コレクション展1 あなたが物語と出会う場所

2015年5月26日(火) - 2015年11月15日(日)

今回の「コレクション展1」のテーマは、「あなたが物語と出会う場所」。古くから人は様々な物語を作り出してきました。自然物や身の周りの道具、また人の生活や一生といった身近な存在、宗教、また宇宙や歴史といった我々を創りだした大きな時間や空間からもたくさんの物語が生まれています。美術もそれに寄り添い、たくさんの物語を作品として表現してきました。

この展覧会では、金沢21世紀美術館のコレクションを中心に13点の作品を紹介します。何かの物語が込められている作品が展示されている一方で、見る側が展示された作品やそれの置かれた空間から自分だけの物語を紡ぎだす場合もあります。自分の作る物語はそこにある作品に向き合うことで変化し、これまで自分ですら気づかなかった新たな思考へと繋がっていくことでしょう。

島々のように点在する七つの展示室(恒久展示 カプーア作 “L’Origine du monde”を含む)を巡りながら、作品と出会うことによって、自分のこころの中にどんな物語が生まれるのでしょうか。

ザ・コンテンポラリー1

われらの時代:ポスト工業化社会の美術

2015年4月25日(土) - 2015年8月30日(日)

いつの時代にあっても、時が経てば、自ずと「コンテンポラリー(同時代)」が変わります。同時代の美術を対象とする金沢21世紀美術館も開館してから10年が経ちました。これを機に、「ザ・コンテンポラリー」と題して改めて美術の今を問い直す3つの展覧会を開催します。本展はその第一弾として日本に焦点をあて、主に2000年以降に活躍する作家10人(組)をご紹介します。
キーワードは「関係性」「日常」「メディア」「ヴァナキュラー」です。日本はいま、自動車産業や建設業といった工業を中心とする社会からサービス業や情報産業へ軸足を移した社会へと変化してきています。また、少子高齢化や地方の疲弊の進行、孤独死の増加といった新たな社会問題が生まれる中で、その緩和や解消の方法のひとつとして「つながり」をつくろうとする試みや、「地域」の魅力を再評価しようとする動きも強まっています。一方、SNSやスマートフォンによる常時接続の普及など個人メディアが刻々と発達と進化を遂げる時代でもあります。本展ではこのような今の日本の姿を「ポスト工業化社会」という言葉で表しました。こうした時代に生きる10人(組)の作品を通じて、今の美術を探ります。