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金沢21世紀美術館

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EXHIBITION展覧会

「ピノッキオ」と「最後の晩餐」からの衣・食・住(WEARING・EATING・LIVING)」

LAST SUPPER ラストサパー

2007年4月14日(土) - 2007年6月3日(日)

インフォメーション

期間:
2007年4月14日(土) 〜2007年6月3日(日)
10:00〜18:00 (金・土曜日は20:00まで)
会場:
金沢21世紀美術館 デザインギャラリー
休場日:
毎週月曜日(ただし4月30日は開場)
料金:
入場無料
お問い合わせ:
金沢21世紀美術館 交流課
TEL 076-220-2811

概要

まるで物語のなかに紛れ込んだかのようなカラフルでチアフルな新居幸治(アライコウジ)の服は、ピノッキオのイメージから作られている。とんがり帽子やほかほかの靴下。つま先の大きな靴。昼間は静かに行儀のよくしていても、みんなが寝静まると動き出しそうな人形たちのような服。そして、これらの服が特別なのは椅子が必ずセットになっていることにある。椅子があって初めて服が完成している、あるいは、椅子を着るために服があるような感覚。

多摩美術大学建築学科を卒業後、ベルギーのアントワープ王立芸術アカデミーでファッションを学んだ新居は、建築の延長線上で洋服を捉える。それは構成的な洋服ということではなく、服を住居や家具と同一線上に考えていくということ。家具がやがて服になり、服がやがて家具になり家になるような、柔らかな連なりである。これが舞台であれば、それぞれの衣装は引き立つようにデザインされるであろうが、新居の洋服はひとつひとつは強烈に個性的であるけれども、椅子にすっぽりと入ることによって、服を着たまま家具に溶け込んでしまうような心地よさをもたらすに違いない。

「LAST SUPPER」は、服は「ピノッキオ」から、インスタレーションはレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」をイメージしながら、ファッションを単独のものではなく「衣・食・住」の関連のなかで生活の一部としてとらえていく。「LAST SUPPER」は、ファッションだけでないファッション展、なのである。

主催/ほか

主催:
金沢21世紀美術館[(財)金沢芸術創造財団]
協賛:
資生堂 / 株式会社 七彩 / 富士木工株式会社
協力:
エスペランサ靴学院 / 大山有限会社 / SOLBIATI / 有限会社叶