SIDE CORE Living road, Living space /生きている道、生きるための場所 関連プログラム

PRESEN TATION - VOL.4

2026年3月14日(土)

インフォメーション

期間:

2026年3月14日(土)
13:00-18:00

会場:

金沢21世紀美術館
地下 シアター21

料金:

無料 ※予約不要

お問い合わせ:

金沢21世紀美術館 学芸課
TEL 076-220-2801

概要

2025年10月18日から金沢21世紀美術館で開幕する個展「SIDE CORE Living road, Living space /生きている道、生きるための場所」に連動し、イベント「PRESEN TATION - VOL.4」を開催します。「PRESEN TATION」は、美術館を「展示するだけの場所」ではなく、「何かが生まれる場所」として捉え直すプロジェクトです。

本企画では、美術館をより開かれた公共空間=「生きている場所/Living space」として再解釈し、実験的かつ即興的なプレゼンテーションを展開します。今回、舞台となるのは、金沢21世紀美術館 地下1階のシアター21。ライブハウスやクラブ、通常のギャラリーでは実現しえないパフォーマンス、演奏、上映、その他の企画が、アーティストやオーガナイザーの手で繰り広げられます。


SIDE CORE | Living road, Living space 関連イベントとして始まったPRESEN TATION「Vol.4」では二組のアーティストがシアター21から飛び出し、美術館内外、展示空間とシアターをつなぐパフォーマンスが行われます。
須田と島本の二名から成るバーバトラのパフォーマンスは固定カメラを装着した演者が美術館内外を徘徊、鑑賞、対話している視点をリアルタイムでシアターに投影します。それらの映像や音像を再構築した楽曲をその場で演奏することでシアターの外に出た鑑賞者の視点とシアター内の鑑賞者とを繋ぎます。
尺八奏者の野中は、音響機材を必要としないという尺八の特性を生かし演奏しながら美術館内を移動し、突如展示室内でのパフォーマンスも行われます。美術館内の廊下を「路上」と捉え、展示室を屋内と解釈し、路上での音像と、特性のある空間内での音像を出入りする、という行為で視覚的聴覚的に交差させます。
これらすべては、単なる上演や発表ではなく、「この場所で、どう表現するか」を問い直す“PRESENTATION=提示”として構想されています。

当日は、アーティストによるパフォーマンスを軸に、多様な表現や気配が交錯し、美術館という空間に集い、やがて拡散していくような瞬間を創出します。制度の静けさから解き放たれた地下のシアターが、開かれた表現の場として立ち上がる。その瞬間を、ぜひともに目撃し、体感してください。 どうぞよろしくお願いいたします。

タイムテーブル

  • 13:00〜14:00(開場12:45)
    BERVATRA(バーバトラ)

    15:00〜16:00(開場14:45)
    野中克哉(のなか かつや)

    17:00〜18:00(開場16:45)
    BERVATRA(バーバトラ)

出演者プロフィール

  • BERVATRA(バーバトラ)

    フィールドレコーディングとサンプリングを軸に活動する音楽ユニット。
    メンバーは音楽家・デザインディレクターの須田伸一と映像作家・演出家の島本幸作。
    従来のライブでは使用しないマイク(コンデンサーマイク、バイノーラルマイク、ガンマイクなど )で採集した物音/空間のノイズ/観客の動作音/都市の雑音や、レコード/ラジオ/電話/ネット動画から抜き出した音を、オリジナルの制作システムに取り込み、リズムパターンやエフェクトを加えを楽曲制作を行う。

  • 野中克哉(のなか かつや)

    古典尺八奏者。国内はもとより海外でも精力的に公演、教授活動を行っている。これまでにチューリッヒ、ロンドン、香港、ニューヨーク、ミラノ、パリ、コペンハーゲン、ベルリンにて海外公演を成功させた。自然との調和を旨とする地なし尺八奏者の生き方の一環として、無農薬の米作りにも取り組むほか、「百の生業を持つもの」という昔ながらの百姓の生き方にも倣い、翻訳・通訳など様々な仕事を持つ。
    2015年には自らが監督したスケボーと尺八のドキュメンタリー映画「根っこは何処へゆく」(英題: “Future Is Primitive”)が全国および海外で公開。
    豊田利晃監督作品「狼煙が呼ぶ」(2019年/渋川清彦、浅野忠信ほか)では即興曲「狼息」、「全員切腹」(2021年/窪塚洋介、渋川清彦ほか)では「臨音」が挿入曲として使用される。
    切腹ピストルズの一員としても精力的に活動し、日本全国での活動にとどまらず、2018年ニューヨーク公演、2022年ドバイ万博公演、シカゴ公演、2024年イギリスツアー、2025年パリコレ参加と単独公演を成功させた。

  • photo: Shin Hamada

    SIDE CORE

    2012年より活動を開始、東京都を拠点に活動。
    メンバーは高須咲恵、松下徹、西広太志。映像ディレクターは播本和宜。
    個人がいかに都市や公共空間のなかでメッセージを発するかという問いのもと、ストリート カルチャーの思想や歴史などを参照し制作する。ときに他ジャンルの表現者を交えたプロ ジェクトとして、都市の死角や隙間となる場所で多彩な作品を展開。

  • photo: NAMPEI AKAKI

    細野 晃太朗(ほその こうたろう)

    1986年東京都生まれ。 2013年にアートとファッション、音楽が交わるスペース「ANAGRA」を立 ち上げ、2016年まで企画・運営を務める。2021年、アパートの一室をセルフリノベーションした 完全予約制住所非公開の芸術鑑賞室「HAITSU」を立ち上げる。現在山梨県に移住し、都市ではで きない鑑賞や展示のあり方の提示として2024年に北杜のアート施設ガスボンメタボリズム内にギャラリー〇〇(ほにゃらら)を、2026年には自宅の離れをセルフリノベーションしたリビング型ギャラ リー「HAUSU」をオープン予定。
    instagram : @dada_kotaro

  • ー「PRESEN TATION」 について

    VOL.0/1/2/3/4と本展覧会中に5度にわたり開催されることとなったPRESEN TATIONも2026年3月14日をもって閉幕します。
    地下のシアターを中心に美術館を一時的に開放しアーティスト、音楽家、舞踏家からオーガナイザー(企画者)やその他全ての表現者がこの空間をどのように捉え、表現するのか、PRESEN TATIONは、
    そういった機会を創出し、様々な実験やプレゼンテーションを繰り返すことで土壌が耕され、その先に新たな美術館との付き合い方、そして美術館の在り方を誘発するイベントとして始まりました。
    0はシアターの特性をフルに使った公演の数々。1では県外からクルーを招き美術館でパーティーを。2は会場を美術館の外に移し0の再編集版を。3では金沢ローカルのメンバーによる過去現在未来の金沢カルチャーのトークを中心としたイベントを。
    たった5回の開催でしたがそれぞれがそれぞれの方法でプレゼンテーションを重ねてきました。

    美術館で出会う。そんなはじまりがこれからも起こるように。
    またどこかの美術館で、何かが始まることを祈って。
    とはいえ、我々はただ本心はただ「美術館で遊びたかった」だけなのかもしれません。

    金沢21世紀美術館の地下にあるシアター21。ここはクラブでもライブハウスでもギャラリーでもありません。することによってどんな場所にでも変容するのです。


    細野 晃太朗

関連リンク

クレジット

主催:

金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]