金沢21世紀美術館は2004年に開館いたしました。開館にあたりロゴマークの作成をはじめ当館のビジュアルアイデンティティの監修をグラフィックデザイナーの佐藤卓氏に依頼、建築の俯瞰図をそのままマークにしたロゴを制作していただきました。開館21周年を迎え、21世紀美術館だからこそ21周年もお祝いしようと、今回も佐藤卓氏に記念ロゴの制作をお願いしました。
開館21周年の記念ロゴは、今後10月の開館記念日に向け、美術館周辺の商店などへポスターの掲示協力を求めるとともに、WEBサイト、金沢駅でのデジタルサイネージなどに掲出、また11月3日に開催される「オープンまるびぃ」へ向けて、市民とともに「21美の21周年」を祝う気運を高めてまいります。

制作者コメント
金沢21世紀美術館開館21周年記念マークについて
金沢21世紀美術館が21周年を迎えました。通常は十年単位で周年記念をするものですが、21という数字はこの美術館にとって特別な意味を持つことから、あえてこの年にしか制作できない記念のマークを制作することになりました。中央に美術館のシンボルマークがあり、その背景に21が配置されています。そしてこの背景の21は回転します。回転し向きが変わると21という数字が認識しづらくなるでしょう。美術館のシンボルマークがそもそも円形で、特定の方向性を持たない形をしていることから、回転するとまた新たな見え方になるマークを作りました。美術館としての基本にはいつでも戻れる状態でありながら、常に新たな可能性を探り続ける姿をここに表しています。
グラフィックデザイナー 佐藤 卓
佐藤卓

1979年東京藝術大学デザイン科卒業、81年同大学院修了。「ロッテ キシリトールガム」「明治おいしい牛乳」のパッケージデザインをはじめ、ポスターなどのグラフィック、商品や施設のブランディング、企業のCIを中心に活動。NHK Eテレ「デザインあ」「デザインあ neo」総合指導、21_21 DESIGN SIGHTディレクター兼館長を務め、展覧会も多数企画・開催。著書に『塑する思考』(新潮社)、『マークの本』(紀伊國屋書店)、『Just Enough Design』(Chronicle Books)など。毎日デザイン賞、芸術選奨文部科学大臣賞、紫綬褒章他受賞。2025年4月より京都芸術大学学長を務める。