主催展覧会
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Kanazawa 12 Chairs Exhibition
2005年12月3日(土) - 2006年1月17日(火)
ネクストマルニの思想の背後にあるのは「棲むところとはなにか」、「椅子とはなにか」、「空間とは、そして、日本の間とはなにか」ということ。12人のデザイナーによる12脚の椅子から始まったネクストマルニプロジェクトから日本の美意識へのメッセージを発信していきます。 ネクストマルニセミナー「椅子を考える」 12月11日(日)14:00〜16:00 金沢21世紀美術館レクチャーホールにて 講師:黒川雅之(建築家、ネクストマルニプロデューサー) 参加方法は、 http://www.nextmaruni.com/exhibition/exhibition_index.html をご覧ください。
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Alternative Paradise 〜もうひとつの楽園
2005年11月5日(土) - 2006年3月5日(日)
『Alternative Paradise〜もうひとつの楽園』展は、ジャンルを超えて、「工芸」の現代的価値を問いかける展覧会です。 本展では素材と表現の関係に着目し、国内外の11人の作家による作品とともに、「茶室」を現代的に解釈した隈研吾の≪T-room≫を展観します。水、音、光、土、木、髪、布、映像、ガラス、プラスティック、人工皮膚など、様々な素材が用いられ、既成のジャンルを横断して展開する現代の工芸的造形世界。ここに集う表現に共通するのは、自然を征服し支配するのではなく、むしろ寄り添って親密に交流し、素材を生かし他者を生かしていくという生成の過程に注がれた眼差しのやさしさです。そこには、前世紀のうちに稀薄になってしまった私たちの生の実感を取り戻す手がかりがあるのではないでしょうか。 ★特設サイトはこちら http://www.kanazawa21.jp/exhibit/alternative_paradise/index.html
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Fiber & Space ー素形への軌跡から純化する領域へー 濱谷明夫展
2005年10月20日(木) - 2005年11月29日(火)
一本の糸から壮大な空間を編み上げる濱谷明夫。金沢駅の「もてなしドーム」開設を記念して設置された作品は軽やかな白い糸の造形であったが、本展での重量感ある黄色い円錐形を二つ重ね合わせたような造形は、ダイナミックで圧倒的な存在感を持っていた。来場者はその糸の間をくぐりぬけることもでき、重量感はやさしく乾いた糸の肌ざわりとともにやがて消えてゆく。素材のもつ特性を生かしきった作品だといえる。
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ゲルハルト・リヒター:鏡の絵画
2005年9月3日(土) - 2005年10月26日(水)
ゲルハルト・リヒターは現代絵画の巨匠として高い評価を受けているドイツの画家です。本展は、リヒターの1960年代から40年にわたる長い画歴を、日本で初めて総合的に紹介する個展です。出品作品約50点は、リヒター自身とデュッセルドルフ(ドイツ)のノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館の全面的協力により、厳選されました。 白黒の写真を元に描いた絵画「フォト・ペインティング」、色見本のような幾何学的な絵画「カラー・チャート」、ロマンティックな風景画や静物画、大胆なモノクロームの「グレイ・ペインティング」、ガラスを用いた作品など、高度な絵画技術をもって多様なスタイルを同時期に並行させながら、一貫して「絵画の可能性」を追求し続けるリヒター。それらの作品は彼が生きてきた時代背景をかいま見せるとともに、時空を超えてつながり合い、新たな地平へと私たちを導きます。 「鏡は、より完璧な絵画である」−− リヒターは、写真と絵画、現実と幻影、具象的なものと抽象的なものといった境界に立ち、同時にそのどちらをも超えて、絵画の根底にある「見るという行為」の意味について私たちに問いかけます。 リヒターの芸術は、膨大な作品をどのように組み合わせて展示するかにより、万華鏡のようにその表情を変えます。本展は、制作された年代を追いつつ、テーマ、スタイル、サイズ等、作品の性格に着目してその並べ方も多様性をもたせました。そんな展示空間は、無辺の可能性を湛えるリヒターの世界へと私たちをいざないます。 ★特設サイトはこちら http://www.kanazawa21.jp/exhibit/richter/index.html
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珪藻土アートプロジェクト 珪藻土のめぐみ展
2005年8月12日(金) - 2005年10月16日(日)
開館1周年を記念して行われた珪藻土アートプロジェクトは、日本一の埋蔵量を誇る石川県珠洲の珪藻土のアート素材としての可能性を検証するもので、「珪藻土のめぐみ展」はそのプロローグとして開催された。切り出された生の珪藻土と、その珪藻土から発見された古代生物の遺骸を展示するとともに、呼吸する珪藻土の姿を顕微鏡写真で伝え、科学的かつ感覚的に珪藻土を紹介する展示となった。
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加藤裕三の |【おまけ】|の夢
2005年7月14日(木) - 2005年8月7日(日)
赤いパッケージで親しまれるおもちゃ付グリコ −− おもちゃの小箱をあける瞬間のときめきは、多くの人に共有されてきました。グリコのおもちゃは、現在も大人をふくめた「おまけ」(食玩)ブームをつくり出していますが、その80年の歴史に大きな転機をもたらしたのが加藤裕三です。1987年〜1993年に彼が世に送り出した約150点のプラスティック作品は、「動くおもちゃシリーズ」として大ヒットしました。このシリーズは、作家個人による表現と、企業の商品企画が見事に融合した例としても先駆的な意味をもっています。今回の展覧会は、作品と木の原型(プロトタイプ)・アイデアスケッチ・制作図面などを展示し、加藤裕三の豊かな遊びの世界にじかにたっぷり楽しみながら、シリーズ企画自体の独創性を感じ取っていただきます。
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マシュー・バーニー:拘束のドローイング
2005年7月2日(土) - 2005年8月25日(木)
この展覧会は、アメリカを代表する若手現代作家の一人、マシュー・バーニーの日本での初の個展です。また、日本をテーマにした新作の、世界に先駆けてのプレミアム発表となります。 新作『拘束のドローイング9』は、「捕鯨」と「茶道」といった日本の文化をテーマに、映画、彫刻インスタレーション、写真など多彩なメディアで展開される作品です。またパートナーであるアイスランド出身のボーカリスト、ビョークが映画音楽と展示インスタレーションの音楽を担当。バーニーと映画においても共演するなど、話題を呼ぶ内容となっています。 これにあわせて、この展覧会では、1980年代後半より制作している『拘束のドローイング』シリーズすべてを展示します。この『拘束のドローイング』は、主にドローイング、映像、彫刻から構成される連作です。『拘束のドローイング』には、そのタイトルから連想されるように、ドローイングを行う際に身体に拘束、制限を与え、そこから生まれる未知の形に挑戦するという意味があります。人間の身体とそれを取り巻く世界、あるいは身体内での活動、エネルギーの問題を主題とする作品なのです。 クールな視点でとらえられた日本の風景やバーニーとビョークが鯨に変身する華麗な場面による映像、展示空間をうめるダイナミックな彫刻、金沢21世紀美術館という円形で透明な建物の中で心躍る光景が展開されるでしょう。 ★特設サイトはこちら http://www.kanazawa21.jp/exhibit/barney/index.html
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第100回 杜の賑いインいしかわサテライトイベント金沢会場
TEWAZAニューウェーブ展
2005年6月28日(火) - 2005年7月10日(日)
各地の伝統芸能や文化の魅力を発掘し紹介する人気イベント「杜の賑い」の第100回が石川県で開催されます。 「TEWAZAニューウエーブ展」は、そのサテライトイベントとして21世紀美術館デザインギャラリーに輪島塗、山中漆器、九谷焼といった石川ならではの分野から若手作家を選出し、従来のワクを越えた意欲的な作品を集める特別展です。伝統芸能いしかわの地から生まれた新しい創作の息吹。思わず使いたくなる手のぬくもりと新しい和の感性。現代のアルチザンが創る「用の美の世界」をお楽しみ下さい。
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風景の感じ方 ー九谷焼の色とかたちに記憶を重ねてー 高橋治希展
2005年5月20日(金) - 2005年6月24日(金)
自己のアイデンティティを、故郷金沢に見出し、制作場所を移すと同時に、それまでの映像から九谷へと表現方法を変えた。その根底にある「風景」への偏愛はかえって生の映像よりも草木の連関、そして葉や花びら一枚一枚に描かれる心象風景の重なりによってより鮮烈な印象を与えることとなった。美術館のガラス壁面から見える外部の風景と自然な一体感のある空間となった。
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世界の美術館:未来への架け橋
2005年4月29日(金) - 2005年5月22日(日)
金沢21世紀美術館の設計は、他の美術館建築の調査からスタートしました。各美術館が何を目指し、建築家とともにどのような建物を構想し、実現したか。建物には美術館と建築家が、美術館の存在意義、都市との関係といった問題に向き合い、見いだした、それぞれの解答が示されています。 この展覧会は、1990年代以降に世界各地で構想、実現された25の美術館・博物館建築を紹介するものです。フランク・O.ゲーリー、安藤忠雄など、世界的な建築家たちが設計した美術館建築の模型、図面、写真など約300点を展示しながら、建築に示されたそれぞれの美術館のコンセプトを示します。 ★特設サイトはこちら http://www.kanazawa21.jp/sanaa_museum/index.html
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妹島和世+西沢立衛/SANAA
2005年4月29日(金) - 2005年5月22日(日)
金沢21世紀美術館の建物の設計者、妹島和世と西沢立衛は、1995年に共同設計事務所「SANAA(Sejima and Nishizawa and Associates)」を設立しました。彼らは、独自に展開したデザインを個々の事例に当てはめる従来の建築家とは異なり、情報を収集し、丹念にそれを読み込むスタディを通して、デザインに反映させていく新しいコンセプトモデルを実現するために、多くの試みがなされました。2004年に竣工・開館した当美術館の建物は、外周が全面ガラス張りの円形の平屋で、その中に様々な大きさの直方体の展示室が散在するという構成によって、これまでの美術館にない開放感と自由な流動性を生み出し、高い評価を得ました。建物の「表」と「裏」の関係、「プライヴェート」と「パブリック」の関係など、建築の設計における暗黙の決まり事を解体し、建物を使う人々の間に新しい関係を設定することが、二人の特徴と言えます。 本展は、初期のものから最新プロジェクトに至る二人の建築家の試みを、新しい展示方法によって示すものです。設計途中の多くのスタディ模型やスタディ図面を展示することによって、二人がかたちを生み出す過程を示すとともに、3人の写真家が作家としての視点で捉えた金沢21世紀美術館の写真を展示します。 (1)スタディ段階の図面、模型を多数展示することによって、かたちの生成するプロセスを示します。 SANAAの設計手法の特徴として、条件から引き出される無数のバリエーションを一旦図面や模型といったかたちにして検証してみることが挙げられます。このスタディ段階の図面、模型を多数展示することによって、かたちの生成するプロセスを示します。 これまで建築をテーマにした展覧会では、図面や写真、模型を展示し、完成された建築の概要を提示することが多く見られましたが、この展覧会では、それへ至る過程、つまり建築家の思考と生成のプロセスを示します。 (2)金沢21世紀美術館の写真を展示することによって、SANAAの建物に対する新たな解釈を提示します。 SANAAの建築はホンマタカシ、ルイザ・ランブリ、ウォルター・ニーダマイヤーなど多くの写真家を惹き付けています。それらの写真家が撮影した金沢21世紀美術館の新作写真を展示することにより、SANAAの建物に対する新たな解釈を提示します。 (3)SANAAの作品=金沢21世紀美術館の中で、SANAAのワークを紹介します。 なにより会場の金沢21世紀美術館は、SANAAの代表作。この美術館は、有料・無料ゾーンの区分けを変えることができたり、展示室が独立して散在するといった具合に、これまでにない美術館の特徴を持つと同時に、SANAAの建築に対する考え方が表されています。その展示空間を、SANAAのワークが埋め尽くします。 ★特設サイトはこちら http://www.kanazawa21.jp/exhibit/sanaa_museum/index.html
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うるしの景色 村本真吾・藤野征一郎展
2005年4月1日(金) - 2005年5月14日(土)
石川の伝統工芸のひとつである漆を若い感性で展開する2人の作家の展覧会である。村本真吾は、自然の木々の姿から触発された造形を試み、柔らかいリズムと共に新鮮な印象を演出する。藤野征一郎は一瞬の動きを鋭い感覚で昇華させながら、漆素材による画肌と色彩の変化で新たな造形を生み出す。まさに現代のリリシズムが表現された漆の世界である。
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開館記念展「21世紀の出会い−共鳴、ここ・から」
2004年10月9日(土) - 2005年3月21日(月)
21世紀の今を生きる私たちの「こころ」と「からだ」の新しい感じ方を表現する作品との出会いを作り出す展覧会です。多くの情報に接しながらも、私たちは新たな感性を育み、世界に向けて自分を開いてくれる豊かな体験を求めています。本展では、金沢21世紀美術館という場所のために特別に作られた新作も含め、17ヶ国から招いた約40人の作家たちが、時代の感性を体現する様々な表現を展開します。円形の美術館の中に島のように点在する異なった展示室を訪れると、人々はそこで繰り広げられている作品という名の新しい出来事と出会い、回遊を重ねることによって、様々な時間が流れていることに気づくでしょう。互いに相手の領分を侵すことなく自らの調べを奏でる作品たちは、時に共鳴しあい、観客のこころとからだにポリフォニー(多声唱和)を響かせます。こうした作品との出会いを通して、一人一人が発見、対話、交流することによって、新たな自分と出会い、「ここ」から新しい世紀の輪となって広がっていきます。
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一般主催展覧会
条件に該当する催しがありません。