期間:
2025年8月4日(月)
16:00〜21:00(開場15:30)
2025年8月4日(月)
16:00〜21:00(開場15:30)
金沢21世紀美術館 シアター21
無料/予約不要
金沢21世紀美術館 学芸課
TEL 076-220-2801
2025年10月に開幕するSIDE CORE個展「SIDE CORE|Living road, Living space」に先立ち、プレイベント「PRESEN TATION - VOL.0」を開催します。「PRESEN TATION」は、美術館を「展示するだけの場所」ではなく、「何かが生まれる場所」として捉え直すプロジェクトです。
本企画では、美術館をより開かれた公共空間=「生きている場所/Living space」として再解釈し、実験的かつ即興的なプレゼンテーションを展開します。今回、舞台となるのは、金沢21世紀美術館 地下1階のシアター21。ライブハウスやクラブ、通常のギャラリーでは実現しえないパフォーマンス、演奏、上映、その他の企画が、アーティストやオーガナイザーの手で繰り広げられます。
「Vol.0」と題された今回の開催は、その第一歩。作曲家・Wakasa Shinjiによる完全暗転の中でのアンビエント・ライブ、影絵作家の諏訪裕美 / 身体表現者のケンジルビエン /音楽家 PPTVの3名によるパフォーマンス。SUNNOVAによる電子音楽と映像・レーザーの同期ライブ、さらに下高井戸の実験スタジオ「Studio P.R.O」主宰・Masayoshi Suzukiによるモジュラー・ミュージックの演奏を予定しています。また、SIDE COREによる映像作品も上映されます。これらすべては、単なる上演や発表ではなく、「この場所で、どう表現するか」を問い直す“PRESENTATION=提示”として構想されています。
当日は、アーティストによるパフォーマンスを軸に、1日限りのアートショップやフード、バーも出店予定。多様な表現や気配が交錯し、美術館という空間に集い、やがて拡散していくような瞬間を創出します。制度の静けさから解き放たれた地下のシアターが、開かれた表現の場として立ち上がる。その瞬間を、ぜひともに目撃し、体感してください。
16:00〜17:00 SIDE CORE (シアター21 / 映像上映 )
17:00〜17:50 Masayoshi Suzuki (シアター21 / ライブ )
18:00〜18:50 諏訪裕美 / ケンジルビエン / PPTV
19:00〜19:50 SUNNOVA(シアター21 / ライブ )
20:00〜21:00 SHINJI WAKASA (シアター21 / ライブ )
インドネシアの伝統影絵を現地で学び、現在はオリジナルの創作影絵作品の公演をしている諏訪裕美。ダンスカンパニーBABY-Qに所属し、舞台芸術の視点の拡張を提唱してきた「ANTIBODIES Collective 」に参加する身体表現者であるケンジルビエン。DJ / Composerであり、独自の観点で様々なコンテンツを昇華・融合し、空間に合わせた表現を行い、これまで数々のMIXCDや、eatrip SOIL、kappa堂などの共同作品もリリースしているPPTV。
今回のプレゼンテーションでは諏訪の影絵という平面的な表現にケンジルビエンが身体によって動的なレイヤーを生み、さらにPPTVによるDJ/サウンドパフォーマンスが空間を包みます。三者が共演するのは初めての試みとなります。
東京を拠点に活動する作曲家。ソロアーティストとして国内外のレーベルより作品を発表するほか、「Hiroya Tanaka」名義で映画音楽やファッションショーなどの楽曲制作も手がけています。2020年には、日本のオルタナティブバンド「downy」に加入し、サンプラーとシンセサイザーを担当。今回の企画では、音楽・映像・レーザーを組み合わせた立体的なパフォーマンスを披露します。
東京・下高井戸にある実験スタジオ「Studio P.R.O」の主宰。ペインター、サーキットベンダー、立体造形家、編集者、音楽家と多面的に活動するアーティストです。モジュラーシンセを用いたライブ演奏では、自らとマシーンの一体化を目指すような独自の表現を追求しています。
作曲家/アーティスト。CMや映画音楽、ファッションショー、アートエキシビションへの作品提供を行う一方で、自身のアーティストワークでは「静けさ」と「抑制」を意識し、響きとテクスチュアに根ざした音楽表現を追求しています。近年は「死と音楽の物質性」をテーマに、恐山でフィールドレコーディングした音像を用いたインスタレーション作品を発表。完全な暗闇と立体音響による空間で、音が知覚や記憶に作用する構造を探究しています。
photo: Shin Hamada
2012 年より活動を開始、東京都を拠点に活動。メンバーは高須咲恵、松下徹、西広太志。映像ディレクターは播本和宜。個人がいかに都市や公共空間のなかでメッセージを発するかという問いのもと、ストリートカルチャーの思想や歴史などを参照し制作する。ときに他ジャンルの表現者を交えたプロジェクトとして、 都市の死角や隙間となる場所で多彩な作品を展開。近年には、個展「SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット」(ワタリウム美術館+屋外、2024)開催、第8回横浜トリエンナーレ「野草:いま、ここで生きてる」(横浜美術館ほか、2024)、「奥能登国際芸術祭2023」(2023年、 石川、珠洲市)。本館にて本年10月18日より大規模個展開催予定。
Cafe いかなてては、能登半島のさいはてにあるスパイスカレーとコーヒーのお店です。能登は優しや土までも。「いかなてて」は私達の方言で「どういたしまして」。お米は珠洲市狼煙の田圃で育った石川県のブランド米「ひゃくまん穀」。味付けはミネラルたっぷり「珠州揚げ浜塩」。地元の食材、体に優しい素材にこだわって、心を込めた能登のおもてなし。金沢21世紀美術館初出店。
photo: NAMPEI AKAKI
1986年東京都生まれ。 2013年にアートとファッション、音楽が交わるスペース「ANAGRA」を立 ち上げ、2016年まで企画・運営を務める。2021年、アパートの一室をセルフリノベーションした 完全予約制住所非公開の芸術鑑賞室「HAITSU」を立ち上げる。現在山梨県に移住し、都市ではで きない鑑賞や展示のあり方の提示として2024年に北杜のアート施設ガスボンメタボリズム内にギャラリー〇〇(ほにゃらら)を、2025年には自宅の離れをセルフリノベーションしたリビング型ギャラ リー「HAUSU」をオープン予定。
instagram : @dada_kotaro
ー「PRESEN TATION」 について
とあるフランスの美術館の地下で展覧会のオープニングの日にはパーティーが開かれる。
そんな話を友人から聞き、ずっと頭の中でその光景を想像していた。
美術館の地下をクラブさながらの真っ赤な照明で照らしてダンスミュージックで身体を揺らす。
なんて素敵な使い方だろうと思った。
地下のシアターを中心に美術館を一時的に開放しアーティスト、音楽家、舞踏家からオーガナイザー(企画者)やその他全ての表現者がこの空間をどのように捉え、表現するのか、PRESEN TATIONは、その提案の機会です。
そういった機会を創出し、様々な実験やプレゼンテーションを繰り返すことで土壌が耕され、その先に新たな美術館との付き合い方、そして美術館の在り方が生まれると信じています。
金沢21世紀美術館の地下にあるシアター21。ここはクラブでもライブハウスでもギャラリーでもありません。することによってどんな場所にでも変容するのです。
細野 晃太朗
金沢21世紀美術館 [公益財団法人金沢芸術創造財団]