コレクション展 II

2007年9月15日(土) - 2008年4月13日(日)

金沢21世紀美術館のコレクションを紹介します。とりわけ、複雑な視点を織り交ぜ、社会の価値観の変化や転換と呼応するような作品を展示し、社会における人間の表現を問い直します。

開館3周年記念:美術館・友の会共同事業

金沢の包み紙展

2007年9月14日(金) - 2007年10月21日(日)

デザインギャラリーでは、今年度より、金沢のデザインについて考えていくシリーズを展開していきます。その第1弾として、私たちが日常で目にし、手にする身近なデザインのひとつである「包み紙」について取り上げます。

地域の方々のご協力により、現在使われているものから、懐かしい包み紙まで約100点もの包み紙が集まりました。日常にあふれる「包み紙」という何気ない素材にはそれぞれの店の思いが託され、デザイン化されています。個々の包み紙のユニークさばかりでなく、集まってみると金沢らしい共通点が明らかになってきました。

包み紙のデザインから金沢の文化までも感じていただけることと思います。


〈包み紙のあゆみ 〉
包み紙が一世風靡した時代は終わってしまった?かつて、包み紙は広告としての宣伝効果もあり、きれいな包み紙趣味として集める人たちもたくさんいました。改めて「包み紙」のあゆみを振り返ってみます。

〈金沢の包み紙:デザイン分析〜和菓子を中心に〜 〉
包み紙の読み解き方のヒントを紹介します。「ジャンル」「パターン」「モチーフ」「色」「時代」などのキーワードから、それぞれ包み紙の個性が見えてきます。

〈友の会プロジェクトチームによる 金沢の包み紙文化〉
プロジェクトチーム5名がそれぞれ、特徴ある包み紙を責任担当。一枚の包み紙を深く知ることによって、デザインの背景にある金沢の文化が一層浮き彫りになっていきます。

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http://www.kanazawa21.jp/designgallery/tsutsumigamiproject.html

〈金沢若者夢チャレンジ・アートプログラム〉

日比野克彦アートプロジェクト「ホーム→アンド←アウェー」方式

2007年8月7日(火) - 2008年3月20日(木)

10年以上にわたり全国各地で地域に即した制作活動を続けてきたアーティスト日比野克彦が、アートスクールを開校。美術館と町を舞台に金沢を拠点としたアートのネットワークを構築します。アートが人と地域をつなぎ、金沢から全国へと伝播していく実験的なプロジェクトです。

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http://www.kanazawa21.jp/exhibit/asatte/index.html

パッション・コンプレックス:オルブライト=ノックス美術館コレクションより

2007年8月1日(水) - 2007年11月11日(日)

コリー・アーケンジェル、シュテファン・バルケンホール、デイヴィッド・バチェラー、ルイーズ・ブルジョワ、ソフィ・カル、ジョン・コプランズ、ピーター・コイン、ダン・フレイヴィン、デイヴィッド・ハモンズ、モナ・ハトゥム、ジム・ランビー、キャサリン・オピー、ローリー・シモンズ、ジェフ・ウォール、ジリアン・ウェアリング 。1862年以来、常に「今」を映し出すアーティストに注目してきたアメリカのオルブライト=ノックス美術館の壮大なコレクションより、現代を代表する傑出した15作家の作品約40点を展観します。

彼らは、生活のなかのごくありふれた風景や、人のふるまいを鋭い視点でとらえています。その作品は、ビニール袋や蛍光灯など日常の身近なものをモチーフとしながら、サイズや色の変換など単純な操作によって、忽然と未知の、非日常の世界を私たちの前に現出させます。

作品の、一見すると明快で美しく、親しみやすい装いのもとに隠された、逃れがたい過去の記憶や執着、日常に潜む不条理や現実逃避への欲望 —— 先鋭的で勇敢な作家たちとともに、普段は心の奥深くに隠された激情の領域にお出かけください。

★特設サイトはこちら
http://www.kanazawa21.jp/exhibit/p_complex/

ジリアン・ウェアリング
《17歳の自画像、アルバムより》2003
©Gillian Wearing Courtesy: Maureen Paley, London

ガーリッシュ・カルチャー

GIRLISH CULTURE <リカちゃん>少女のあこがれ史 40年

2007年7月21日(土) - 2007年9月9日(日)

最近、「ガーリィ」や「ガーリッシュ」という言葉が使われるようになってきています。女の子を表す「ガール(GIRL)」からきているこれらの言葉は、ややマイナスイメージに使われる「少女趣味」という言葉に対し、もっと女の子が大好きな、女の子っぽいアイテムやデザインを堂々と楽しもうという意気込みにも感じられます。

今回の展覧会は、ガーリッシュの元祖とも言える「リカちゃん人形」に焦点をあてます。今年40周年を迎える「リカちゃん人形」は、時代とともに変化する女の子のあこがれを形にしながら、40年という長い間に渡って人気を保ち続けているといえるでしょう。リカちゃんの40年をたどりながら、女の子がずっと変わらずあこがれているもの、あるいは時代とともに移り変わるものを見ていきます。


(1)あこがれのヒロイン 少女マンガから誕生したリカちゃん
女の子なら誰だって少女マンガのヒロインに憧れたことがあるのではないでしょうか。リカちゃんが生まれた1967年はまさに少女マンガの人気が急に高まりだした頃。なかでも人気の牧美也子さんの絵がリカちゃんのモデルになりました。完璧な美人というよりは、ちょっと鼻ぺちゃでかわいい女の子というリカちゃん。身近なヒロインは、たちまち女の子たちの人気者になりました。

(2)あこがれの職業  リカちゃんファミリーの華麗なるキャリア
リカちゃんファミリーをみまわしてみると、その華麗なキャリアに圧倒されます。ママはファッションデザイナー、パパは世界を飛び回る指揮者、おじいちゃんは外交官、おばあちゃんはスイス大使館勤務とあこがれの職業が勢ぞろい。いったいリカちゃんは大人になったら何になるのでしょうか。第一生命調査による2006年女の子の憧れの職業ベスト3は、1位食べ物やさん、2位保育園・学校の先生、3位看護婦さん。リカちゃんやリカちゃんのお友達も、憧れの職業にチャレンジしています。

(3)あこがれの暮らし マイホーム・ドリームの変遷
リカちゃん人形のはじまりは、リカちゃんハウスからってご存知ですか? 子どもたちが楽しめるドリームハウスを作ろうというプロジェクトがやがて、そのハウスに暮らす女の子の人形をも生み出しました。リカちゃんの住む家はいつだって、あこがれの生活がいっぱい。子ども部屋が始めて登場したり、2階建ての家、大きなリビングの家、そして今はハートヒルズと、リカちゃんの住まいは時代とともに変化していきます。最初はヨーロッパ風の豪華な家具や装飾品に囲まれていたリカちゃんのうちは、しだいにシンプル・モダンに変わってきます。でも、やっぱり女の子の大好きなピンクや白、パステルカラーは欠かせません!

(4)あこがれのファッション 最先端のガーリッシュ・ファッション
ガーリッシュを代表するリカちゃんとしてはファッション抜きに語ることはできません。リカちゃんは女の子のかわいらしさとかっこうよさをとことん追求する女の子です。フリフリドレスももちろん大好きだけれど、近頃はブランドにも目覚め、いろんなファッションに挑戦しています。

★特設サイトはこちら
http://www.kanazawa21.jp/designgallery/girlishculture.html

アトリエ・ワン いきいきプロジェクトin金沢

2007年4月1日(日) - 2007年9月17日(月)

塚本由晴と貝島桃代の2人の建築家ユニット「アトリエ・ワン」が、金沢の街を調査し、いきいきとした空間を提案します。これまで「動く家具」や「移動する教室」など、地域での調査をもとにユニークな提案を行ってきたアトリエ・ワン。本プロジェクトでは、地域の活動と建築家とのコラボレーションの可能性を探ります。

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http://www.kanazawa21.jp/exhibit/atelier_bow_wow/index.html

アトリエ・ワン
《ファーニ・サイクル》2002
金沢21 世紀美術館蔵