主催展覧会
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我が文明:グレイソン・ペリー展
2007年4月28日(土) - 2007年8月31日(金)
「私の作品は、毒入りの宝物のようなもの。宝物だけど、呪われている。深い無意識の底から運ばれてきたそれらを「発掘」することは、考古学であり、心理学なのだ」 巨大な壺に描かれた殺風景な郊外の町並みやブランド・ロゴに女装した少年たち。華やかな装飾のはざまには様々な社会問題や暴力の場面が浮き上がり、女装した作家の姿もしばしば登場します。グレイソン・ペリーが生きてきた道のりと深くリンクするという点で、彼の作品は、自身の「文明」をたどる重要な発掘物といえます。愛するクマのぬいぐるみも、殺伐とした郊外風景も、自身の女装趣味さえも含まれる彼の文明は、「未開」に相対する「文明」をクリティカルに照射する試みでもあります。 1960年、チェルムズフォード(英国)生まれのペリーは80年代半ばから、暴力、偏見、性的抑圧、文化や信仰、自己とは何であるかといった諸テーマに関し、ユーモアやファンタジーを交えつつ、鋭い視点で捉えた作品を発表してきました。彼が主に手がける陶芸作品では、古典的な形の壺の表面に描き重ねた現代的主題と、豊かな色彩や装飾との重層的な絡まり合いが見る者の想像を膨らませます。陶芸のみならず、彫刻、写真、版画からキルトやドレスのデザインに女装という行為まで、ジャンルを超えた活動と強烈な表現内容で国際的な注目を集め、2003年には英国のターナー賞を受賞しました。日本初の個展となる本展では、初期から近年までの作品に多数の新作を加え、我々をペリーの「文明」を巡る旅へといざないます。 ★特設サイトはこちら http://www.kanazawa21.jp/exhibit/perry/index.html
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コレクション展 I
2007年4月28日(土) - 2007年7月16日(月)
金沢21世紀美術館のコレクションを紹介します。とりわけ、複雑な視点を織り交ぜ、社会の価値観の変化や転換と呼応するような作品を展示し、社会における人間の表現を問い直します。 ★特設サイトはこちら http://www.kanazawa21.jp/exhibit/collection/2007_1/index.html
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「ピノッキオ」と「最後の晩餐」からの衣・食・住(WEARING・EATING・LIVING)」
LAST SUPPER ラストサパー
2007年4月14日(土) - 2007年6月3日(日)
まるで物語のなかに紛れ込んだかのようなカラフルでチアフルな新居幸治(アライコウジ)の服は、ピノッキオのイメージから作られている。とんがり帽子やほかほかの靴下。つま先の大きな靴。昼間は静かに行儀のよくしていても、みんなが寝静まると動き出しそうな人形たちのような服。そして、これらの服が特別なのは椅子が必ずセットになっていることにある。椅子があって初めて服が完成している、あるいは、椅子を着るために服があるような感覚。 多摩美術大学建築学科を卒業後、ベルギーのアントワープ王立芸術アカデミーでファッションを学んだ新居は、建築の延長線上で洋服を捉える。それは構成的な洋服ということではなく、服を住居や家具と同一線上に考えていくということ。家具がやがて服になり、服がやがて家具になり家になるような、柔らかな連なりである。これが舞台であれば、それぞれの衣装は引き立つようにデザインされるであろうが、新居の洋服はひとつひとつは強烈に個性的であるけれども、椅子にすっぽりと入ることによって、服を着たまま家具に溶け込んでしまうような心地よさをもたらすに違いない。 「LAST SUPPER」は、服は「ピノッキオ」から、インスタレーションはレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」をイメージしながら、ファッションを単独のものではなく「衣・食・住」の関連のなかで生活の一部としてとらえていく。「LAST SUPPER」は、ファッションだけでないファッション展、なのである。
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アトリエ・ワン いきいきプロジェクトin金沢
2007年4月1日(日) - 2007年9月17日(月)
塚本由晴と貝島桃代の2人の建築家ユニット「アトリエ・ワン」が、金沢の街を調査し、いきいきとした空間を提案します。これまで「動く家具」や「移動する教室」など、地域での調査をもとにユニークな提案を行ってきたアトリエ・ワン。本プロジェクトでは、地域の活動と建築家とのコラボレーションの可能性を探ります。 ★特設サイトはこちら http://www.kanazawa21.jp/exhibit/atelier_bow_wow/index.html
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開田裕治展〜21世紀につなぐ幻想とロマンの系譜〜
怪獣と20世紀の夢
2007年2月24日(土) - 2007年4月8日(日)
開田裕治はパッケージアーティストである。プラモデルは、箱に描かれた絵から想像され、それを手に入れるかどうかが決定される。そこでは脇役であった怪獣やメカが主役となって新たなドラマが構築される。よりドラマチックに、より幻想的に、より魅惑的に、パッケージアートはその中に収められたものの魅力を最大限に引き出すものである。パッケージアートだから表現できる世界がそこにある。 パッケージアートの世界は、戦車や飛行機など手がけた小松崎茂を第一人者とし、今日では特撮やアニメーションのキャラクターがその主流を占める。なかでも開田裕治は映像の世界をはるかに凌駕した魅惑の幻想世界をリアルに描写する、今を代表するパッケージアーティストだといえる。絵画的なイラストレーションではなく、幻想としてリアリティを追求する開田裕治のパッケージアートは、光と影を効果的に配したその色彩と質感表現に特徴がある。怪獣たちの空想のドラマを描きだすパッケージアーティスト、開田裕治のオリジナリティに迫る。 ★特設サイトはこちら http://www.kanazawa21.jp/ja/special/kaidayuji/index.html
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コレクション展II
2006年9月1日(金) - 2007年4月12日(木)
新規収蔵作品を含む9作家34点を展示します。うち29点は開館後初公開の作品です。展示にあわせ、田中敦子《作品(ベル)》の試作を行いました。 ★特設サイトはこちら http://www.kanazawa21.jp/exhibit/collection06_2/index.html
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一般主催展覧会
条件に該当する催しがありません。