期間:
2026年10月10日(土)
2026年10月10日(土)
金沢21世紀美術館 シアター21
●1回鑑賞券:500円
●1日通し券(前売のみ):800円
※障害をお持ちの方の介助者1名:無料
証明書の提示が必要です(身体障害者手帳・療育手帳又は精神障害者保険福祉手帳、障害者手帳アプリ「ミライロID」)
※優先入場特典あり(1日通し券か金沢21世紀美術館友の会会員証を提示の方)開場時間までにお集まりください。
チケット販売日:2026年9月9日(水)10:00〜
チケット購入はこちら
当日券:現金精算のみ
※上映会場で直接お買い求め下さい。
視覚障害者向け音声ガイドあります :
音声ガイドをお聞きになる方はイヤホンつきのFMラジオを用意してください。
金沢21世紀美術館 交流課
TEL 076-220-2811
E-mail event_k@kanazawa21.jp(交流課直通、火〜日10:00-18:00)
美術館から発信する地域に開かれた映画コミュニティ「広坂シネマクラブ」の5年目の活動が始まりました。部員が主体となって、企画、運営、映写をし、日本の名作映画をフィルムで上映します。
今回のフィルム上映作品は軽やかなリズムと華やかな色彩にのせて、歌と笑いと夢にあふれた日本のミュージカル映画『ニッポン無責任時代』(1962年)と『君も出世ができる』(1964年)です。お誘い合わせの上、お気軽に足をお運びください。
10:00 受付開始、チケット販売
10:30-『ニッポン無責任時代』(86分)
14:00-『君も出世ができる』(100分)
15:50- ゲストトーク(約60分)
※各回15分前開場 ※ゲストトークは参加無料。ただし1日鑑賞券か1日通し券の提示が必要。
(カラー/シネマスコープ/モノラル/86分)
[1962年 東宝]
あらすじ
周囲が唖然としているうちにスイスイと出世街道を登ってゆくお調子者の男を通して、いわゆる高度経済成長の時代を笑い飛ばそうとする風刺的な喜劇。その風刺性は、「努力」や「忍耐」といった美徳をまるで重んじない主人公の人生観ばかりでなく、平均(たいらひとし)なるその役名にも表われているだろう。前年に大ヒット曲「スーダラ節」で売り出したクレージー・キャッツの植木等は、この映画に主演したことで日本の喜劇映画の新しい顔となった。
また、畳みかけるようなテンポが印象的な古澤憲吾監督の演出は、悪ノリも辞さない「クレージー」たちの芝居ともマッチし、同じくクレージー・キャッツが主演した「日本一の男」シリーズ(1963~71)などで東宝のサラリーマン喜劇に革新をもたらした。助演の団令子、中島そのみ、重山規子は青春喜劇「お姐ちゃん」シリーズ(1959~63)で知られる若い三人組で、この作品の明朗なタッチを支えている。
[スタッフ]
脚本 田波靖男
〃 松木ひろし
監督 古澤憲吾
撮影 斉藤孝雄
照明 隠田紀一
録音 斉藤昭
音楽 神津善行
美術 小川一男
[出演者]
平均 植木等
氏家勇作 ハナ肇
谷田総務部長 谷啓
黒田有人 田崎潤
麻田京子 中島そのみ
佐野愛子 重山規子
まん丸 団令子
洋子 藤山陽子
孝作 峰健二
(カラー/シネマスコープ/モノラル/100分)
[1964年 東宝]
あらすじ
東京オリンピックの時代を背景に、外国の観光団を自社に引き寄せようとする観光会社の争いをユーモラスに描いた本格的なミュージカル・コメディ映画。演劇の興行を母体とする東宝ならではのミュージカルだが、お得意のサラリーマン喜劇の要素も加味されているのは興味深い。
監督の須川栄三は、出世の希望に燃えるフランキー堺といつも優柔不断な高島忠夫というコンビを軸に据え、さらに益田喜頓といった芸達者をからませながら、よどみのない、厚みのある物語世界を生み出した。ダンスの振付、音楽の構成、舞台装置、編集などあらゆる面で本場ハリウッドのミュージカル・コメディを研究した様が窺えるが、作曲面では登場人物のキャラクターごとに曲調をくっきり使い分けるなど、細かい工夫が随所になされている。とりわけ、雪村いづみ扮する社長令嬢に導かれて、オフィスで事務員たちが繰り広げるダンスのシーンは出色の出来映えであろう。
[スタッフ]
脚本 笠原良三
〃 井手俊郎
監督 須川栄三
撮影 内海正治
照明 高島利雄
録音 刀根紀雄
音楽 黛敏郎
振付 関矢幸雄
作詞 谷川俊太郎
美術 村木忍
〃 竹中和雄
[出演者]
山川善太 フランキー堺
中井剛 高島忠夫
社長 片岡信吾 益田喜頓
娘 陽子 雪村いづみ
三田良子 中尾ミエ
服部紅子 浜美枝
大森課長 有島一郎
総務部長 藤村有広
・時にキラキラカラフルな、時に不適切にもほどがある?!パワフルだった時代の東宝映画2本をぜひお楽しみください!(さかそう)
・卒論に追われて精神崩壊した大学生が夢に見そうな世界観。突然踊り出すリーマンに元気をもらえる。(おさむん ZEN)
・高度成長期のど昭和!ネットもスマホもない時代のオフィスや街の熱気を、ぜひ肌で感じてください!(高島)
・『ニッポン無責任時代』とにかくバカバカしい。そしてパワフル。スーダラ節、ドント節、無責任一代男など昭和の元祖ナンセンス・ソングをちりばめたサラリーマン喜劇の名作(ひでおくん)
・『君も出世ができる』歌って踊って… 洗練された映像。ダンスの振付は革命的。昭和のサラリーマン社会を描いた、必見の和製本格ミュージカル映画(ひでおくん)
・はじめは、令和の常識で見ていたのでサギみたいだと思っていましたが、気づいたら理不尽な事があっても気にせずに前に進んでいく主人公を応援してました(おまつ)
・『君も出世ができる』コンプライアンス、ハラスメントなき時代にタイムスリップ/ありえない!!と思いつつも、テンポある展開に引き込まれます。出世街道を邁進する気分に浸りませんか!(よっしー)
・『ニッポン無責任時代』人生で大事なのは、タイミング!無責任!と豪語する主人公に元気をもらいましょう!観れば、植木等の名曲が全て聴けます!(よっしー)
・日本映画史上、最も優れたミュージカルと言われる本作品!現代で見ても、まったく色褪せていません!この機会に是非見てみてね!(山川)
・稀有なコメディアン植木等さん。そんな彼が大暴れするC調で不適切にもほどがある映画が令和に再登場です!(さかそう)
写真:八島崇
ゲスト:岡田 秀則 氏(国立映画アーカイブ主任研究員)
1968年愛知県生まれ。国立映画アーカイブ主任研究員、フィルム・アーキビスト。映画フィルムの収集・保存や上映企画などに携わり、2007年から映画資料のアーカイビングと映画展覧会のキュレーションを担当。映画史を踏まえた論考、エッセイを多数発表しており、著作に『映画という《物体X》』、監修書に『昭和の映画絵看板』などがある。
映画をテーマに多世代で多様な人たちがつながる、まちに開かれた新しいコミュニティです。金沢21世紀美術館を拠点として、映画をみる、みせる、学ぶなどの活動を通して、映画の魅力を地域に発信していきます。
【シンボルマークについて】
カメラの中に、「し・ね・ま」の手話のイラストが描かれており、映画を多様な人に開いていくといったコンセプトを表しています。
広坂シネマクラブ実行委員会/金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]、国立映画アーカイブ
有限会社シネモンド
北國新聞社
文化庁、一般社団法人日本映画製作者連盟、全国興行生活衛生同業組合連合会、松竹株式会社、東宝株式会社、東映株式会社、株式会社KADOKAWA