映画の極意 vol.9 ジャック・ロジエのヴァカンス

2010年7月17日(土) -
2010年7月19日(月)

インフォメーション

期間:
2010年7月17日(土)〜2010年7月19日(月)
※トーク・上映スケジュールは下記をご覧ください。
会場:
金沢21世紀美術館 シアター21
料金:
<全席自由>
・1回鑑賞券=1,200円
・トーク+1回鑑賞券=2,000円
・トーク+2回鑑賞券=3,000円
<友の会会員限定>
・フリーパス券=4,000円
(トーク+何回でも入場可)
※友の会会員限定・フリーパス券はミュージアムショップのみの取り扱いとなります。(会員証提示)
チケット取扱:
・金沢21世紀美術館ミュージアムショップ
 TEL 076-236-6072
・チケットぴあ(Pコード:461-939)
 http://t.pia.jp/(電子チケットぴあ)
 TEL 0570-02-9999
・ローソンチケット(Lコード:59235)
 http://l-tike.com/(ローチケ.com)
 TEL 0570-000-777
託児サービス:
※3歳児以下の入場はご遠慮願います。
託児サービスをご利用下さい。
有料・要申込(お問合せ TEL 076-220-2815)
お問い合わせ:
金沢21世紀美術館 交流課
TEL 076-220-2811

概要

伝説の6作品、金沢初公開!
1960年代フランス、ヌーヴェル・ヴァーグ(=Nouvelle Vague)の旗手の一人、ジャック・ロジエ監督の特集。ゴダールが絶賛し、現在までに作られた映画は十数本という寡作の伝説作家の代表作6本を一挙上映します。コミュニティシネマセンターが主導するシネマテーク・プロジェクトにより実現する貴重なフィルム上映です。
トークには映画雑誌のエディターやテレビキャスターとして活躍中のダバディ氏をお迎えします。

シネマテーク・プロジェクト
全国の映画上映のための専門施設を持ち、映画史的、批評的なプログラムの上映を行っている文化施設が連携し、これまで上映される機会のなかった映画史上重要な作品を巡回上映していくプロジェクト。

・映画の極意シリーズとは?
「映画の極意」シリーズは、金沢21世紀美術館シアター21を会場に、政治、社会、哲学、生と死、消費文化、人間の不条理、遊び、時代と娯楽、映像美といったテーマごとにセレクトした作品の上映とゲストによるトークを合わせて行う企画です。

・過去の「映画の極意」
vol.1「ジェームズ・コバーン / 男の極意」 2004/12/10〜12
vol.2「ニッポン映画 / 青春の極意」 2005/1/14〜16
vol.3「フレデリック・ワイズマン / 人間観察の極意」 2005/6/25, 26
vol.4「成瀬巳喜男 / 女性映画の極意」 2006/1/28, 29
vol.5「鈴木則文 / エンタテインメントの極意」 2006/7/15〜17
vol.6「スクリーンで観る傑作アートフィルム」 2007/3/17,18
vol.7「アイドル映画の極意〜少女がつくった時代〜」 2007/9/3〜13
vol.8「Talk & Cinema フランス映画の秘宝」 2009/7/18〜20

上映スケジュール

日程
※各回開場は上映時刻の15分前・入替制
7/17(土)12:20-
14:00-
17:00-
短篇3作品
<トーク>出演:フローラン・ダバディ
メーヌ・オセアン
7/18(日)10:30-
14:00-
15:30-
17:50-
オルエットの方へ
短編3作品
アデュー・フィリピーヌ
メーヌ・オセアン
7/19(月祝)10:30-
13:30-
16:45-
18:10-
メーヌ・オセアン
オルエットの方へ
短編3作品
アデュー・フィリピーヌ

トーク 出演

フローラン・ダバディ

2010年7月17日(土)開場13:45 開演14:00

プロフィール
1998年、映画雑誌「プレミア」の編集者として来日。同時に、サッカー日本代表トルシエ監督通訳。現在、フジ・テレビ「すぽると!」で月曜日のコーナー「WORLD SPORT」を担当。2004年からWOWOWテニスの番組ナビゲーター。

ジャック・ロジエ Jacques Rozier

1926 年パリ生まれ。映画学校(IDHEC)に入り、ジャン・ルノワール『フレンチ・カンカン』(1954)の撮影に実習生として参加した後、初監督作となる短篇「Rentrée des classes(新学期)」*(1955)を撮る。その後トゥール短編映画祭に出品した短編第2 作『ブルー・ジーンズ』はゴダールが絶賛し、プロデューサーのジョルジュ・ド・ボールガールを紹介され、長篇第一作『アデュー・フィリピーヌ』を監督。「ヌーヴェル・ヴァーグの最も成功した作品」(フランソワ・トリュフォー)と評された。長篇第4作『メーヌ・オセアン』で新人監督に送られるとされるジャン・ヴィゴ賞を60 歳にして受賞。最新作「Fifi Martingale(フィフィ・マルタンガル)」*(2001)の完成にあわせ、パリのポンピドゥーセンターでレトロスペクティヴが開催された。
*……日本劇場未公開作品

上映作品

アデュー・フィリピーヌ Adieu Philippine

1960年、兵役を数ヶ月後に控えたミシェルは、勤め先のテレビ局でリリアーヌとジュリエットという女の子と知り合い、ふたりの娘はミシェルに心惹かれていく。夏の休暇のプランで頭がいっぱいのミシェルは、生中継時にヘマをして局を辞め、コルシカ島で早めのヴァカンスを楽しんでいた。そんな彼のところに、リリアーヌとジュリエットがやってくる。双子のように仲良しだったふたりの仲は、嫉妬が原因でぎくしゃくし始めて……。永遠の青春映画と絶賛される、ロジエの長編処女作。

1960-62年/フランス=イタリア/110分/35mm/モノクロ/1:1.66

オルエットの方へ Du Côté d’Orouët

9月初め、キャロリーヌとジョエルとカリーンは、海辺の別荘へ気ままなヴァカンスに出かける。女だけの生活を楽しむ3人は、ある日ジョエルの上司のジルベールと偶然港で出会う。以前から彼女に思いを寄せていた彼は、別荘の庭にテントを張らせてもらうが、彼女たちから粗末な扱いを受けることに。一方、海からの帰りに知り合ったパトリックと、一緒にヨットに乗ったり、乗馬をしたりするうちに5人の関係は変化して……。16mmからブローアップされた、海とヴァカンスがいっぱいの長編第2作。

11969-71年/フランス/161分/35mm(1996年に16mmからブローアップ)/カラー/1:1.37

メーヌ・オセアン Maine Océan(1986年ジャン・ヴィゴ賞)

ブラジル人ダンサーのデジャニラは、列車内で検札係のリュシアンに罰金を命じられる。リュシアンは検札長と一緒に説明を試みるが、彼女はフランス語を解さず、埒が明かない。通りすがりの女弁護士が、ポルトガル語の通訳を買って出、検札たちを非難し始める。列車はアンジェに到着し、彼女らは漁師のプチガと合流する。女弁護士は彼の弁護をしに来たのだ。だが裁判は敗訴となり、女ふたりは漁師の住む島に向かう。一方、検札たちもこの島に休暇にやってきて……。ロジエの作品中、最もコミカルな一本。

1985年/フランス/135分/35mm/カラー/1:1.66

『パパラッツィ』

短編3作品

ブルー・ジーンズ Blue Jeans
Tシャツにジーンズ姿の二人組、ルネとダニィは、カンヌの海岸通りをヴェスパで流し、今日もナンパに励んでいる。南仏の海岸に降り注ぐ真夏の太陽、砂浜で戯れる水着姿の女の子、そこに流れるポップ・ミュージックといったロジエ作品のトレードマークが、初めて明確な姿を現した作品。1958年トゥール短編映画祭に出品されたこの映画は、一躍ロジエの名を高からしめた。
1958年/フランス/23分/35mm/モノクロ/1:1.37

バルドー/ゴダール Le Parti des choses:Bardot / Godard
1963年/フランス/10分/35mm/モノクロ/1:1.37
パパラッツィ Paparazzi
1963年/フランス/20分/35mm/モノクロ/1:1.37
両作とも、ゴダールの『軽蔑』(1963)の後半1/3を占めるカプリ島でのシーンの撮影現場に取材したドキュメンタリーで、いわば双子のような作品。『パパラッツィ』が『軽蔑』の撮影現場の外側で起きていたブリジッド・バルドーと彼女を狙うパパラッツィとの攻防戦に焦点を当てた作品であるのに対し、『バルドー/ゴダール』はその内側でのバルドーとゴダールとの関わりをとらえている。

主催/ほか

主催:
金沢21世紀美術館[(財)金沢芸術創造財団]
配給
アウラ
協力:
一般社団法人コミュニティシネマセンター