まるびぃ シネマ・パラダイス!vol.8 毒笑い〜ヒ劇とキ劇は紙一重〜

2021年11月27日(土)、11月28日(日)

インフォメーション

期間:

2021年11月27日(土)、11月28日(日)

会場:

金沢21世紀美術館 シアター21

料金:

●1回鑑賞券
一般:500円
大学生以下:300円

●フリーパス
一般:1,500円
大学生以下:900円

※ 1回鑑賞券は当日10:30よりシアター21前で販売します
※ フリーパスは限定30枚・前売りのみ取り扱い
※ 大学生以下の方は要学生証提示
※ 身体障害者手帳提示の場合、介助者1名無料(車いす席をご希望の方は予めご連絡ください)

前売りチケット取扱:

●金沢21世紀美術館ミュージアム・ショップ
 Tel 076-236-6072
Web予約
 フリーパスのみウェブサイトにて申込み可能(当日精算)

託児サービス:

有料・要申込 Tel 076-220-2815
※未就学児の入場はご遠慮願います。託児サービスをご利用ください。

お問い合わせ:

金沢21世紀美術館 交流課
TEL 076-220-2811

概要

人生は近くで見れば悲劇だが、遠くから見れば喜劇だーチャールズ・チャップリン
喜劇は一般的に笑いを求めるものだと思われがちですが、その側面には社会への風刺や人生への思いが詰まったものを指します。 今回上映するのは当時の社会への風刺、批判精神を「毒」のある笑いによって巧みに描き出した作品群です。面白おかしく、滑稽に映る誰かの物語は視点を変えれば、辛く、胸を締め付ける悲劇にも成り得ます。 「毒薬変じて薬となる」と同様、喜劇も毒と変じる一面があるのです。
喜劇とは何か、笑いとは何か……。
シアター21でお確かめください。
(まるびぃ シネマ・パラダイス!運営メンバー一同)

まるびぃ シネマ・パラダイス!とは

  • 地元の学生を中心とする10代後半から20代半ばの映画に魅せられた若いデジタル世代が、趣向を凝らす映画祭です。映画史に残る名作をフィルムで上映することを通して技術の継承にも取り組み、映画で金沢を盛り上げることを目的としています。

    Twitter @mrcn_kanazawa21
    Instagram @marubi_cinema_pa_kanazawa21
    Facebook @marubi.cinema.pa.kanazawa21

上映スケジュール

  • 11月27日(土)

    時間作品・プログラム
    11:00-12:29あゝ軍歌
    14:00-15:30喜劇 急行列車
    15:45-17:15関連企画1「映画を観て語り合う時間のススメ」

    11月28日(日)
    時間作品・プログラム
    11:00-12:50おかしな奴
    14:00-15:40吹けば飛ぶよな男だが
    16:00-16:40関連企画2「ゆるっと話そうinまるびぃ」

    各回先着100名(入替制・全席自由)
    ・各回10分前開場
    ・優先入場特典あり(フリーパスか金沢21世紀美術館友の会会員証を提示の方)。開場時間までにお集りください。
    ・関連企画は参加無料。ただし1回鑑賞券かフリーパスの提示が必要。

11月27日(土)

  • あゝ軍歌

    【解説】
    戦争中、精神障害の真似をしてわざと野戦病院に入り、死を逃れた2人の男は、その後、戦没者をまつる神社へ遺族を案内する怪しげな観光ガイドとして暮らしていた。その男たちのもとへお婆さん、未亡人、少女、ヒッピー風の男が次々と迷い込み奇妙な生活が描かれる。前田陽一監督の代表作であり、主演のフランキー堺は瀬川昌治監督の「軽喜劇」に対する前田作品の「重喜劇性」と説明して敬意を表した。

    【ここに注目!】
    様々な事情で主人公のもとに集まった人たちが織りなす、明るくて、優しくて、残酷で、不謹慎で、どこか皮肉めいた戦後物語。最後まで笑い飛ばせるかは、第3者であるあなた次第。是非、自分だけの感性にとらわれずに、思考を巡らせながらご覧ください。そして、この映画を見終えたあなたと、両隣りの人の表情に目を向けてみてください。·····それはいったい、どのようなものになっているでしょうか?(運営メンバー・青木優里香)

    1970年/松竹/カラー/シネマスコープ/モノラル/89分
    原作:早坂暁
    脚本:満友敬司
    脚本・監督:前田陽一
    出演:フランキー堺、財津一郎、倍賞千恵子、北林谷栄 ほか

  • 喜劇 急行列車

    【解説】
    東京と九州を結ぶ寝台特急で悲喜こもごもの騒動が、渥美清演じるおっちょこちょいだが人情味あふれるベテラン車掌の周りで巻き起こる。監督の瀬川昌治は本シリーズの成功を機に松竹に招かれ、『喜劇 大安旅行』を発表したほか、1970年代以降はテレビで『赤い』シリーズや『スチュワーデス物語』を手掛けた。一方の渥美清は『男はつらいよ』シリーズの車寅次郎役で絶大な人気を博した。

    【ここに注目!】
    多くの人々を乗せて走る寝台特急。その中ではドタバタな騒動が絶えません。主人公である青木吾一はちょっとドジだけど情が深い車掌です。そんな彼や周りの人たちも巻き込んで、もう大忙し。でもそんな日々の中で、人の優しさや温かさ、そして思わず「クスッ」と笑える面白さもたっぷり詰まっています。退屈なんて無い毎日、そばにいる人たち、特急のように走り続ける人生。きっとあなたも、誰かに会いたくなることでしょう。(運営メンバー・三浦稔生)

    1967年/東映/カラー/シネマスコープ/モノラル/90分
    脚本:舟橋和郎
    監督:瀬川昌治
    出演:渥美清、佐久間良子、楠トシエ ほか

  • 映画の後はコレ!関連企画1「映画を観て語り合う時間のススメ」

    日時:11月27日(土) 15:45〜17:15
    出演:舟之川聖子(CINEMA Chupki TABATA「ゆるっと話そう」主宰/鑑賞対話ファシリテーター)
    会場:シアター21
    定員:100名
    月1回、東京の映画館で鑑賞後の感想交換会を実施している方をお招きして、映画を介した交流の魅力についてお話しいただきます。

11月28日(日)

  • おかしな奴

    【解説】
    渥美清が演じる三遊亭歌笑は自ら「珍顔」を名乗り、戦後の落語界で爆発的な人気を誇った風変わりな落語家である。実在の歌笑はナンセンスな笑いを得意としたことで知られたが、フットワークの軽い演出で知られる沢島監督はあえてこの落語家の生涯を、滑稽な笑いばかりでなく、夫婦愛を軸にそこはかとない哀しみを込めて描いている。

    【ここに注目!】
    主人公・歌笑は、戦争の脅威、揺れ動く愛情、兄弟子の死などの哀しい現実を乗り越え、落語に没頭し、「笑い」を追い求め、人を笑顔にしてまっすぐ生き抜きます。「笑い」の持つ真の力は何なのか、コロナ禍の現代社会で「自分を生きる」とは何なのか、の答えはきっとこの映画で見つかるはずです。〝自分の道は自分で切り開いた〟男が〝魅せる〟生き様を目に焼き付けよ!(運営メンバー・東方麻佑)

    1963年/東映(東京)/白黒/シネマスコープ/モノラル/110分
    脚本:鈴木尚之
    監督:沢島忠
    出演:渥美清、三田佳子、南田洋子 ほか

  • 吹けば飛ぶよな男だが

    【解説】
    大阪の街を舞台に、やくざの幹部に憧れるチンピラと九州から出てきた家出娘の恋模様を描いた山田洋次監督の秀作コメディ。チンピラの三郎は家出娘の花子をだまして金を稼ごうとするが、善意のかたまりのような花子の無垢さに打たれ、やがて心のつながりを感じてゆく。若手コメディアンの成長株であったなべおさみと、一風変わった存在感を放つ女優緑魔子が不器用な「連帯」で結ばれた2人を好演した。

    【ここに注目!】
    主人公・三郎がホントどうしようもない奴なんです。そのどうしようもなさを、どうか笑ってやって下さい。ヒロイン花子もこれまたなんとも世間知らずというか、危なっかしいというか。そんな、はずれ者2人の掛け合いは、筆舌につくしがたい秀逸なやりとりに見えます。その繊細さは、脆く儚い。そんな彼らの結末を最後まで見届けたなら、あなたの心の中にはポッと小さな命の火が灯るかもしれません。(運営メンバー・大井里花子)

    1968年/松竹/カラー/シネマスコープ/モノラル/91分
    脚本:森崎東
    脚本・監督:山田洋次
    出演:なべおさみ、緑魔子、ミヤコ蝶々 ほか

  • 映画の後はコレ!関連企画2「ゆるっと話そう in まるびぃ」

    日時:11月28日(日) 16:00〜16:40
    会場:シアター21前のホワイエ
    定員:先着8名(事前予約優先)
    申込:Webお申し込みフォーム
    印象に残ったシーンや映画の感想を少人数で話し合いましょう。初対面同士でも交流しやすいように、進行役は運営メンバーが担当します。

クレジット

主催:

まるびぃ シネマ・パラダイス!実行委員会、金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]、国立映画アーカイブ

特別協力:

文化庁、一般社団法人日本映画製作者連盟、全国興行生活衛生同業組合連合会

協力:

有限会社シネモンド

後援:

北國新聞社

令和3年度 優秀映画鑑賞推進事業