーションの多様性と可能性を体験します。館内での絵画作品展示(長期インスタレーションルーム)と壁画インスタレーション制作(展示室13)に始まり、一年を通してこれらの空間を舞台に様々なプログラムを随時併催します。マクドナルドと若者たちが金沢の町や人と交流しながら、作家の絵画世界が町のなかに徐々に浸透し、絵画という根源的な表現言語を通じて、人と人、人と場がしなやかにつながることを目指します。 *1 スウェーデンのストックホルム近代美術館の「ゾーン・モデルナ」の方法論を導入し、平成19(2007)年に立ち上げた金沢21世紀美術館の独自のプログラム。18~39歳の若者を主要な対象とし、アーティスト・イン・レジデンス、ワーク・イン・プログレス、ワークショップを組み込んだ長期プロジェクト型の展覧会。プログラム参加者は、共同作業を通じて、自己像や世界像を再発見し成長していく。過去4回の国内での成果を踏まえ、平成23年度より当館の美術館活動のキー概念「美術館はメディエーター」を集大成するモデルケースとして本事業を展開する。 *2 メンバー: 壁画制作メンバー(活動期間:4/20〜6/5):9名 プロジェクト・メンバー(活動期間:6/5〜2012/3月末):12名
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MADE IN JAPANの置時計 1960年代を中心に
2011年2月5日(土) - 2011年5月29日(日)
今なお新鮮な印象を与える昭和の置時計。鮮やかなプラスティックの色彩や流線型のフォルム、遊び心がある文字盤など斬新なデザインに驚かされます。本展では、金沢在住のコレクター山田訓氏が集められた約1000点の国産置時計のうち約400点を紹介いたします。これだけの国産置時計を一堂に揃えて展示するのは全国でも初めての試みとなります。日本の戦後デザイン史の一端を伝える国産置時計の魅力にぜひ触れてみてください。 ○「MADE IN JAPANの置時計 1960年代を中心に」解説書がダウンロードできます。 ダウンロードはこちらから(PDF: 2.5MB)
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Collection Exhibition: Invisible Reality
コレクション展「目には見えない確かなこと」
2010年9月11日(土) - 2011年4月10日(日)
1980年代以降に制作された作品を中心とする当館コレクションを紹介する展覧会です。複雑な視点を織り交ぜ、価値観の変化や転換と呼応する先鋭的な作品を展示し、現代社会の諸問題を問いかけます。
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