加藤裕三の |【おまけ】|の夢

2005年7月14日(木) - 2005年8月7日(日)

赤いパッケージで親しまれるおもちゃ付グリコ −− おもちゃの小箱をあける瞬間のときめきは、多くの人に共有されてきました。グリコのおもちゃは、現在も大人をふくめた「おまけ」(食玩)ブームをつくり出していますが、その80年の歴史に大きな転機をもたらしたのが加藤裕三です。1987年〜1993年に彼が世に送り出した約150点のプラスティック作品は、「動くおもちゃシリーズ」として大ヒットしました。このシリーズは、作家個人による表現と、企業の商品企画が見事に融合した例としても先駆的な意味をもっています。今回の展覧会は、作品と木の原型(プロトタイプ)・アイデアスケッチ・制作図面などを展示し、加藤裕三の豊かな遊びの世界にじかにたっぷり楽しみながら、シリーズ企画自体の独創性を感じ取っていただきます。

マシュー・バーニー:拘束のドローイング

2005年7月2日(土) - 2005年8月25日(木)

この展覧会は、アメリカを代表する若手現代作家の一人、マシュー・バーニーの日本での初の個展です。また、日本をテーマにした新作の、世界に先駆けてのプレミアム発表となります。

新作『拘束のドローイング9』は、「捕鯨」と「茶道」といった日本の文化をテーマに、映画、彫刻インスタレーション、写真など多彩なメディアで展開される作品です。またパートナーであるアイスランド出身のボーカリスト、ビョークが映画音楽と展示インスタレーションの音楽を担当。バーニーと映画においても共演するなど、話題を呼ぶ内容となっています。

これにあわせて、この展覧会では、1980年代後半より制作している『拘束のドローイング』シリーズすべてを展示します。この『拘束のドローイング』は、主にドローイング、映像、彫刻から構成される連作です。『拘束のドローイング』には、そのタイトルから連想されるように、ドローイングを行う際に身体に拘束、制限を与え、そこから生まれる未知の形に挑戦するという意味があります。人間の身体とそれを取り巻く世界、あるいは身体内での活動、エネルギーの問題を主題とする作品なのです。

クールな視点でとらえられた日本の風景やバーニーとビョークが鯨に変身する華麗な場面による映像、展示空間をうめるダイナミックな彫刻、金沢21世紀美術館という円形で透明な建物の中で心躍る光景が展開されるでしょう。

★特設サイトはこちら
http://www.kanazawa21.jp/exhibit/barney/index.html

Matthew Barney  
Drawing Restraint 9, Production Still 2004
Photo: Chris Winget Courtesy Gladstone Gallery, New York
©2004 Matthew Barney

第100回 杜の賑いインいしかわサテライトイベント金沢会場

TEWAZAニューウェーブ展

2005年6月28日(火) - 2005年7月10日(日)

各地の伝統芸能や文化の魅力を発掘し紹介する人気イベント「杜の賑い」の第100回が石川県で開催されます。

「TEWAZAニューウエーブ展」は、そのサテライトイベントとして21世紀美術館デザインギャラリーに輪島塗、山中漆器、九谷焼といった石川ならではの分野から若手作家を選出し、従来のワクを越えた意欲的な作品を集める特別展です。伝統芸能いしかわの地から生まれた新しい創作の息吹。思わず使いたくなる手のぬくもりと新しい和の感性。現代のアルチザンが創る「用の美の世界」をお楽しみ下さい。