期間:
2025年11月23日(日)
14:00〜15:30(13:30開場)
金沢21世紀美術館 学芸課
TEL 076-220-2801
本トークイベントでは、印刷博物館学芸企画室長の中西保仁氏、グラフィックデザイナーの佐々木俊氏をゲストに迎え、グラフィックデザインにおける「文字の可能性」を考えます。
「コレクション展2 文字の可能性」では、多様な文字表現を模索したグラフィックデザイナー粟津潔(1929-2009)の作品群を展示しています。粟津は印刷博物館(東京)の初代館長を務め、象形文字をベースにした博物館のロゴデザインや、開館記念展「象形文字遊行」展(2000年)の開催など、文字にまつわるデザインの実践を行いました。印刷博物館における粟津の仕事や文字表現について、中西氏からご紹介いただきます。
佐々木氏は、詩人・最果タヒの著書や詩の空間展示をはじめ、文字の視覚的・空間的なデザインを様々に手がけてきた実績を持つグラフィックデザイナーです。当館の「コレクション展2 文字の可能性」のポスターや会場掲示では、文字を主役に魅せるデザインに仕上げていただきました。本展デザインの裏話を含め、佐々木氏のデザインにおける文字表現について、お話しいただきます。
印刷博物館学芸企画室長。1995年、凸版印刷株式会社に営業職として入社後、同社百周年事業として博物館構想が持ち上がった際に設立準備室へ異動。2000年開館以降は学芸員として「ヴァチカン教皇庁図書館展 書物の誕生」、「プランタン=モレトゥス博物館 印刷革命がはじまった グーテンベルクからプランタンへ」、「空海からのおくりもの―高野山の書庫の扉をひらく―」、「和書ルネサンス 江戸・明治初期の本にみる伝統と革新」等を企画運営してきた。
グラフィックデザイナー。2010年多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。2016年AYOND(アヨンド)を設立。これまでに、詩人・最果タヒの『夜空はいつでも最高密度の青色だ』等の著書や詩の展示構成、2019年展覧会「デザインの(居)場所」(東京国立近代美術館)、2021年「NHK紅白歌合戦」番組ロゴ等のデザイン・アートディレクション、2023年「ハヤカワ新書」装丁などを担当。参加展示に、2018年「ことばをながめる、ことばとあるく―詩と歌のある風景」(太田市美術館・図書館)などがある。主な受賞歴として、2020年JAGDA新人賞、2024年世界ポスタートリエンナーレトヤマ銀賞がある。
梅谷彩香
金沢21世紀美術館学芸員(アシスタント・コンサヴァター)。「コレクション展2 文字の可能性」担当キュレーター。
金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]