大岩オスカール アーティスト・トーク

2019年4月27日(土)

インフォメーション

期間:

2019年4月27日(土)
[1] 14:00〜15:30 [2] 17:00〜19:00(各回30分前開場)

会場:

金沢21世紀美術館 レクチャーホール

定員:

80名 ※事前申込不要

料金:

無料

お問い合わせ:

金沢21世紀美術館 学芸課
TEL 076-220-2801

概要

展覧会の開幕を記念したアーティスト・トークを開催します。

第1部では日系ブラジル人芸術の研究者である都留ドゥヴォー恵美里氏をゲストに招き、ブラジルの「モデルニスモ」と日系人芸術家たちについてお話いただくとともに、大岩オスカールがサンパウロ時代に出会った日系ブラジル人芸術家との交流や、彼らから受けた影響をめぐって対談します。

第2部では、アメリカで活躍する作曲家のチャド・キャノン氏をゲストに招き、キャノン氏が大岩オスカールの絵画作品からインスピレーションを得て作曲した壮大な交響曲「The Dreams of a Sleeping World」の映像を流しながら、2人のアーティストがこのプロジェクトの出発点や、それぞれの楽章のテーマ、制作秘話について語り尽くします。

スケジュール

  • [1] 14:00〜15:30(開場13:30)
    ゲスト:都留ドゥヴォー恵美里(日系ブラジル人芸術研究家) 

    [2] 17:00〜19:00(開場16:30) 
    ゲスト:チャド・キャノン(作曲家)

プロフィール

  • 大岩オスカール

    1965年ブラジル、サンパウロ生まれ。1989年サンパウロ大学建築都市学部卒業。1991年、東京に活動の拠点を移す。1995年デルフィナ・スタジオ・トラストのアーティスト・イン・レジデンスにてロンドンに滞在。2001年アジアン・カルチュラル・カウンシルおよびジョン・サイモン・グッゲンハイム記念財団フェローシップの助成を受け、2002年ニューヨークに拠点を移し、現在ニューヨーク在住。主な展覧会に、1991年「第21回サンパウロ国際ビエンナーレ」、1998年「エデンの園」(上野の森美術館EXTRA)、2008年「大岩オスカール 夢みる世界」(東京都現代美術館)、2011年「大岩オスカール」(ブラジル国立美術館)、2018年「終わりのむこうへ:廃墟の美術史」(渋谷区立松濤美術館)等がある。

  • 都留ドゥヴォー恵美里

    日系ブラジル人芸術研究者。京都大学大学院人間・環境学研究科前期博士課程でブラジルのモダニズム芸術について研究。前期博士課程修了後、パリのINALCO(国立東洋言語文化大学)で「外国語としてのフランス語教育」の学士号取得。京都大学大学院後期博士課程で日系人の芸術に焦点を当て、ブラジル芸術の研究を再開。サンパウロ大学ECA(コミュニケーション・芸術科)での研究を経て、京都大学大学院博士課程修了、博士(人間・環境学)。現在、フランス語講師。著書に『日系ブラジル人芸術と〈食人〉の思想――創造と共生の軌跡を追う』(2017)、『〈他者〉としてのカニバリズム』(2019、共著)。論文に「日系芸術家の独自性と同化:聖美会を中心に」など。

  • チャド・キャノン

    1985年、ソルトレイクシティ生まれ。ハーヴァード大学、およびジュリアード音楽院卒業。2013年に音楽を通してアジアとアメリカの架け橋となるアジア・アメリカ現代音楽協会(AANMI)を創設。2016年にリリースしたCD「CAIRO DECLARATION」でゴールデン・ルースター賞を受賞。同じく2016年、ドキュメンタリー映画「灯籠流し」(Paper Lanterns)のサウンドトラックを手がけ、CDを発表。2019年1月には、大岩オスカールの絵画からインスピレーションを得た交響曲「Dreams of a Sleeping World」のCDをリリースした。これまでに北京、バンコク、ソウル、ベトナム、シンガポール、那覇、神戸、広島、ボストン、ロサンゼルス、ニューヨーク、ハノイなど世界各地でコンサートを行う。また、久石譲のジブリ映画音楽のオーケストラ公演の編曲を担当し、指揮も多数手がける。

関連リンク

クレジット

主催:

金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]