開田裕治展〜21世紀につなぐ幻想とロマンの系譜〜

怪獣と20世紀の夢

2007年2月24日(土) - 2007年4月8日(日)

開田裕治はパッケージアーティストである。プラモデルは、箱に描かれた絵から想像され、それを手に入れるかどうかが決定される。そこでは脇役であった怪獣やメカが主役となって新たなドラマが構築される。よりドラマチックに、より幻想的に、より魅惑的に、パッケージアートはその中に収められたものの魅力を最大限に引き出すものである。パッケージアートだから表現できる世界がそこにある。

パッケージアートの世界は、戦車や飛行機など手がけた小松崎茂を第一人者とし、今日では特撮やアニメーションのキャラクターがその主流を占める。なかでも開田裕治は映像の世界をはるかに凌駕した魅惑の幻想世界をリアルに描写する、今を代表するパッケージアーティストだといえる。絵画的なイラストレーションではなく、幻想としてリアリティを追求する開田裕治のパッケージアートは、光と影を効果的に配したその色彩と質感表現に特徴がある。怪獣たちの空想のドラマを描きだすパッケージアーティスト、開田裕治のオリジナリティに迫る。

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http://www.kanazawa21.jp/ja/special/kaidayuji/index.html

MEGANE FACTORY

2007年1月6日(土) - 2007年2月18日(日)

メガネって不思議だ。いつも見慣れた自分の顔がガラッと変わる。いや、メガネひとつでいつもの顔が変えられるのだから、こんなに面白いことはない。「メガネは顔の一部です」というCMもあったけれど、まさにそのとおり。ファッションともいうけれど、顔にのっかっているんだから、これは最重要課題。洋服とは比較にならないほどの使命を帯びているのだ。

金沢美術工芸大学には「メガネ部」がある。製品デザイン専攻の学生が中心となって日夜メガネのデザインについて考えている集団である。学生だから、若いからという言葉は使いたくないが、その発想の斬新さは、頭の柔らかさゆえ。これまでにない新たなデザインのメガネが、部の伝統とともに次々と生み出されていく。

学生たちが考えたメガネが現実のものとなったのは、福井県眼鏡協会の協力があってのことである。福井県眼鏡協会が主催する「メガネデザインコンペ」にメガネ部が参加し、受賞をきっかけにプロダクトが作られることとなった。まさに産学官協同プロジェクトによってこれらのメガネが生み出されたのである。今回の展示はメガネ部が中心となって企画してくれた。斬新なメガネと共に、見せ方へのこだわりも存分に発揮して、未来のメガネ工場がデザインギャラリーの誕生する。

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リアル・ユートピア〜無限の物語展

2006年11月23日(木) - 2007年3月21日(水)

「わたしは一度だけ自分に空想を許しました。木の枝ではためいているビニールシートと、柵という海岸線に打ち上げられているごみのことを考えました。半ば目を閉じ、この場所こそ、子供の頃から失いつづけてきたすべてのものの打ち上げられる場所、と想像しました。いま、そこに立っています。」
—カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』(土屋政雄訳)※

日常と非日常の錯綜、人間の種のあり方が攪乱する現実、個人が均一化されそれを当然なものとして受け入れることを強制する社会、危機的な状況にありながら束の間の幸福感を希求する生活。このような世界の断片を日々経験しながらも、我々は人間の愛、友情といったヒューマニティ、直感的で感覚的なものを常に探求し、そこから手繰り寄せられるような「ここではないどこか」という未来的な理想郷を求めています。

「リアル・ユートピア〜無限の物語」は、人間の認識の模様や我々が生きる世界を、多様な時間軸と空間軸が錯綜する流動的なものとしてとらえ、それらの諸相を物語る4人の作家とともに新たな世界を探求する展覧会です。人間による創造とリアリティの境界、さらには、その複雑な関係を探るイ・ブルの作品、生と死、自己と世界の関わりを無限の創造により探求する草間彌生の作品、強烈な社会批判と個という存在や表現のあり方をパフォーマンスや絵画をとおして体現した岸本清子の作品、独特の皮肉やユーモアを織り交ぜながら繊細な世界を構築する木村太陽の作品。彼らの作品世界は、個人の現実認識や創造の多様性、そしてその社会性や共同体との複雑な関わりを示唆し、また人間が、自身のルーツを探り、さらにはユートピア的な場所での自らのあり方を求めながら、「いま、ここ」を生き抜いている模様を描いています。これらの営みは、多様な時空を駈けめぐりながら、自身の存在をどのように世界に位置付けるかについての探求作業ともとらえられます。

これらの作品において体験される、過去、現在、未来、そして現実と理想という様々な枠組みが解体されながら螺旋状に結びつく諸相や、その際限ない結びつきのプロセスのなかで無限に生み出される新しい世界像をとおして、本展は、我々が生きる世界についての再考を試みます。

※カズオ・イシグロ著、土屋政雄訳『わたしを離さないで』早川書房、2006年、p344

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木村太陽《はたらけはたらけ》
2005 金沢21世紀美術館蔵

奈良美智展「Moonlight Serenade -月夜曲」

2006年9月30日(土) - 2007年3月21日(水)

国際的に活躍するアーティスト、奈良美智の世界観絵画・彫刻作品の展示によって紹介します。また、奈良自身が金沢にて滞在制作を行いながら、音楽、パフォーマンスといった他分野の活動を始動させ、制作プロセスから成果までをトータルに展観します。新作インスタレーション《Voyage of the Moon》の展示をはじめ、2003年以降、共同制作を続けている大阪のクリエイティブユニットgrafが構築する「小屋」や「カフェ」を舞台に、巨大ぬいぐるみの共同制作プロジェクト「Pup Up the Dog」や小学生の子どもが犬の着ぐるみを着て美術館を探検するプロジェクト「Pup Patrol」、イヴェント開催などジャンルを横断したクリエイティブな時空間が創出されます。

奈良美智《Voyage of the Moon》展示風景

コレクション展II

2006年9月1日(金) - 2007年4月12日(木)

新規収蔵作品を含む9作家34点を展示します。うち29点は開館後初公開の作品です。展示にあわせ、田中敦子《作品(ベル)》の試作を行いました。

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http://www.kanazawa21.jp/exhibit/collection06_2/index.html

トニー・クラッグ《何としても》《私自身の》

EVENTイベント

条件に該当する催しがありません。

EDUCATIONAL PROGRAM教育普及プログラム

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COMMUNITY EXHIBITION一般主催展覧会

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COMMUNITY EVENT一般主催イベント

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