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金沢21世紀美術館

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EXHIBITION展覧会

Alex Da Corte Fresh Hell
アレックス・ダ・コルテ 新鮮な地獄

2023年4月29日(土) -
2023年9月18日(月)

インフォメーション

期間:
2023年4月29日(土) 〜2023年9月18日(月)
10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
会場:
金沢21世紀美術館
展示室7〜12、14
料金:
一般:1,200円(1,000円)
大学生:800円(600円)
小中高生:400円(300円)
65歳以上の方:1,000円
※( )内はWEB販売料金・団体料金(20名以上)
※当日窓口販売は閉場の30分前まで
※入場当日に限り「コレクション展1 それは知っている:形が精神になるとき」にもご入場いただけます。

日時指定WEBチケット購入について:
4月8日(土)10:00販売開始(4月・5月入場分)
※6月以降入場分は前月1日の10:00〜販売
入場時間枠:
[1] 10:00~11:00 [2] 11:00~12:00
[3] 12:00~13:00 [4] 13:00~14:00
[5] 14:00~15:00 [6] 15:00~16:00
[7] 16:00~17:00 [8] 17:00~18:00
[9] 18:00~19:00 [10] 19:00~20:00
※ [9][10]は金・土曜日のみ



・日時指定WEBチケット及び当日券は、指定の入場時間枠ごとの数量限定販売となります(先着順・予定数量に達し次第販売終了)。
・展覧会場入り口にて、購入済みページの二次元コード画面または印刷したものをご提示ください。
・各時間枠の開始直後は、入場待ち列ができることがあります。
休場日:
月曜日(ただし7月17日、9月18日は開場)、5月14日、7月18日
お問い合わせ:
金沢21世紀美術館 TEL 076-220-2800

概要

現代は、あらゆる場所が視覚に訴える様々なイメージで埋め尽くされています。感情や時間や空間など、本来は見ることが出来ないものまで視覚化しようという中で、クリエイターや発明家は、妄想の世界に分け入っては、より深い物語を伝えるにはどのようにしたらよいか、人間の深層心理に働くイメージとは何かについて、絶えず思考しています。
アレックス・ダ・コルテは、自分にとってなじみ深いと感じるオブジェやアイコンと戯れながら、それらの本来の意味を解体/再構築する作品で知られる作家です。テレビ、映画、コミック、アニメーションなどを中心に大衆文化や消費文化、美術史、デザインなど、様々なソースからインスピレーションを得る点に特徴があり、映像、彫刻、絵画、インスタレーションなど多様なメディアを駆使しながら、アメリカ中産階級の視覚文化をサンプリングしています。どの手法においても鮮やかな色彩と形にこだわりが見られ、見慣れたモチーフも美術史に関する広範な知識と繊細で独特な感性によって、濃厚で優美なアッサンブラージュとなります。人々を誘引する魅力がある一方で、孤独や不安といった、言葉に出来ない人間の情感にも訴え、理性的に整理された領域でなく、奇妙な妄想の世界で人々を踊らせるような魅力をまといます。
アジアの美術館で初めてとなるアレックス・ダ・コルテによる本展覧会では、最近作を含めた全11点の映像インスタレーション作品などを紹介します。圧倒されるような大きな箱型のスクリーンに投影される、様々にサンプリングされたイメージは、実体も無く、コケティッシュでおかしいのですが、深く関わるほど心がかき乱されるような不思議な魅力があります。「新鮮な地獄」とは、視覚情報が押し寄せる中で、現代社会の消費文化を定義するようになった欲望と記憶と知覚の関係にも踏み込み、氾濫するイメージがもたらすものは何か、といった問いにも、私たちを向き合わせています。

関連プログラム

キュレーターによるギャラリーツアー
日程:2023年6月10日(土)、7月8日(土)、9月9日(土)
時間:13:00〜13:30
会場:金沢21世紀美術館 展示室
受付:レクチャーホール前
定員:20名
※当日受付、先着順
※事前に展覧会チケットをお求めの上ご参加ください。
※その他のプログラムについては、4月1日以降、当館ウェブサイトにて随時ご案内します。

作家プロフィール

photo by Hedi Slimane
©︎ Alex Da Corte studio

アレックス・ダ・コルテ

1980年カムデン/ ニュージャージー州生まれ、フィラデルフィア/ ペンシルベニア州、米国在住。ヴェネズエラ系アメリカ人アーティスト。2018年ピッツバーグのカーネギーインターナショナルを皮切りに、2019年のヴェネチア ・ビエンナーレによって世界的に名が知られるようになり、2022年ニューヨークのホイットニー・ビエンナーレにも参加。
主な個展に、ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館(ロッテルダム、オランダ)、セセッション(ウィーン、オーストリア)、MASS MoCA (マサチューセッツ州、米国)、ケルン芸術協会 (ケルン、ドイツ)などがある。2021年にニューヨークのメトロポリタン美術館屋上庭園のコミッションに選ばれ、2022年にはルイジアナ近代美術館(フムレベック、デンマーク)において、彼の20年間の作品を網羅したサーベイショウ「Mr. Remember」が開催された。

主な出品作品

アレックス・ダ・コルテ《ROY G BIV》(2022年)
「Alex Da Corte Fresh Hell アレックス・ダ・コルテ 新鮮な地獄」展示風景 金沢21世紀美術館 2023年
撮影:今井智己

《ROY G BIV(ロイ・ジー・ビヴ)》/ROY G BIV(2022)

会場:展示室7

虹の7色―Red(赤)、Orange(オレンジ)、Yellow(黄色)、Green(緑)、Blue(青)、Indigo,(藍)、Violet(紫)を覚える時に、それぞれの頭文字を順番に並べて一語にしたニーモニック(符号)をタイトルにした作品。フィラデルフィア美術館の有名なコンスタンティン・ブランクーシ(1876-1957年)の部屋を模した場所で、マルセル・デュシャン(1887-1968年)に扮したアレックス・ダ・コルテが、人間の存在、時間、恋人との愛と別れなどをオムニバス形式で演じ分ける映像作品である。会期中に7回、キューブの色を塗り変えるパフォーマンスも行われる。

アレックス・ダ・コルテ《開かれた窓》2018
©︎ Alex Da Corte studio

《開かれた窓》/The Open Window (2018)

会場:展示室9

スクリーンを跳ね回るプールボールのイメージは、ノベルティ・コンタクトレンズのカタログに由来している。主役を演じるミュージシャン、アニー・クラークのポーズは、ホラー映画に出てくる若い女性が犯人を見たときに感じるであろう恐怖の反応を、タイムラプスで引き伸ばした、ゆっくりとした悲鳴を表す映像作品である。このイメージは、ヤングアダルト向けのホラー小説シリーズである「フィアストリート」の『キャット』という本から援用したものである。ビビッドでポップな色とアイコンとの対比が美しい。

アレックス・ダ・コルテ《ゴム製鉛筆の悪魔》2019
©︎ Alex Da Corte studio

《ゴム製鉛筆の悪魔》/Rubber Pencil Devil(2019)

会場:展示室11

57のチャプターとプロローグで構成された映像作品を、4台の大型リアプロジェクションで四角の箱に映し出すサイトスペシフィックな展示形式で発表する。
20世紀のテレビの時代を中心に、同時代を生きた人々の記憶、あるいはリヴァイバルによって新たに刻まれたアイコンやそれらの文化的背景からインスピレーションを得た全長2時間40分の映像が五つに分割されている。日用品、家庭のシンボル、おなじみのコードで構成された過剰なサイズや飽和状態への没入を促している。パフォーマーの一人はダ・コルテ自身であり、ピンクパンサー、シルベスター・ザ・キャット、ミスター・ロジャース、悪魔といった象徴的なキャラクターにふんして、「らしさ」を演じながら、文脈の正当化への批評に挑戦している。

《マウス・ミュージアム(ヴァン・ゴッホの耳)》(2022年)
「Alex Da Corte Fresh Hell アレックス・ダ・コルテ 新鮮な地獄」展示風景 金沢21世紀美術館 2023年
撮影:今井智己

《マウス・ミュージアム(ヴァン・ゴッホの耳)》/ Mouse Museum (Van Gogh Ear)(2022)

会場:展示室14

マウス・ミュージアムは、クレス・オルデンバーグ(1929-2022年)が、1965年から70年代後半にかけて制作した自身の芸術作品のための美術館で、ウォルト・ディズニーが生み出した世界一有名なアイコン、ミッキーマウスをさりげなく表現した形をした美術館として、1972年のドクメンタ5(カッセル/ヘッセン州、旧西ドイツ、現在ドイツ連邦共和国)で発表された。ダ・コルテは、オルデンバーグの態度と精神を受け継ぎ、小さい頃から集めていたプラスチックなどの小物をコレクションして、マウスの左耳を切り取ったゴッホへのオマージュのバージョンを制作。まだ若くして人生を記録するには十分な数ではないかもしれないが、彼自身が収集したプラスチックのオブジェの数々はダ・コルテの人生の証となっている。

アレックス・ダ・コルテ《THE SUPERMAN》2018
©︎ Alex Da Corte studio

《TH∃ SUP∃RMAN》/TH∃ SUP∃RMAN(2018)

会場:展示室14周辺

数年前、友人がアレックス・ダ・コルテに送ってきた画像は、パリのルーヴル美術館にあるレオナルド・ダ・ヴィンチの「モナリザ」の前に彼がいるものだったが、実際にはアメリカのラッパー、エミネムを写したものだった。本作品は二人の異なる人物に認められる外見の類似性に基づくイメージを元に、人々が抱く世界的に有名なミュージシャンの人物像を構成するものは何か、どのような大衆心理が働いているのか、プライベートな環境ではどのように振る舞うのか、という問いかけである。

関連グッズ販売について

Fresh Hellキーホルダー

映像作品に登場するモチーフを切り取ったアクリルキーホルダーです。
大きなメインパーツに小さなパーツを繋ぎ合わせてあなただけのキーホルダーが完成します。
ジャラジャラとつなげても、もちろん一個だけでも完成するキーホルダーです。
たくさんの物の中から“あなたが選ぶ”という行為は、Alexの創作活動の中でも一つの要素となっており、このアクリルキーホルダーは作品と自分をリンクできる商品となっています。
ぜひあなただけの特別な組み合わせを見つけてください。
価格:
メインパーツ ¥990(税込)
サブパーツ ¥495(税込)
文字パーツ ¥495(税込)

※オンラインショップでもご購入いただけます。
メインパーツ サブパーツ 文字パーツ

新鮮な地獄シャツ

Alex Da Corteスタジオが今回の展覧会に合わせてデザインした刺繍シャツです。
色はベージュとネイビーをご用意しました。
展覧会タイトル「FRESH HELL」を直訳した“新鮮な地獄”が独特な世界観を醸し出しています。
並べて販売中のアイロンワッペン「Pool ball patch」をぜひ一緒にカスタマイズしてお楽しみください。
価格:¥8,800(税込)

※オンラインショップでもご購入いただけます。
ベージュ ネイビー

pool ball patch

価格:
pool ball patch 5㎝ ¥770(税込)
pool ball patch 6㎝ ¥880(税込)

※オンラインショップでもご購入いただけます。
pool ball patch 5㎝ pool ball patch 6㎝

Alex Da Corte ポストカード

価格:¥275(税込)

※オンラインショップでもご購入いただけます。
「オンラインショップ限定セット販売」となっております。
オリジナルポストカードセット

Fresh Hellトートバッグ/サコッシュ

Alex Da Corteのポップな世界観をイメージして制作した展覧会オリジナルPVC製トートバッグ&サコッシュです。
前面には展覧会タイトル、側面には当館のロゴマークを圧着印字することで、思わず触りたくなるような凸凹に浮かびあがらせています。

価格:
トートバッグ ¥4,400(税込)
サコッシュ  ¥3,850(税込)

※オンラインショップでもご購入いただけます。
トートバッグ サコッシュ

カタログ予約・販売

「Alex Da Corte Fresh Hell アレックス・ダ・コルテ 新鮮な地獄」展覧会カタログ

アレックス・ダ・コルテは、イメージの作られ方、認識のされ方、またその延長にある記憶の作られ方について探求している今注目の作家です。
日本で初めての個展となる今回は、なじみのキャラクターやアイコンに彩られる遊び心のあるポップでバーチャルなイメージと、現実の陰鬱さや寂寥感が共存する不思議な魅力にあふれた映像作品を中心に構成され、その様子が収められた一冊。
ビニール素材のブックカバーが掛けられ、表紙には本展覧会のメインビジュアルがデザインされた装丁となっています。
※《イエロー》のビニールカバー「ROY G BIV」デザインは、
《ミュージアムショップ限定販売》です。(数量に限りがございます)

[書籍概要]
仕様:A4 縦変型(W225×H297㎜)/184頁/並製 ビニールカバー
価格:¥5,500(税込)
発行年:2023年
発行:株式会社マイブックサービス
言語:日本語、英語
ISBN:978-4-907490-21-8

店頭およびオンラインショップのご予約分は9/1(金)に発送予定です。
発送後しばらく経ちましても届かない場合はミュージアムショップまでご連絡をお願いいたします

※オンラインショップでもご購入いただけます。
オンラインショップはこちら

Images

    「Alex Da Corte Fresh Hell アレックス・ダ・コルテ 新鮮な地獄」展示風景 金沢21世紀美術館 2023年
    撮影:今井智己

    《マウス・ミュージアム(ヴァン・ゴッホの耳)》(2022年)
    「Alex Da Corte Fresh Hell アレックス・ダ・コルテ 新鮮な地獄」展示風景 金沢21世紀美術館 2023年
    撮影:今井智己

    アレックス・ダ・コルテ《ゴム製鉛筆の悪魔》2019
    ©︎ Alex Da Corte studio

    アレックス・ダ・コルテ《ゴム製鉛筆の悪魔》2019
    ©︎ Alex Da Corte studio

    アレックス・ダ・コルテ《ゴム製鉛筆の悪魔》2019
    ©︎ Alex Da Corte studio

    アレックス・ダ・コルテ《ROY G BIV(ロイ・ジー・ビヴ)》2022
    ©︎ Alex Da Corte studio

    参考画像:クレス・オルデンバーグ
    《マウス・ミュージアム》外観 1972-77

主催/ほか

主催:
金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]
後援:
在大阪・神戸米国総領事館、北國新聞社
協力:
多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース、川崎市民ミュージアム、ハイアットセントリック 金沢、株式会社モダニスアンドカンパニー