アペルト09

西村有 paragraph

2018年10月6日(土) -
2019年3月24日(日)

インフォメーション

期間:
2018年10月6日(土) 〜2019年3月24日(日)
10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
会場:
金沢21世紀美術館
長期インスタレーションルーム
休場日:
月曜日(ただし10月8日、10月29日、12月24日、1月14日、2月11日は開場)、10月9日(火)、12月25日(火)、12月29日(土)〜1月1日(火)、1月15日(火)、2月12日(火)
料金:
入場無料
お問い合わせ:
金沢21世紀美術館 TEL 076-220-2800

概要

西村有(1982- )は、日常の何気ない風景や行為、「生活の中の充足した時間」の断片を1枚の絵の中に複雑に重ね合わせることで一つの風景を構築します。それは、まるで小説家が言葉を紡ぎ、文章を構成し、ひとつの物語を作り上げる行為のようでもあります。ふと目にした風景、気持ちがいい空気。個人的で小規模だが、人間誰しもそうしたものに支えられているのではないか、と西村は言います。西村が描く対象は常に具象的でありながら、その独特でぼんやりとしたタッチや色調がどこか現実から遠く離れた場所かのような印象を与えます。
本展のタイトル「paragraph」は、「段落」とか「ひとまとまり」という意味で、ひとつの作品をひとつのパラグラフとして見たときに、展示室全体に散りばめられた絵画をじっくりと見る/読むことで、西村が描き溜めてきた日常の豊かな時間と風景が物語となって語りかけてくるはずです。いつまでもその空間で、西村の絵画と向き合い、いくつもの物語を想像したくなる、そんな展覧会となることでしょう。
本展では、13点の大小さまざまな新作を、鑑賞者が物語の中に入り込むかのような構成でご紹介いたします。

関連プログラム

クロージング・イベント
日時:2019年3月24日(日)
詳細未定。詳細は後日発表します。

プロフィール

西村有(にしむら・ゆう)

1982年神奈川県生まれ、在住。2004年多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業。絹谷幸二賞受賞(2017)、FACE2016損保ジャパン美術賞優秀賞受賞(2016)、シェル美術賞保坂健二朗審査員奨励賞受賞(2013)。「projectN 61西村有展」(東京オペラシティアートギャラリー)での個展をはじめ、「あざみ野コンテポラリーvol.9 今もゆれている」(横浜市民ギャラリーあざみ野、2018年9月26日〜10月21日)などグループ展への出品多数。

作家ステイトメント

《scenery passing(out of town)》 2018

描きたいイメージと、制作の中で新しく派生していくイメージ。
その間にある時間や奥行きの中に、自分の作品はあります。
作品が出来上がってくる実感は、こちらの思いなどお構いなしに、いつも不意な方向から現れます。
描きかけのキャンバスが集まってくると、複数のイメージが互いに補いあうように、中間に漂っている気配を浮かび上がらせます。普段は認識しないような、視界の端っこにある形。
そんなイメージの存在に触れることができたら、もう一度描きかけのキャンバスに手を入れていくことができます。
今度は展覧会という作品の連なりのなかで、散らばった景色を紡いでいきたいと思います。

「アペルト」シリーズとは

「アペルト」は、若手作家を中心に個展形式で紹介する展覧会のシリーズです。
金沢21世紀美術館は世界の「現在」とともに生きる美術館として、今まさに興りつつある新しい動向に目を向けています。作家とキュレーターが作品発表の機会を共に創出し、未来の創造への橋渡しをします。
国籍や表現方法を問わず、これまで美術館での個展や主要なグループ展への参加経験は少ないが、個展開催に十分な制作意欲を持ち、アペルト実施以後のさらなる飛躍が期待できる作家を紹介していくものです。
※「アペルト(aperto)」は、イタリア語で『開くこと』の意味。

Images

    《surface》2018

    《a girl listening》2018

    《looking for》2018

    《walking on sunset》2018

主催/ほか

主催:
金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]