アペルト11 久野彩子 都市のメタモルフォーゼ

2019年7月6日(土) - 2019年9月23日(月)

インフォメーション

期間:

2019年7月6日(土) - 2019年9月23日(月)
10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)

会場:

金沢21世紀美術館
長期インスタレーションルーム

休場日:

月曜日(ただし7月15日、8月12日、9月16日、9月23日は開場)、7月16日(火)、9月17日(火)

料金:

無料

お問い合わせ:

金沢21世紀美術館 TEL 076-220-2800

久野彩子(1983年東京都生まれ)は、ロストワックス鋳造技法を用いて作品を制作します。ロストワックスとは、ロウで作った精密なカタチを鋳物に置き換える手法で、彼女の作品は硬質で重厚な金属の質感と共に、細部にまで技巧を凝らした表現も併せ持っています。本展では、金属と向かい合い、鋳造と対話するように真摯な態度で制作する彼女の作品群を紹介します。「都市」をテーマに、様態を変えながら増殖し、構築されていく都市のうごめく姿を想起させるものとして、堅牢な金属に施された高密度の造形美を展観します。

キュレーター 立松由美子

プロフィール

  • 久野彩子 (くの あやこ)

    1983年東京都生まれ。2008年武蔵野美術大学工芸工業デザイン科金工専攻卒業、 2010年東京芸術大学大学院美術研究科工芸専攻(鋳金)修士課程修了。現在東京在住。主な展覧会に「SICF15」(スパイラルホール、東京/2014年)、「侵蝕」3331 GALLERY、東京/2015年)、「第9回佐野ルネッサンス鋳金展」(佐野市文化会館、栃木/2017年)、「第3回金沢・世界工芸トリエンナーレ」(金沢21世紀美術館 市民ギャラリーA / 2017年) 、平成30年度特別展「金属工芸」(金沢市立安江金箔工芸館/2018年)など。主な受賞に2017金沢・世界工芸コンペティション入選(2017年)、第9回佐野ルネッサンス鋳金展奨励賞(2017年)、SHIBUYA AWARDS 2016大賞(2016年)、SICF15 オーディエンス賞(2014年)など。

作家ステートメント

  • 《transform-hemisphere-》2018年
    ©️KUNO Ayako

    私が思い浮かべる“風景” とは、建造物が密集している都市空間のことで、その多くは俯瞰したときに見えてくる形や、色々な視点から見た建造物のアウトラインです。
    同じような形の建物が雑然と集まっている姿、それを支えている形、建物の隙間の形、自然と建造物が隣り合わせにある異質感など…

    風景に対するイメージは人それぞれで部分的かつ断片的で、それぞれの関心事、思いなどと混ざりあい、その時々によって多様に変化し移ろいゆくものだと考えています。

    現代の都市空間の混沌と無機質な様相はネガティブに捉えられがちですが、じわじわと増殖していくように変化する都市の姿は、ひとつの大きな生命体のように見え、私にとっては力強さや希望、生命力といったポジティブな思いを感じさせてくれる魅力的な存在です。

    今回の展示では、金属で緻密な表現を可能とするロストワックス精密鋳造技法や、石膏埋没鋳造技法を用い、私の“風景” を展開していきます。 

    久野彩子

「アペルト」シリーズとは

  • 「アペルト」は、若手作家を中心に個展形式で紹介する展覧会のシリーズです。
    金沢21世紀美術館は世界の「現在」とともに生きる美術館として、今まさに興りつつある新しい動向に目を向けています。作家とキュレーターが作品発表の機会を共に創出し、未来の創造への橋渡しをします。
    国籍や表現方法を問わず、これまで美術館での個展や主要なグループ展への参加経験は少ないが、個展開催に十分な制作意欲を持ち、アペルト実施以後のさらなる飛躍が期待できる作家を紹介していくものです。
    ※「アペルト(aperto)」は、イタリア語で『開くこと』の意味。

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クレジット

主催:

金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]