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開館

金沢21世紀美術館

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EXHIBITION展覧会

妹島和世+西沢立衛/SANAA

2005年4月29日(金) - 2005年5月22日(日)

Kanazawa n.14.2004 
撮影:Walter Niedermayr

インフォメーション

期間:
2005年4月29日(金) 〜2005年5月22日(日)
10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
会場:
金沢21世紀美術館
料金:
<当日>
一般=600円
大学生=500円
小中高生=250円
65歳以上=500円

<団体>
一般=500円
大学生=400円
小中高生=200円
65歳以上=500円

※「世界の美術館:未来への架け橋」(同時開催)とのセット料金
<当日>
一般=1000円
大学生=800円
小中高生=400円
65歳以上=800円

<団体・前売>
一般=800円
大学生=600円
小中高生=300円
65歳以上=800円
チケット取扱:
チケットぴあ(Pコード:685960) / セブンイレブン / ファミリーマート / サンクス / サークルK(北陸三県のみの発売)
(*4月1日より)
お問い合わせ:
金沢21世紀美術館
TEL 076-220-2800

概要

金沢21世紀美術館の建物の設計者、妹島和世と西沢立衛は、1995年に共同設計事務所「SANAA(Sejima and Nishizawa and Associates)」を設立しました。彼らは、独自に展開したデザインを個々の事例に当てはめる従来の建築家とは異なり、情報を収集し、丹念にそれを読み込むスタディを通して、デザインに反映させていく新しいコンセプトモデルを実現するために、多くの試みがなされました。2004年に竣工・開館した当美術館の建物は、外周が全面ガラス張りの円形の平屋で、その中に様々な大きさの直方体の展示室が散在するという構成によって、これまでの美術館にない開放感と自由な流動性を生み出し、高い評価を得ました。建物の「表」と「裏」の関係、「プライヴェート」と「パブリック」の関係など、建築の設計における暗黙の決まり事を解体し、建物を使う人々の間に新しい関係を設定することが、二人の特徴と言えます。
本展は、初期のものから最新プロジェクトに至る二人の建築家の試みを、新しい展示方法によって示すものです。設計途中の多くのスタディ模型やスタディ図面を展示することによって、二人がかたちを生み出す過程を示すとともに、3人の写真家が作家としての視点で捉えた金沢21世紀美術館の写真を展示します。

(1)スタディ段階の図面、模型を多数展示することによって、かたちの生成するプロセスを示します。
SANAAの設計手法の特徴として、条件から引き出される無数のバリエーションを一旦図面や模型といったかたちにして検証してみることが挙げられます。このスタディ段階の図面、模型を多数展示することによって、かたちの生成するプロセスを示します。
これまで建築をテーマにした展覧会では、図面や写真、模型を展示し、完成された建築の概要を提示することが多く見られましたが、この展覧会では、それへ至る過程、つまり建築家の思考と生成のプロセスを示します。

(2)金沢21世紀美術館の写真を展示することによって、SANAAの建物に対する新たな解釈を提示します。
SANAAの建築はホンマタカシ、ルイザ・ランブリ、ウォルター・ニーダマイヤーなど多くの写真家を惹き付けています。それらの写真家が撮影した金沢21世紀美術館の新作写真を展示することにより、SANAAの建物に対する新たな解釈を提示します。

(3)SANAAの作品=金沢21世紀美術館の中で、SANAAのワークを紹介します。
なにより会場の金沢21世紀美術館は、SANAAの代表作。この美術館は、有料・無料ゾーンの区分けを変えることができたり、展示室が独立して散在するといった具合に、これまでにない美術館の特徴を持つと同時に、SANAAの建築に対する考え方が表されています。その展示空間を、SANAAのワークが埋め尽くします。

★特設サイトはこちら
http://www.kanazawa21.jp/exhibit/sanaa_museum/index.html

主催/ほか

主催:
金沢21世紀美術館 / 北國新聞社
後援:
読売新聞東京本社 / 美術館連絡協議会 / テレビ金沢
協賛:
ヤマギワ株式会社

特別協賛:
株式会社インターオフィス
協力:
Alessi s.p.a / 株式会社カッシーナ・イクスシー / LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン・ジャパン株式会社 / ネクストマルニ(株式会社マルニ木工)