主催展覧会
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アイ・チョー・クリスティン 霊性と寓意
2018年4月28日(土) - 2018年8月19日(日)
アイ・チョー・クリスティン(Ay Tjoe Christine, 1973-)はインドネシアの西ジャワ州バンドン出身の、インドネシアで活躍している現代アーティストです。彼女はドライポイントなどの凹版印刷の技術を習得した後、テキスタイルデザイナーとしてキャリアを積み、2000年頃からアーティストとしての活動を本格的にスタートさせました。 キリスト教の説話や精神的主題に基づいて表現を行うアイ・チョーの作品は、人間の不完全性や二面性についての深い洞察に裏付けられています。とりわけ絵画における飛び散るような色彩の断片は自身の揺れ動く感情の在りようを示す一方、カンヴァスの余白との魅力的な調和をみせる抽象化されたイメージには、万物と人間との関係性を探求するアイ・チョーの真摯な姿勢が現れているようです。 アイ・チョーの日本の美術館での初個展となる本展は、活動初期のドライポイントやドローイング、具象から抽象の間で表現の可能性を探求してきた油彩画群、ソフトスカルプチャーや大規模なインスタレーション、さらに本展のために制作された新作の大型絵画など、約50点の作品を通して、およそ20年にわたる多角的な創作活動の成果をご紹介いたします。
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アペルト08
七搦綾乃
2018年4月28日(土) - 2018年9月24日(月)
七搦綾乃(1987-)は山や森などの雄大な自然や、虹や霧などのはかなく消えていく自然現象をテーマとし、そこに独自の解釈や見立てを交えて木彫作品にします。本展で出品される、「rainbows edge」のシリーズでは、乾燥させたバナナの柄など、干からびた植物の形態と、布をかぶった自身の姿を合体させています。乾燥してよじれた植物のパーツと滑らかに仕上げられた布(身体)の部分が合体した様子は、若さと老いが同居しているような、もしくは布の中に奇妙な生物が隠れているような不穏な印象を与える一方で、仏像や神像のような静ひつさや、見てはいけないものを見てしまったような畏怖をも感じさせます。 みずみずしい生物が、年老い、枯れて、乾燥し、ゆっくりと形を変えていく、その変化の中に美しさを見いだす七搦の視線は、それらを忌避しがちな現代社会に生きる我々の価値観を大きく揺さぶることでしょう。
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ルナ・イスラム 《縮尺(1/16インチ=1フィート)》
2018年4月28日(土) - 2018年6月24日(日)
所蔵作品の中から1点を選び、当館初展示となるルナ・イスラム《縮尺(1/16インチ=1フィート)》をご紹介いたします。 ルナ・イスラムは、アイデア、主題、形式における概念あるいは知覚や認識を変容させるような影響力に常に関心を置き、初期の映像やインスタレーションでは実験映画、前衛映画を参照し、映画的語彙を自身の方法論へと発展させました。イメージ、形式、手法を分析、検証し、真実とフィクション、視覚と建築空間との関係、「見る」と「見られる」との関係、物語の解釈を混乱させながら、独自の観点で捉えた表現を構築しています。 本作品は、映画『狙撃者』(英国、1971年)の一場面で使われた、イギリス北東部の地方都市ゲーツヘッドにある立体駐車場を舞台に制作された2画面の映像インスタレーションです。建設時構想されたが実現されなかったレストランを営業中と設定し、2人の若いウェイターと2人の老紳士の客が配されます。ある瞬間から役が入れ替わり、実体とセット、建築とその模型がアップテンポな音楽とともに交錯し始めます。役者のまなざしや仕草、カメラワーク、画面の切り替え、照明、音楽等、サスペンス映画の語彙を用いながら空想と現実の間を飛躍する様が軽やかに描かれています。スクリーンが前後に設置されるため、見る者は全てを把握することができないまま、錯綜する世界を彷徨います。
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コレクション展 見ることの冒険
2018年1月27日(土) - 2018年6月24日(日)
見ることは、多くの人にとって、当たり前の行為ですが、意識を持って見るということは案外に難しく、それゆえに色々なことを見過ごしてしまいがちです。 美術館という場所は、作品を「見ること」、「愛でること」、「考えること」に適した場所です。美術作品を鑑賞することが好きという方も、苦手という方も、この展覧会にご来場いただいた方に、「まずは作品をよく見ることから始めましょう」と言いたい。展覧会「見ることの冒険」はそこから始まります。 作品に、いつもより気持ちの上でもう一歩近づいてみる、いつもより10秒長く立ち止まってみる、見尽くしたと思っても、もう少し見てみる。そこから、見えていなかった細部に気づいたり、様々な想像をめぐらせる時間が生まれるかもしれません。そこで得られる様々な発見や驚き、感動は、冒険物語のそれと変わらないと思います。 どうか積極的に作品と向き合い、自分自身の冒険譚を紡いでください。 (本展キュレーター 山下樹里)
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ローカル・テキスタイル 1
TO&FRO うすく、かるく
2017年11月18日(土) - 2018年6月24日(日)
「ローカル・テキスタイル」シリーズの第一弾は「TO&FRO」を取り上げます。「TO&FRO」は、金沢市とかほく市の会社「カジグループ」によるトラベルギア(旅行用品)ブランド。ブランド名は「行ったり、来たり」という意味で、気軽な旅をイメージしたものです。 カジグループは、非常に細い糸を使用し、薄くて軽いナイロンの生地を生産しています。この生地は、世界中のアウトドア製品を展開するブランドやスポーツ製品に使用されていて、「TO&FRO」はこの生地を使ったオーガナイザーなどのプロダクトの自社ブランドです。当展覧会では、このオーガナイザーのほか、様々な布のサンプルを展示します。 石川県は、織物業とともに織機をつくる工業も発達させてきました。カジグループは、グループ内で一貫したテキスタイル開発や生産を行う事が可能であり、分業されがちな織物業で、細く切れやすい糸でも均一にテンションをかけられるなど高い技術力で、薄い生地を織ることを可能にしています。高機能化によって海外の安価な大量生産品に対抗することは、日本の繊維産業の未来を考える上で重要な指針を与えてくれるでしょう。
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一般主催展覧会
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一般主催展覧会
江口寿史 イラストレーション展<彼女>
2018年4月28日(土) - 2018年5月27日(日)
週刊少年ジャンプの「すすめ!!パイレーツ」(77年)で軽快なギャグ漫画家としてデビュー、続く美少年を主人公に描いた「ストップ!!ひばりくん!」(81年)で大ブレークした江口寿史。その後、ストーリー漫画から次第にイラストレーションの世界に創作を広げ、90年代以降は独壇場というべき、キュートでクールな女性像を描く作家として現代もそのポジションを独走している。本展は〈彼女〉と題し、江口氏が40年追い求めた女性の美を、新作を含む約300点のイラスト作品で紹介する最新の江口ワールド。女性の美しい姿を通じて、その時々の流行や若者の生き方、時代の形が見えてくる。
- 期間
- 2018年4月28日(土) - 2018年5月27日(日) 10:00〜18:00(最終日は16:00まで)
- 会場
- 金沢21世紀美術館 市民ギャラリーB(地下1階)
- 料金
- 前売券
700円(大人)、500円(高校・大学生)、300円(小中学生)
当日券
900円(大人)、700円(高校・大学生)、500円(小中学生)
- 主催:
- 北陸中日新聞、石川テレビ放送
- 共催:
- 金沢21世紀美術館[(公財)金沢芸術創造財団]
- 後援:
- 石川県、金沢市、金沢市教育委員会、エフエム石川
- お問い合わせ
- 北陸中日新聞事業部
(金沢市駅西本町2-12-30)
TEL 076-233-4642
FAX 076-233-4646
URL http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/
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一般主催展覧会
金沢美術倶楽部100周年記念「美の力~POWER OF ART~」展
2018年4月21日(土) - 2018年5月20日(日)
縄文時代から現代まで。古今東西、優れた美術品の”POWER”を体感する希有なる機会。
優れた美術品には作品そのものが発するオーラがあります。本展覧会では、作品の作者や制作過程、歴史背景、伝来など、作品に付随する重要な価値をあえて一旦脇に置き、作品そのものと純粋な気持ちで対峙していただきたいと考えています。黄瀬戸茶碗の白眉「朝比奈」(北陸大学蔵)を中心に据え、「彩り」「白と黒」「チカラ」「静と動」「愛らし」の5つの章立てて構成。金沢美術工芸大学の学生チームと金沢美術倶楽部の渾身のコラボレーションです。- 期間
- 2018年4月21日(土) - 2018年5月20日(日) 10:00〜18:00
- 会場
- 金沢21世紀美術館 市民ギャラリーA(1階)
- 料金
- 一般1,000円(800円)
大学生600円(500円)
高校生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
- 主催:
- 金沢美術倶楽部100周年記念実行委員会
- お問い合わせ
- 金沢美術倶楽部100周年記念実行委員会
TEL 076-262-0391
FAX 076-262-0392
メール info@kinbi.co.jp
URL http://www.kinbi.co.jp/
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一般主催展覧会
第74回現代美術展
2018年3月29日(木) - 2018年4月15日(日)
- 期間
- 2018年3月29日(木) - 2018年4月15日(日) 9:30~18:00会期中無休
- 会場
- 金沢21世紀美術館
市民ギャラリーA・B、展示室7~14
- 料金
- 一般:1,000円(前売:900円)
高大生:600円(前売:500円)
小中生:500円(前売:400円)
※団体(20人以上)は前売料金の各100円引き
- 主催:
- 一般財団法人石川県美術文化協会、北國新聞社、北陸放送、テレビ金沢、石川県、金沢市、石川県教育委員会、金沢市教育委員会、一般財団法人石川県芸術文化協会
- 後援:
- 白山市、小松市、加賀市、野々市市、七尾市、能美市、かほく市、輪島市、羽咋市、珠洲市、津幡町、内灘町、金沢商工会議所、金沢中央ライオンズクラブ、北國新聞文化センター、NHK金沢放送局、エフエム石川、ラジオかなざわ・こまつ・ななお、金沢ケーブルテレビネット
- お問い合わせ
- 金沢市南町2番1号 北國新聞社事業局内
一般財団法人石川県美術文化協会
TEL 076-260-3581
FAX 076-260-3426