まるびぃ シネマ・パラダイス!vol.7

銀幕に生きたスタアたち

2020年11月21日(土) - 2020年11月22日(日)

インフォメーション

期間:

2020年11月21日(土) - 2020年11月22日(日)

会場:

金沢21世紀美術館 シアター21

料金:

●1回鑑賞券
一般 500円 / 大学生以下 300円
●フリーパス
一般 1,500円 / 大学生以下 900円(限定30枚、前売りのみ)
※大学生以下の方は要学生証提示 ※身体障害者手帳提示の場合、介助者1名無料

定員:

各回先着70名(全席自由・入替制/各回10分前開場)
※優先入場特典あり(フリーパスか金沢21世紀美術館友の会会員証を提示の方)。開場時間までにお集りください。
※関連企画は入場無料。ただし1回鑑賞券またはフリーパスの提示が必要。
※バリアフリー音声ガイドの貸出し対象映画2本あり。 無料・予約優先 Web予約

チケット取扱:

●窓口販売
金沢21世紀美術館 ミュージアム・ショップ(Tel 076-236-2072 / 日・火〜木 10:00〜18:30、金・土 10:00〜20:30)
Web予約
※フリーパスのみ、10月21日より受付開始、当日会場にて精算

お問い合わせ:

金沢21世紀美術館 交流課
TEL 076-220-2811

概要

ヒーローもヒロインも「スタア」たち
今回のテーマで「スタア」としたのは、ヒロインにも注目してほしいという理由があります。男女の優劣をつけるのではなく、女性像も大切にしたいという意味があります。今回の映画はその時代ならではの強大な試練に立ち向かう人々の姿が印象的です。ぜひシアター21 にスタアたちの勇姿を見に来てください!( 運営メンバー 一同)

● Twitter:@maru_cinema_pa
● Facebook:@marubicinema

上映スケジュール

  • ●11月21日(土)
    11:00〜13:18 「隠し砦の三悪人」
    14:00〜15:36 「座頭市物語」(※バリアフリー音声ガイドあり)
    15:50〜17:30 関連企画1 トーク
    「バリアフリー音声ガイドで“みる”映画の魅力」
    平塚千穂子氏(CINEMA Chupki TABATA・
    バリアフリー映画鑑賞推進団体シティ・ライツ代表)

    ●11月22日(日)
    11:00〜12:40 「嵐を呼ぶ男」(※バリアフリー音声ガイドあり)
    12:50〜13:20 関連企画2 蓄音器実演&トーク
    「石原裕次郎と三人娘が歌うニッポンのジャズ」
    八日市屋典之氏(金沢蓄音器館館長)
    14:00〜17:21「黒部の太陽」(途中休憩あり)

上映作品

  • 令和2年度 優秀映画鑑賞推進事業

    隠し砦の三悪人

    11月21日(土) 11:00〜13:18
    1958年/東宝/白黒/シネマスコープ/モノラル/138分
    脚本:菊島隆三、小国英雄、橋本忍
    脚本・監督・製作:黒澤明
    出演:三船敏郎、上原美佐、藤田進ほか

    【あらすじ】
    ボロボロの2人の百姓、太平と又七は鍋を煮ていた薪の中から金を見つける。こっそり盗み出そうとするもそこに屈強な男(三船敏郎)が現れる…そこから始まる大冒険!言葉などいらない槍同士での戦闘シーン。迫力満点の乗馬シーン。炎が輝くお祭りのシーン。そして、その中で垣間見る人間の醜さ、美しさとは…

    【このスタアに注目】
    三船敏郎生誕100周年!長尺の槍同士の戦闘シーンは魅力的で食い入る様に観てしまう。乗馬シーンでは清々しい程の疾走感。真剣な眼差し、ガハハッ!と笑う顔、三船敏郎の様々な表現、表情が見れるチャンス!黒澤明監督と野生的な役がバッチリの三船敏郎が生み出す「隠し砦の三悪人」是非ご覧あれ!!(栄永一斗)

  • 令和2年度 優秀映画鑑賞推進事業

    座頭市物語

    11月21日(土) 14:00〜15:36
    1962年/大映(京都)/白黒/シネマスコープ/モノラル(濃淡型)/96分
    原作:子母沢寛
    脚本:犬塚稔
    監督:三隅研次
    出演:勝新太郎、天知茂、万里昌代ほか

    【あらすじ】
    盲目のヤクザ・座頭市は、その居合い抜きの腕を買われ下総飯岡の貸元・助五郎の食客となる。ある日、市は釣りをしていたところ浪人・平手造酒と出会う。友情を深めていく2 人だったが造酒は助五郎
    一家と対立する笹川一家の用心棒だった…。運命に導かれるように戦いに誘われる市と造酒。勝新の代名詞となる傑作シリーズ第1 弾!

    【このスタアに注目】
    勝新(かつしん)の愛称で呼ばれ、市川雷蔵と共に大映(現・角川映画)の二枚看板として活躍した。独立後は「勝プロダクション」を設立し「子連れ狼」「暴れん坊将軍」など多くの名作の製作に携わる。自由奔放、豪快奔放な性格で数々の不祥事を起こしながらもその持ち前の愛嬌や裁判の傍観者すら「観客」と呼ぶ等の溢れんばかりのユーモアで常に周りの友人やファンを喜ばせ、愛され続ける日本芸能史に燦々と輝く大スター。(吉川永祐)

  • 令和2年度 優秀映画鑑賞推進事業

    嵐を呼ぶ男

    11月22日(日) 11:00〜12:40
    1957年/日活/カラー/シネマスコープ/モノラル/100分
    原作・脚本・監督:井上梅次
    脚本:西島大
    出演:石原裕次郎、北原三枝、芦川いづみ、金子信雄ほか

    【あらすじ】
    人気バンド『シックスジョーカーズ』のドラマー、チャーリー・桜田(笈田俊夫)の補欠候補として選ばれたのは、破天荒だがドラムの腕は一流の若き青年、通称「流しの正坊」こと国分正一(石原裕次郎)だった。彼は実力を磨き世間から注目を集めるのだが、その状況をよく思わなかったチャーリーによりドラム対決を挑まれる。しかし、その裏にはある陰謀が隠されていた…

    【このスタアに注目】
    石原裕次郎という名を世に知らしめた彼の代表作としても名高い本作の見どころは、なんといってもチャーリーとのドラム合戦シーン。手を負傷していながらもドラムを叩き歌う場面が最高にかっこいいです!荒々しい世間と戦いながらもスターへの道を駆け上がっていく姿につい胸を打たれます。(大野広輝)

  • ©石原プロ 2020

    黒部の太陽

    11月22日(日) 14:00〜17:21(途中休憩あり)
    1968年/石原プロモーション/カラー/シネマスコープ/モノラル/196分
    原作:木本正次
    脚本・監督:熊井啓
    脚本:井手雅人
    出演:三船敏郎、石原裕次郎ほか

    【あらすじ】
    「不可能を可能にする何か…」男たちが挑んだダム建設は苦難の連続。岩盤から水が噴き出すシーンでは、裕次郎自身がケガを負う。トンネルを貫通させる。石原、三船がタッグを組んだこの映画も、当時の映画業界に風穴を開けた。命がけの戦いを家族の愛がやさしく包む。男臭く汗臭い、それでもどこか温かいヒューマンドラマ。

    【このスタアに注目】
    “世界のミフネ” と称された三船敏郎。日活のトップスター石原裕次郎。それぞれ縛りの多い映画会社から独立し、プロダクションを設立。本作品は企画から参加した。トンネル貫通時の裕次郎の満足気な顔。貫通式典での三船の涙。映画中での演技は2 人の実感を伴うものだろう。1 人の男としてのスターに注目してほしい。(椿野智之)

関連企画1

  • トーク「バリアフリー音声ガイドで“みる”映画の魅力」

    ゲスト:平塚千穂子氏(CINEMA Chupki TABATA・バリアフリー映画鑑賞推進団体シティ・ライツ代表)
    日時:11月21日(土) 15:50〜17:30
    会場:シアター21
    料金:無料(ただし1回鑑賞券かフリーパスの提示が必要)

    目の不自由な人たちと共に映画鑑賞を楽しむために、言葉による映像の解説を2001年から手がけてきたバリアフリー映画鑑賞推進団体シティ・ライツ代表の平塚氏が、「座頭市物語」「嵐を呼ぶ男」の音声ガイド制作エピソードを紹介します。

関連企画2

  • 蓄音器実演&トーク「石原裕次郎と三人娘が歌うニッポンのジャズ」

    ゲスト:八日市屋典之氏(金沢蓄音器館 館長)
    日時:11月22日(日) 12:50〜13:20
    会場:シアター21
    料金:無料(ただし1回鑑賞券かフリーパスの提示が必要)

    懐かしい音色に包まれる、安らぎのひと時をー
    「嵐を呼ぶ男」をはじめとする“ニッポンのジャズ”を、実際に蓄音器を使って鑑賞します。金沢蓄音器館館長・八日市屋典之氏をお迎えし、裕次郎とレコードの関係や、レコード文化について、さまざまな名曲とともにご紹介いただきます。

知っていますか?バリアフリー音声ガイド

  • 映像作品の「画」が伝えている動きや内容をナレーションで聞くことができる専用ラジオを「座頭市物語」と「嵐を呼ぶ男」で貸出します。見えない人や見えにくい人、新しい映画体験をしてみたい人にオススメです。
    (各回先着50台・無料)
    Web予約

まるびぃ シネマ・パラダイス!とは

  • 地元の学生を中心とする10代後半から20代半ばの映画に魅せられた若いデジタル世代が、趣向を凝らす映画祭です。映画史に残る名作をフィルムで上映することを通して技術の継承にも取り組み、映画で金沢を盛り上げることを目的としています。

    vol.1(2014) 白黒からカラーまで…フィルム、綺麗。
    vol.2(2015) ニッポン★喜劇 ハードコア〜笑いのむこうがわ〜
    vol.3(2016) アイ色のシンデレラ〜フィルムにこぼれる宝石たち〜
    vol.4(2017) ニッポンカゲキ 歌って踊ってる場合ですよ!!
    vol.5(2018) 成瀬巳喜男 特集 〜日常はあなたを離さない〜
    vol.6(2019)脚本家 橋本忍の描く黒い影

新型コロナウイルス感染拡大予防のための対策について

  • 新型コロナウイルス感染拡大予防のための当館の取り組みにご理解とご協力をお願いします。

    【お客様へのお願い】
    ・ 咳や発熱など体調の優れないお客様はご来場をお控えください。
    ・過去2週間以内に感染が引き続き拡大している国・地域への訪問歴がある場合は来館を自粛してください。
    ・金沢21世紀美術館の入館時に検温とマスク着用のチェックがございます。37.5度以上の発熱がある方またはマスクを着用でない方にはご入館をお断りいたします。
    ・シアター21前でチケットをお買い求めの際やご入場の際には、他のお客様と1.5m程度の間隔を空けてお並びください。
    ・シアター21前受付で手指の消毒にご協力をお願いします。
    ・万一、館内で感染発生が確認された場合、当日ご来場のお客様にご連絡するため、お名前とご連絡先のご記入にご協力をお願いします。

    【金沢21世紀美術館の取り組み】
    ・シアター21内の客席は前後左右に間隔を空けてご案内します。
    ・ シアター21内の座席や手すりは各回ごとに消毒を行います。
    ・館内は常時、空調及び換気を行っています。
    ・チラシ等の配布物については手渡しではなく、据え置き配布方式にします。
    ・受付窓口にはお客様との間にアクリル板を設置します。
    ・スタッフはマスクまたはフェイスガードを着用してご対応をさせていただきます。
    ※これらの対策は10月2日時点で予定しているものです。変更や更新の場合もありますので、最新の対応につきましてはご来館前に当ページでご確認ください。

関連リンク

クレジット

主催:

まるびぃシネマ・パラダイス!実行委員会、金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]、国立映画アーカイブ

特別協力:

文化庁、一般社団法人日本映画製作者連盟、全国興行生活衛生同業組合連合会

協力:

CINEMA Chupki TABATA、バリアフリー映画鑑賞推進団体シティ・ライツ、 有限会社シネモンド、金沢市視覚障害者協会、金沢蓄音器館[公益財団法人金沢文化振興財団]

後援:

北國新聞社