ミナ ペルホネン The future from the past 未来は過去から
2010年1月16日(土) - 2010年5月30日(日)
「未来は過去から」。デザイナー皆川 明により1995年に設立されたブランド「ミナ ペルホネン」は2010年で15周年を迎える。時を経ても色あせない魅力をもち、身につけるたび気持ちが高揚する洋服を目指し活動を続けている。手描きの図柄から、刺繍、織りやプリントなどの手法で何百という生地を生み出してきたファッションブランドにとって、これまで積み重ねてきたデザインは未来をかたちづくる源である。今回は2点の対比するドレスを展示。過去のデザインをアーカイブとして繰り返し復刻する一方で、絶え間なく新しいデザインを生み出していくミナ ペルホネンの、未来と過去のつながりを表現する。
■本展のドキュメントを下記からダウンロードできます。
ミナ ペルホネン The future from the past 未来は過去から EXHIBITION DOCUMENT
Olafur Eliasson "Your chance encounter"
オラファー・エリアソン - あなたが出会うとき
2009年11月21日(土) - 2010年3月22日(月)
色や光を駆使した作品によって、人間の知覚の仕組みに問いかける作品で知られる現代美術作家、オラファー・エリアソン。金沢21世紀美術館は、開館5周年記念展として、新作を中心に構成する大規模な個展「Olafur Eliasson Your chance encounter / オラファー・エリアソン - あなたが出会うとき」を開催します。
光、影、色、霧、風、波などの自然界に見られるさまざまな要素によって特徴づけられるエリアソンの作品群は、科学的な仕組みを問うものではなく、現象を作り出す仕掛けは作品の中で明らかされています。そのために、人々は却って「見る」という行為を純粋に楽しみ、取り巻く環境の中に新しい発見や体験をする機会とすることができるのです。また、エリアソンはSANAAが設計・デザインした美術館を建築的・機能的に深く読み解き、金沢21世紀美術館を成り立たせる、さまざまなファクターに大胆に挑みます。美術館の建築の特徴を生かし、作品を介して内と外を親密に関係づける試みや、回遊性や水平性を生かすように、展示室のみならず通路や休憩スペースにも作品が展示されます。
エリアソンは新世代の美術館機能を担う金沢21世紀美術館が「まちにひらかれた美術館」として社会的機能を果たしていることにも注目し、美術館が社会から切り離された芸術を鑑賞するためだけの空間ではなく、社会や都市の環境と深く関わることができるという可能性を、展覧会を通して再提案します。
■展示風景 動画はこちら
コレクション展 「shiftー揺らぎの場」
2009年9月12日(土) - 2010年4月11日(日)
ふとした瞬間、何かをきっかけに、見慣れているはずの風景が違った世界に見え、全く別の意味を帯び始める。このような視点や感覚の転換、移動、変異は誰でも大なり小なり経験したことがあるだろう。膨大な情報や物質が氾濫する現代の社会において、麻痺しつつある身体や感覚、既成概念の輪郭のみをなぞって通り過ぎるだけの思考。ここでもう一度立ち止まり、自身の感覚や思考を開放し、今、目の前にある世界や通り過ぎてきた過去、自らの身体感覚のゆらぎや変化、新たな認識や知覚に身を任せてみたらどうだろう。本展で紹介する作品は、そういった視点の移動、感覚の変化、価値観の転換を我々に促し、働きかける。ガラスに囲まれた空間の内と外が緩やかに連続する中、日常と非日常が多層的に混在し関係しあう当館の建築的特徴を意識しつつ、5周年を迎える本年のコレクション展では、「shiftー揺らぎの場」をキーワードに、「私」を含む様々な物事を繋ぎとめる境界の揺らぎを探る。
広瀬光治と西山美なコの “ニットカフェ・イン・マイルーム”
2009年4月29日(水) - 2010年3月22日(月)
「広瀬光治と西山美なコの“ニットカフェ・イン・マイルーム”」は、金沢若者夢チャレンジアートプログラムの第三弾で、金沢21世紀美術館で展開される長期プロジェクト型展覧会です。当館の展示室13において、広瀬光治と西山美なコ制作による作品《ニットカフェ・イン・マイルーム》が展開されます。
卓越した技術で独自のニット表現を展開するニット界の伝道師・広瀬光治と個人や共同体にとっての「あこがれ」や「理想」の世界を独自の造形言語によって追求してきた西山美なコ。二人のコラボレーションによって、「ニットカフェ・イン・マイルーム」という空間が展示室に作り出され、この場をプラットフォームとして、鑑賞者に向けた様々な編物プロジェクト、ワークショップが展開されます。一年間という長期プロジェクトを通して、「編む」という行為や創造の意義、可能性を探ります。
EVENTイベント
フランソワーズ・モレシャンのおしゃれ講座〜時代を読む vol.3
Beauty: 800年の美の歴史 −時代とともにかわる美とファッション
2010年2月27日(土)
絶対的な美とは何か—美しさの定義は、時代とともに宗教や哲学、芸術、あるいは産業革命や戦争などの社会のあり方と密接に関わりながら変遷してきました。特に多様な価値観があふれる現代においては、誰もが認める絶対的な美の基準を定義することは容易ではありません。これらの様々な価値観はどこから生まれてきているのでしょうか。今回は、ファッション、アートなど、800年前の中世ヨーロッパまで遡り、人間の美の追求の歴史を西洋的観点からモレシャン流に楽しくお話いただきます。
二十一世紀塾二〇〇九 no.3
藤枝守 × 鶴岡真弓「いのちの文様」
2010年2月20日(土)
様々なジャンルで活躍するアーティストや知識人との話場を定期的に設置、発展させて行く「二十一世紀塾」。2009年度は音楽家の土取利行氏、パフォーマンスプロデューサーの小沢康夫氏、作曲家の藤枝守氏がゲストとともにとっておきの話を展開します。【出演者】藤枝守(作曲家)、鶴岡真弓(多摩美術大学教授・美術文明史家・ケルト芸術研究家)
EDUCATIONAL PROGRAM教育普及プログラム
「オラファー・エリアソン −あなたが出会うとき」キッズスタジオ・プログラム
ワークショップ2「色・いろいろ感じよう」
2010年2月28日(日)
エリアソンさんの作品を見たり、色メガネなどを使って、いつもとちがう色の世界で遊ぼう。※午前・午後とも同じ内容です。
広瀬光治と西山美なコの “ニットカフェ・イン・マイルーム”
サタデー・ニット・ワークショップ「ブリューゲルレースのストールを編もう」
2010年2月27日(土)
指導:日本編物文化協会講師
※かぎ針4/0号針をお持ちでない方には材料+棒針のセット(2300円)もございます。
※出来上がった作品はお持ち帰りいただけます。
広瀬光治と西山美なコの“ニットカフェ・イン・マイルーム”
広瀬光治 講演会「ニットファッションショー」
2010年2月20日(土)
広瀬光治は現在まで多様なニット表現を展開してきました。また、本展の展示室中央には、様々なテクニックを用いて作品《ニット・パビリオン〜ニットカフェ・イン・マイルーム》を作り上げました。本イベントでは、広瀬による華麗なニット作品をご紹介します。
また、本展のボランティアメンバー達が作り上げるニットによるユニフォームもご紹介します。
コレクション展 「shiftー揺らぎの場」 キッズスタジオ・プログラム
ワークショップ「わたしの《バイサークル》を作ろう!」
2010年2月20日(土)
パトリック・トゥットフオコさんは、自分の友人をモデルにして《バイサークル》を作りました。もし友だちがバイサークルだったら、どんな姿かな?
あなたも友だちや家族、気になる人をイメージして、世界にひとつしかない作品を作ろう!
アートモール・スクール・プロジェクト 奥田扇久《栽培からはじめる音楽》プログラム
HOP金沢21「ひょうたん楽器作りワークショップ」
2010年2月13日(土) - 2010年2月14日(日)
初夏から秋にかけ、金沢21世紀美術館の光庭でひょうたんが栽培されました。約80個の実が収穫され、さらに団員の自宅で栽培された約120個のひょうたんも持ち寄り、2日間かけて弦楽器や打楽器、管楽器など、団員思い思いの楽器が作られます。
「オラファー・エリアソン - あなたが出会うとき/ "Your chance encounter"」
キュレーターによるギャラリー・ツアー
2010年2月13日(土)
展覧会をより詳しく見るために、キュレーターが展覧会の見所や作品の魅力について話しながら、みなさんとご一緒に展覧会会場を巡ります。
ぜひご参加ください。
事前申し込みは必要ありません。
参加費は無料。ただし、「Olafur Eliasson "Your chance encounter"/オラファー・エリアソンーあなたが出会うとき」展の当日観覧チケットが必要です。ツアー開始までにチケットをご購入ください。
「オラファー・エリアソン −あなたが出会うとき」
イブニング・ワークショップ「目の体操ー色・いろいろ」
2010年2月12日(金)
オラファー・エリアソンの作品鑑賞と、色彩と視覚の不思議に関するワークショップを行います。立体視カードや色付きメガネで目の体操をしましょう!
キッズスタジオ・プログラム「ハンズオン・まるびぃ!」
プレイルーム「かたちで遊ぼう!」ころがるコースを作ろう
毎週土日祝一部除く
小さな玉が転がって旅をするコースを作って遊ぼう。
まっすぐかたちやまがったかたち、○や△など、いろいろな形を組み合わせてみよう。
広瀬光治と西山美なコの“ニットカフェ・イン・マイルーム”
エブリデイ・ニット・プロジェクト
2009年5月1日(金) - 2010年3月22日(月)
本展では、一般鑑賞者を対象に、毎日(閉場日を除く)編物プロジェクトを行っています。18歳から39歳の年齢層の本展のボランティアメンバーたちが、このプロジェクトの運営を担っています。広瀬光治がデザインしたモチーフの編物制作を体験できます。ボランティアメンバーとともに、指編み、かぎ針編みを行い、出来上がったモチーフは、展示空間の一部として、展示されます。編物体験を通して、創造することの意義を問うプロジェクトになることを目指しています。
※ 本プロジェクトにおいて制作されたモチーフは、展示空間の一部となります。
※ 希望者多数の場合は、お待ちいただく場合があります。
※ ご用意している材料には限りがあります。
受付時間
13:00〜16:00
ただし、
2月19日は15:00〜16:00、20日は15:00〜16:00、27日は13:00〜14:00
3月20日は13:00〜14:00、21日は14:30〜16:00
COMMUNITY EXHIBITION一般主催展覧会
条件に該当する催しがありません。
COMMUNITY EVENT一般主催イベント
条件に該当する催しがありません。