EXHIBITION展覧会
主催展覧会2009
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未完の横尾忠則ー君のものは僕のもの、僕のものは僕のもの
2009年8月1日(土) - 2009年11月3日(火)
絵画、デザイン、映画、演劇、音楽、文学・・・ジャンルを横断しながら、目にしたもの、耳にしたもの、あらゆるものごとを自身に入力し、独自の流儀で変換出力して世界像を変容する横尾芸術の本質——それは、「未完」であること。 「未完」の横尾ワールドを、表から裏から、中から外から、ひっくり返して探検する本展は、横尾忠則の未完成交響詩。 ■アトリエの中に眠っていた未完の絵画大放出 ・未発表作品、未完成作品、落選作品<展示室11> ■アトリエの外では未完の絵画大発生 ・PCPPPと横尾工房で生まれた作品<展示室7、8、プロジェクト工房> ■未完の人間=横尾少年が自己複製を繰返す未完のイコン ・「ピンクガール」=永遠の少年が夢み続けるマドンナ。<展示室9、10> ・「ルソー」=横尾の複製行為は歴史に残る無礼講<展示室14> ・「Y字路」=行き先不明のY字路こそ横尾の居場所<展示室7・8ほか>
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広瀬光治と西山美なコの “ニットカフェ・イン・マイルーム”
2009年4月29日(水) - 2010年3月22日(月)
「広瀬光治と西山美なコの“ニットカフェ・イン・マイルーム”」は、金沢若者夢チャレンジアートプログラムの第三弾で、金沢21世紀美術館で展開される長期プロジェクト型展覧会です。当館の展示室13において、広瀬光治と西山美なコ制作による作品《ニットカフェ・イン・マイルーム》が展開されます。 卓越した技術で独自のニット表現を展開するニット界の伝道師・広瀬光治と個人や共同体にとっての「あこがれ」や「理想」の世界を独自の造形言語によって追求してきた西山美なコ。二人のコラボレーションによって、「ニットカフェ・イン・マイルーム」という空間が展示室に作り出され、この場をプラットフォームとして、鑑賞者に向けた様々な編物プロジェクト、ワークショップが展開されます。一年間という長期プロジェクトを通して、「編む」という行為や創造の意義、可能性を探ります。
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愛についての100の物語
川崎和男のPeace-Keeping Design
2009年4月29日(水) - 2009年8月30日(日)
PKD(デザインによる平和維持活動)は、医学博士である川崎和男が提唱する理想を具体的に目に見える形で提案するデザインの力を最大限に活用するプロジェクトである。注射器を扱ったことがない人でも安全に接種できるワクチンの開発を含め、紛争地域や災害時の救援医療現場におきる解決困難な課題に対して創造的かつ総合的なアプローチによって、諸問題への最適な解決策を見いだし、かつ実現に取り組むデザイン力を紹介する。
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開館5周年記念展
愛についての100の物語
2009年4月29日(水) - 2009年8月30日(日)
世紀の移行と価値の転換期、悲惨な戦争と混乱の渦中に2009年が訪れ、私たちを取り巻く環境の異変は容赦なく速度を増すばかりです。そして、私たちの心身は、傷つき、飢え、乾き、彷徨いながら、太古から変わらぬ生命活動を日々営んでいます。 人間にとって「愛」ほど不可思議なものはないでしょう。哲学者の谷川徹三は「愛に対立するのは、憎しみではなくて冷淡と無関心である」と述べています。私たちは「愛」を、自分たちの儚い生命の拠り所としてきました。そして今ほど、その「愛」が問われている時代もないのではないでしょうか。 開館5周年を迎える金沢21世紀美術館は、円形ガラス張りの透明性・水平性・多方向性が全展示室で稼働する開放系に、あらゆる既存の境界を超えて、人文、社会、自然科学の各分野の研究者や活動家、そして美術、音楽、文学、身体表現等、多様なジャンルの大勢の表現者たちを招き、「愛」をめぐって語り合う場を創出します。 展覧会「愛についての100の物語」に様々なかたちで立ち現れる表現は、いつでも誰かに受けとめられ、語られ、変貌することを待っています。物語とは、出会いの場で交わされる“オープン・ダイアローグ”(開かれた対話)そのものなのです。美術館で絶え間なく生成する対話を通じて、無数の物語があふれ出すことでしょう。
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