期間：
2025年2月26日(水) - 2025年3月4日(火)
3月11日、松島の海に響く“追悼の汽笛”
11年の記録と、松島×石川が繋げる “祈りの音（とき）”を聴く
宮城県松島町では、東日本大震災で亡くなった方々への追悼のために、
毎年3月11日の14時46分、港に停泊する船から一斉に汽笛を鳴らす取り組みを行っています。
その試みは2012年から始まり、以来、私たちは毎年松島に通い、“追悼の汽笛”の録音を続けてきました。
その後、数年の準備を経て、2024年3月に当美術館で公演を行う予定でしたが、能登半島地震の影響により延期となってしまいました。
そして現在は来年の公演に向けて、震災で壊れてしまった能登の伝統工芸品である珠洲焼きの陶器や能登瓦をリメイクし、
舞台美術として蘇らせようとしています。
また、毎夜行われる音楽ライブ”Inori record”では、クラシック楽曲「3.10 汽笛のための弦楽伴奏曲」を追悼の汽笛と共に再生し、
松島×石川、それぞれの場所で生まれた”祈りの音（とき）”が、時空を超えて共鳴する空間を創り上げます。
※障がいの有無に関係なく、広くご参加いただける公演を目指しておりますので、視覚・聴覚障がい者の方にもご参加いただけるよう、
バリアフリー（手話通訳や文字情報などの情報保障）にも対応する予定です。