東アジア文化都市2018金沢

変容する家

2018年9月15日(土) -
2018年11月4日(日)

インフォメーション

期間:
2018年9月15日(土) 〜2018年11月4日(日)
10:00~17:00 ※会場により異なる場合があります
会場:
金沢市内(広坂エリア、石引エリア、寺町・野町・泉エリア)
料金:
入場無料
休場日:
毎週月曜日(ただし、9月17日、24日、10月8日は開場)、9月18日、25日、10月9日
※会場により異なる場合があります

公式サイト
東アジア文化都市2018金沢「変容する家」公式サイト
「変容する家」Instagram
※イベント情報などは公式サイトにてより詳しく公開しております。
お問い合わせ:
金沢21世紀美術館 TEL 076-220-2800

概要

日中韓のアートと出会うまちなか展覧会
東アジアのアーティスト22組が考える「家」を訪ねて、散歩に行こう!

我々の生きる現代では「家」は一つの社会システムとして構造化されています。建築的・物理的な 「家」は一般化しやすいのですが、表面化しない感情 、慣習や文化全般に融解している「家 」は 、多角的に考察されなければ、その意味を捉えることは困難です。とりわけ、グローバル化によって移動が常態化した今日において、人々の「家」はどこにでも、いくつもあるのか、 あるいはどこにもないのか。この問いを起点に、金沢の街なかに存在する使われていない日常空間を探し出し、日本、中国、 韓国の現代美術作家が「家」をテーマに作品を発表します。

関連プログラム

かえっこ“東アジア”バザール
日時:9月15日〜11月4日の毎週土曜日(9/15·22·29、 10/6·13·20·27、 11/3)
   13:30-15:30
会場:石引商店会館 金沢市石引1-11-1
料金:無料
対象:子ども、子どもの心を持った大人
お問い合わせ:金沢21世紀美術館
イフブランク ペーパーワークショップ「OUCHI(おうち) ー 緑に増える広がるみんなのまち」
日時:10月21日(日) 11:00〜16:00(受付15:30まで。自由入退場可)
会場:増泉一丁目緑地(金沢市増泉1丁目1-1)※「変容する家」展 (16)ハン・ソクヒョン作品の会場。
講師:カタノマサヒロ(イフブランク)
対象:どなたでも(小学4年生以下は保護者同伴)
参加費:200円(事前申込み不要。当日随時受付)
ご注意:雨天や強風の場合は会場・開催時間が変更となります。
    会場|金沢市立中村町小学校(金沢市中村町26-12)
    時間|10:00〜14:00
ブーフーウーの藁の家で子供茶会
日時:10月20日(土)、21日(日)
   [1] 10:30- [2] 11:30- [3] 12:30-
   [4] 13:30- [5] 14:30-
   ※10月21日(日)は13:30- の回で終了
家主:裏千家 奈良宗久
会場:ミヤケマイ《ブーフーウーの藁の家》
集合場所:金沢21世紀美術館 茶室松濤庵腰掛け待合(金沢市広坂1-2-1)
料金:茶券 大人:1,000円
子供(小学生、中学生):500円
対象:どなたでも。幼稚園以下のお子様は保護者同伴にて無料(親子に限っておりません)。英語対応可能。
定員:各回先着10名
申し込み:当日販売
お問い合わせ:山中うさ吉商店:info@maimiyake.com
「変容する家」 まいどさんツアー
日時:9月22日(土)、10月6日(土)、11月3日(土)
   10:30−11:30(集合時間10:25)
集合場所:
Aコース:にし茶屋観光駐車場(金沢市野町2丁目25−1)
Bコース:柴舟小出 旧弥生店(金沢市弥生1−2−7)*泉一丁目バス停前
Cコース:にし茶屋観光駐車場(金沢市野町2丁目25−1)
料金:無料
定員:各15名程度
申し込み:事前申し込みは不要です。
当日、集合時間までに現地にお集まりください。
「変容する家」スタッフと「まいどさん」がお待ちしております。
落雁 諸江屋 蓬莱庵特別公開
落雁 諸江屋6代目こだわりの茶室蓬莱庵を特別に公開します。
日時:9月30日(日)、10月27日(土) 10:00-16:00
案内:諸江吉太郎
会場:落雁 諸江屋 蓬莱庵(金沢市野町1-3-15)
料金:無料
食事と朗読の公演「明日の食卓」 ※定員に達しましたので、申込み受付を終了しました。
日時:9月23日(日)、24日(月) 、10月8日(月)、26日(金)、27日(土)
   [1] 11:00- [2] 15:00-
    ※定員に達しましたので、申込み受付を終了しました。
   ※公演開催日は展示をご覧いただけません。予めご了承ください。
出演:風景と食設計室 ホー
会場:金沢くらしの博物館 金沢市飛梅町3-31
料金:5,000円
対象:どなたでも(小学生以上)
定員:各回4名
申し込み開始:9月15日(土)10:00よりお申し込みフォームにて受付
「変容する家」プレ企画 かえっこバザール in 石引商店街 ※終了しました
「変容する家」が開催される石引エリアで「かえっこバザール」が開催されます。ふるってご参加ください。
日時:2018年8月3日(金) 15:00〜17:00
会場:石引商店会館 (金沢市石引1-11)
参加費:無料
持ってくる物:遊ばなくなったおもちゃ
対象:子ども、子どもの心をもった大人
アーティストトーク1  ※終了しました
出演:川俣正
日時:9月15日(土) 10:30〜12:00
集合場所:箔一広坂ビル2階(広坂1−2−34)
料金:無料
定員:15名(先着順)
言語:日本語
申込み開始:9月10日(月) 12:00よりお申し込みフォームにて受付
アーティストトーク2 ※終了しました
出演:ソン・ドン/リ・ビンユアン/グゥ・ユルー
日時:9月15日(土) 13:00〜16:00
料金:1,000円(タクシー料金含む)
定員:15名(先着順)
言語:中国語 ※逐次通訳付
申込み開始:9月10日(月) 12:00よりお申し込みフォームにて受付
アーティストトーク3 ※終了しました
出演:ギムホンソック/ハン・ソクヒョン/ムン&チョン
日時:9月15日(土) 13:00〜16:00
料金:1,000円(タクシー料金含む)
定員:15名(先着順)
言語:韓国語 ※逐次通訳付
申込み開始:9月10日(月) 12:00よりお申し込みフォームにて受付
アーティストトーク4 ※終了しました
出演:呉 夏枝/オーギカナエ
日時:9月16日(日) 13:30〜16:00
集合場所:13:30 天徳院(金沢市小立野4丁目4-4)
料金:1,000円(お茶代含む)
定員:15名(先着順)
言語:日本語
申込み開始:9月10日(月) 12:00よりお申し込みフォームにて受付
藁と松、自然と一体化した茶会へようこそ。 ※終了しました
日時:9月14日(金)、15日(土)
   [1] 10:30-11:30 [2] 11:30-12:30 [3] 12:30-13:30
   [4] 13:30-14:30 [5] 14:30-15:30
家主:裏千家 奈良宗久
会場:ミヤケマイ《ブーフーウーの藁の家》
茶券:2,000円
対象:どなたでも(小学生以上)。英語対応可能
定員:各回先着10名
申込:当日販売 
山本 基 アーティストトーク ※終了しました
日時:9月17日(月) 13:00-15:00
出演:山本 基
会場:元ちゃんハウス 金沢市石引4-4-10
料金:無料 
対象:どなたでも 
お問い合わせ:特定非営利活動法人がんとむきあう会
田中恒子先生とごはんを食べよう! ※終了しました
日時:9月21日(金) 18:30-20:30
会場:じょーの箱(金沢市石引1-10-8)
料金:1,000円 
対象:どなたでも 
定員:15名 
申込:メールにて要予約 
お問い合わせ:NPOひいなアクション hiinaaction@gmail.com
落雁 諸江屋 月見の茶の湯 ※終了しました
日時:9月24日(月) [1] 13:00- [2] 16:00–
会場:落雁 諸江屋 蓬莱庵 金沢市野町1-3-15
料金:2,500円
対象:日本文化と茶の湯の文化をご理解いただける方。香水、マニキュアはご遠慮いただける方。
亭主:諸江吉太郎
定員:各回3名(先着)
申込:9月13日(木) 12:00よりお申し込みフォームにて受付
藁の家のお茶―ブーフーウーとオオカミ― ※終了しました
日時:9月29日(土)、30日(日)
   [1] 10:30– [2] 11:30– [3] 12:30–
   [4] 13:30– [5] 14:30–
家主:茶道芳心会 木村宗慎
会場:ミヤケマイ《ブーフーウーの藁の家》 金沢市広坂1-2-1
料金:無料
対象:どなたでも(小学生以上)。英語対応可能
定員:各回6名
申込:事前予約を希望の場合は右記にお問い合わせください。
お問い合わせ:山中うさ吉商店 info@maimiyake.com
家を重ね合わせるワークショップ ※終了しました
日時:9月29日(土) 13:30-16:30
講師:岡田利規
会場:西茶屋近辺
料金:無料
定員:8名
金沢ナイトミュージアム オーギカナエ「スマイル茶夜会」 ※終了しました
日時:10月6日(土)
   [1] 17:00– [2] 17:30– [3] 18:00–
   [4] 18:30– [5] 19:00–
家主:オーギカナエ
会場:金沢21世紀美術館 広場(金沢市広坂1-2-1)
料金:500円
定員:各回5名
申込:9月6日 受付開始 076-220-2801(金沢21世紀美術館 学芸課 ※火–日 10:00 – 18:00)
お問い合わせ:金沢21世紀美術館
金沢ナイトミュージアム ナイト・クルージング・ヒロサカ ※終了しました
日時:10月6日(土) 18:00-
集合場所:「変容する家」総合インフォメーション(金沢21世紀美術館内 ミュージアムショップとなり)
料金:ドリンク1杯500円 –
対象:20歳以上
定員:20名
申込:※定員に達しましたので、申込み受付を終了しました。 
お問い合わせ:金沢21世紀美術館
一桌多椅 More than one table ※終了しました
日時:10月7日(日) 11:00 – 20:00
アーティスト:シャオ・クゥ、ツゥ・ハン
会場:金沢21世紀美術館プロジェクト工房(金沢市広坂1-2-1)
料金:無料
定員:参加自由(直接会場までお越しください)
お問い合わせ:金沢21世紀美術館
荒間毛糸店ワークショップ ※終了しました
日時:2018年10月5日(金)、6日(土)、7日(日)、12日(金)、13日(土)、14日(日)
   13:30〜16:30のお好きな時間(予約不要、30分程度)
会場:荒間毛糸店(金沢市石引2-11-4)
料金:300円(材料費込み)
作れるもの:
(1) ボンボンキーホルダー
(2) ドイリーパターンのアクリルたわし
(3) 好きな模様のミニポーチ

「変容する家」ボランティア募集

作品制作の補助や、会場案内、各国の文化を味わうプログラムに携わるボランティアを募集しています。
活動期間:7月上旬~11月上旬

詳しくはこちら

展示エリアについて

広坂(ひろさか)
金沢21世紀美術館の芝生広場のほか、近隣のビルをまるごと使ったダイナミックな展示
展示予定作家:川俣正、ミヤケマイ
金沢市の中心にある官庁街で、当館のほか、市役所や石川県政記念しいのき迎賓館(旧県庁)、金沢城址や兼六園に隣接しています。兼六園の南側の広い坂道が名前の由来とされ、藩政期には武家屋敷が並んでいたといわれています。また明治以降、かつては第四高等学校、石川県女子師範学校などが配置されていた文教地区でもありました。現在大通りには、商店がならび観光客をはじめ多くの人が行き交います。

石引(いしびき)
石引商店街周辺に、まちの人々の日々の生活に寄り添うような作品を紹介
展示予定作家:オーギカナエ、ギムホンソック、山本基、呉夏枝、風景と食設計室 ホー、ヤン・ヨンリャン、村上慧
石引の名は金沢城の石垣を築くため、江戸時代初期に戸室山麓から掘り出した石を引いて運ぶための道であったことに由来します。小立野台地の先端に位置する金沢城にむけてまっすぐ貫かれた道沿いに、現在では、金沢美術工芸大学などの教育機関や、大学病院などの医療機関、前田家ゆかりの寺院が集められた小立野寺院群、老舗やユニークなお店がならぶ商店街などがあります。加賀藩との深いつながりがいまもそこかしこに感じられる場所であり、これまで多くの学生たちを受け入れてきた地域でもあります。

寺町・野町・泉(てらまち・のまち・いずみ)
元工場や寺院、町家などそれぞれの物語や特徴ある空間を生かした展示
展示予定作家:ス・ドホ、ソン・ドン、ムン・キョンウォン&チョン・ジュンホ、伊能一三、 ハン・ソクヒョン、さわひらき、チェン・ウェイ、魚住哲宏+魚住紀代美ほか
犀川の西南に位置するのが、寺町・野町・泉エリアです。野町は金沢三大茶屋街のひとつである「にし茶屋街」があるほか、寺町寺院群や、古くからの建物や街並みがしっかりと残っています。泉は、清らかな泉が多数湧き出ていた地であったといわれています。参勤交代でも利用されるなど、日本海側の主要な街道であった旧北國街道が通っており、いまもその名残を感じることができます。

出品作家

photo: Riccardo Piccirillo

川俣正 KAWAMATA Tadashi

1953年北海道生まれ。1979年東京藝術大学美術学部油画科卒業、1984年同大学博士課程満期退学。1982年のヴェネチアビエンナーレをはじめ、1985年「PS1 プロジェクト」(ニューヨーク)、1987年と1992年のドクメンタ(カッセル)、1987年のサンパウロビエンナーレなど国内外で多くのプロジェクトや展覧会に参加。廃材を仮設する手法で建造物や廃墟など周囲の環境と積極的に関係し、その意味を引き出したり異化したりする作品で高い評価を受ける。2005年横浜トリエンナーレ総合ディレクター。2007年よりパリ国立高等美術学校教授を務める。

Courtesy of the Artist,
Lehmann Maupin,
New York/Hong Kong and Seoul

ス・ドホ SUH Do Ho

1962年ソウル(韓国)生まれ、ロンドン(英国)、ニューヨーク(米国)、ソウル在住。
家(ホーム)、物理空間、移動、記憶、個人、集団などへの問いに対して、ドローイング、映像、彫刻など多様なメディアを用いて作品を発表している。かつて作家自身が住んだ韓国、ロードアイランド、ベルリン、ロンドン、ニューヨークの家を原寸大で再現した布の彫刻作品が最もよく知られている。身体的・比喩的な形の空間の展性に関心を持ち、身体がその空間とどのように関係し、存在し、相互作用するのかを考察する。特に家庭の空間と、特定の場所、形、歴史を持つ建築を通じて、ホームの概念を表現する方法に興味を持つ。作家にとっては、私たちが居住する空間にも心理的なエネルギーが含まれており、地理的な位置にとらわれない、記憶、個人的な経験、安心感を示し、作品で視覚化する。

オーギカナエ OHGI Kanae

1963年佐賀県唐津市生まれ、福岡県久留米市在住。1984年武蔵野美術短期大学美術科油絵専攻卒業後、東京を中心に大型インスタレーションを制作発表する。インド、シンガポール等で既存の建物の壁を使ったサイトスペシフィックな作品を制作。拠点を東京から福岡に移し、建築の内外につくるパブリックアートや食を使ったワークショップを多く行う。出自に関わる明治から昭和初期にかけて活躍した茶人で数寄屋建築家の仰木魯堂、茶人で木工芸家の仰木政斎にちなみ、思わず心を緩めたくなる巨大なイエロースマイルの茶室をOpenART Biennale 2017(オレブロ)に出品し、市民を巻き込んでの茶会も行う。
こどもの美術活動“手で考える”や彫刻家牛嶋均とのユニット“YAPPOTUKA”(ヤポッカ)なども展開している。

ギムホンソック Gimhongsok

1964年ソウル(韓国)生まれ、同地在住。主な展覧会にREDCAT(ロサンゼルス)、アートソンジェセンター、サムスン美術館プラトー(ともにソウル)などでの個展、ヴェネチアビエンナーレ、イスタンブールビエンナーレ、光州ビエンナーレ、リヨンビエンナーレ、アジア太平洋現代美術トリエンナーレ(ブリスベン)、横浜トリエンナーレなどの国際展、ウォーカーアートセンター(ミネアポリス)、ヘイワードギャラリー(ロンドン)、ロサンゼルスカウンティ美術館、ヒューストン美術館、森美術館、金沢21世紀美術館、グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)などでのグループ展がある。

ソン・ドン SONG Dong

1966年北京(中国)生まれ、同地在住。1989年首都師範大学美術学部を卒業。パフォーマンス、ビデオから写真、演劇、彫刻と多岐にわたる制作を通じて、人間の努力の非永続性や儚さを明らかにする。2009年にMoMA(ニューヨーク)で個展開催。モスクワビエンナーレ、ドクメンタ、ヴェネチアビエンナーレ、リバプールビエンナーレ、光州ビエンナーレ、サンパウロビエンナーレ、イスタンブールビエンナーレ、アジア太平洋現代美術トリエンナーレ、広州トリエンナーレ、台北ビエンナーレを含む、数多くの国際展で作品を発表している。

Photo: Stefan Worring

山本基 YAMAMOTO Motoi

1966年広島県生まれ、石川県金沢市在住。1995年金沢美術工芸大学卒業。若くしてこの世を去った妻や妹の思い出をテーマに、床に塩で巨大な模様を描く。展示後は鑑賞者と共に作品を壊し、塩を海に還すプロジェクトを実施。金沢21世紀美術館の他、MoMA PS1、エルミタージュ美術館(サンクトペテルブルク)、東京都現代美術館等で作品を発表している。

ムン・キョンウォン & チョン・ジュンホ MOON Kyungwon & JEON Joonho

ムン・キョンウォン MOON Kyungwon 1969年ソウル(韓国)生まれ。
チョン・ジュンホ JEON Joonho 1969年釜山(韓国)生まれ。
ムン・キョンウォンとチョン・ジュンホによるデュオ。近年、学際的なプラットフォームをつくることに焦点を当てた共同プロジェクト「News From Nowhere」を活動の中心としている。最初のサイトスペシフィックな共同作品を2012年のドクメンタで発表。主な個展に2013年「News from Nowhere」シカゴ美術館附属美術大学、2015年ミグロス現代美術館 (チューリッヒ)、「The Ways of Folding Space & Flying」ヴェネチアビエンナーレ 韓国館、2017年「Freedom Village」スカイ・ザ・バスハウス(東京)などがある。

チウ・ジージエ QIU Zhijie

1969年福建省(中国)生まれ、北京および杭州(中国)在住。アーティスト、キュレーター、文筆家、教育者として活躍。アーティストとしては写真、ビデオ、書、絵画、インスタレーション、パフォーマンスが融合する作品を発表するなど、境界にとらわれない活動を展開してきた。国家的モニュメントへのアプローチをもとに、近代化の大きなうねりのなかで国家と個人の夢と現実が交錯するさまを明らかにした「南京長江大橋プロジェクト」(2009年に北京のユーレンス現代美術センターにて発表)は代表作と言えるものである。2017年のヴェネチアビエンナーレでは、展覧会「Continuum — Generation by Generation」のキュレーションを担当した。

Photo: Satoshi Shigeta

ミヤケマイ MIYAKE Mai

美術家・京都造形芸術大学客員教授。日本の伝統的な美術や工芸の繊細さや奥深さに独自のエスプリを加え、過去・現在・未来をシームレスにつなげながら、物事の本質や表現の普遍性を問い続ける。一貫した、たおやかな作風でありながら、鑑賞者の既成の価値観をゆさぶり、潜在意識に働き掛けるような作品で高い評価を得る。2008年École Nationale Supérieure des Beaux-Arts(パリ国立美術大学大学院)に留学。羽鳥書店から出た『膜迷路』に続き、2017年4冊目の作品集『蝙蝠』を上梓。2018年SHISEIDO THE STOREショーウィンドウのアートディレクターに就任。

伊能一三 INO Ichizo

1970年神奈川県生まれ、石川県金沢市在住。2000年東京藝術大学大学院美術研究科漆芸専攻修了。2005年金沢卯辰山工芸工房修了。2011年「Urushi-traditionelle japanische Lackkunst」Musterring International (ドイツ)、2014年「Collect 2014」サーチギャラリー(ロンドン)、2016年「2016 福州国際漆芸ビエンナーレ」福州漆芸術研究院(中国)、「International Contemporary Ottchil Art Exhibition 2016」統営漆美術館(韓国)など国内外で作品を発表している。

Photo: MATSUKAGE
Courtesy of Mizuma Art Gallery

宮永愛子 MIYANAGA Aiko

美術家。1974年京都府生まれ、神奈川県横浜市在住。2008年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修士課程修了。日用品をナフタリンでかたどったオブジェや、塩、陶器の貫入音や葉脈を使ったインスタレーションなど、気配の痕跡を用いて時を視覚化する作品で注目を集める。2013年「日産アートアワード」初代グランプリ受賞。主な個展に2018年「life」ミヅマアートギャラリー(東京)、2017年「みちかけの透き間」大原美術館有隣荘(岡山)、2012年「宮永愛子:なかそら―空中空―」国立国際美術館(大阪)など。

Photo: Qrim Ahn

ハン・ソクヒョン HAN Seok Hyun

1975年ソウル(韓国)生まれ、ソウルおよびベルリン(ドイツ)在住。2008年韓国国立芸術大学にて修士号(MFA)を取得。ドイツ、スコットランド、米国、韓国を含む世界各地で作品を発表。ボストン美術館、北ソウル美術館、トータル美術館(ソウル)、浦項市立美術館、京畿道現代美術館、イルミン美術館(ソウル)等の美術館の展覧会に参加。2017年に韓国文化芸術委員会から助成を受けカラチビエンナーレ(パキスタン)に参加。

Photo: Toshie Kusamoto

呉夏枝 OH Haji

1976年大阪府生まれ、オーストラリア在住。2012年京都市立芸術大学博士号取得。染織、刺繍、編む、結ぶなどの技法と、写真、テキスト、音声などの媒体を用いたインスタレーション作品を制作。コリアンディアスポラとして、無名の人々の語られなかった歴史や時間を浮かび上がらせていく。近年では、海路を手がかりに個人の物語を「私たち」の記憶として共有するためのプロジェクトに取り組んでいる。

さわひらき SAWA Hiraki

1977年石川県生まれ、ロンドン(英国)在住。2003年ロンドン大学スレード校美術学部彫刻科修士課程修了。心象風景や記憶の中にある感覚といった実体のない領域を、映像・立体・平面などを巧みに操り構成したビデオインスタレーションで表現する。現実にはありえない光景を描きながら、どこか親しみを感じさせる世界を展示空間に生み出し、見る人の想像力に働きかけるような作品を発表し続けている。

Courtesy of the artist and Ota Fine Arts, Shanghai / Singapore / Tokyo

チェン・ウェイ CHEN Wei

1980年浙江省(中国)生まれ、北京(中国)在住。チェン・ウェイは中国の一人っ子政策、改革開放政策以後に生まれた「80後」世代を代表するアーティストのひとりとして、劇的な経済成長と空前の不動産投資ブームがつくりだした中国社会の幻像と実態とのギャップを、主に写真やLEDというメディアを用いて写し出し、社会に対する個人の視点の在処や、世界と個人との関係を客観的かつ鋭敏に問い直している。

Photo: Yasuhiko Kouyama

風景と食設計室 ホー
HOO. Landscape and food works

高岡友美 TAKAOKA Tomomi 1981年生まれ。
永森志希乃 NAGAMORI Shikino 1980年生まれ。
高岡友美と永森志希乃によるユニット。ランドスケープデザイン事務所勤務を経て、2012年3月より活動。「遠くの風景と、ひとさじのスープ。世界とわたしの手のひらは繋がっている」 をコンセプトに、食を風景・文化・社会の切り口から捉え、その時その場所でしか体験できない食のインスタレーションを展開。

※公演開催日(9月23日、24日 、10月8日、26日、27日)は展示をご覧いただけません。予めご了承ください。

魚住哲宏+魚住紀代美
UOZUMI Tetsuhiro + UOZUMI Kiyomi

魚住哲宏 1980年愛知県生まれ。2007年愛知県立芸術大学大学院彫刻専攻修了。
魚住紀代美 1981年和歌山県生まれ。2004年京都造形芸術大学美術工芸学科彫刻専攻卒業。
2004年から共同制作を開始、2007年にベルリンに移住。2012年のアイスランドでのレジデンス以降、日常の些細な出来事を集めること、再構成することをテーマに作品を作っている。会場に詰め込まれた物語を来場者が自由に組み合わせることで、そこにしか無い個々の視点で物語を再生させていく。

ヤン・ヨンリャン YANG Yongliang

1980年上海(中国)生まれ、同地在住。幼少期より中国の伝統的な絵や書道の訓練を受け、2003年中国美術学院視覚コミュニケーション科(上海)を卒業。近代の言語とデジタル技術で伝統的な芸術と現代、古代の東洋美学と文学者たちの信念を結びつけることを試みている。
数々の美術館、国際展で作品を発表しているほか、大英博物館、ブルックリン美術館、ハウアート美術館(上海)、メトロポリタン美術館、ボストン美術館、サンフランシスコアジア美術館を含む、20以上の公共機関で作品が収蔵されている。

リ・ビンユアン LI Binyuan

1985年湖南省永州(中国)生まれ、北京(中国)在住。2011年中央美術学院彫刻科を卒業。作品の多くは、展示会場や観客を有さない日常生活の中で行われる即興パフォーマンスである。断片化した個々の活動は、伝統的、普遍的な経験と区別され、独自の表現をつくり出す。MoMA PS1、フローニンゲン美術館(オランダ)、Museum of Old and New Art(タスマニア)など多くの美術館で作品を発表。

村上慧 MURAKAMI Satoshi

1988年東京都生まれ。2011年武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業。2014年より自作した発泡スチロール製の家に住む「移住を生活する」プロジェクトを始める。内省を反転させて社会的なアクションに変換する方法を探している。著書に『家をせおって歩く』(福音館書店)及び『家を せおって 歩いた』(夕書房)がある。

イ・ハンソル LEE Hansol

1989年釜山(韓国)生まれ、釜山およびソウル(韓国)在住。社会の中で孤立した個人と、個人を取り巻く社会との関係を追求している。孤立という概念的な形態を知覚の形態に整理し、個々の孤立から社会的隔離への拡大を試みる。近年では、2017年個展「Impermanence Act」Open Space Bae(釜山)を開催、同年グループ展「Crossover」FreeS Art Space(台北)に参加。

グゥ・ユルー GE Yulu

1990年湖北省武漢(中国)生まれ、北京(中国)および武漢在住。2017年中央美術学園実験芸術科で修士号を取得。公共空間での個人の抵抗を題材にしている。極端なパフォーマンスを実践することによって、関連するトピックについての議論のきっかけとなることや、干渉を生みだすことで一般市民の参加を呼び起こすことを試みる。2016、2017年中央美術学院美術館(北京)、2017年 Luo Zhongli 美術館(重慶)、湖北美術館などの展覧会に参加。

東アジア文化都市2018金沢

「東アジア文化都市」は、日中韓文化大臣会合での合意に基づき、日本・中国・韓国の3か国において、文化芸術による発展を目指す都市を選定し、その都市において、現代の芸術文化や伝統文化、また多彩な生活文化に関連する様々な文化芸術イベント等を実施するものです。2018年は金沢(日本)、ハルビン(中国)、釜山(韓国)の三都市において開催します。

Images

    【参考画像】
    ハン・ソクヒョン《Super-Natural》(部分)2011/2016
    Installation view of the exhibition "Megacities Asia" at the Museum of Fine Arts, Boston.
    Courtesy of the artist

    【参考画像】
    川俣正 《「工事中」再開》 2017
    アートフロントギャラリーでのインスタレーション(東京、代官山)
    撮影:井上玄
    © Tadashi Kawamata

    【参考画像】
    ソン・ドン《Mirror Hall》 2016-2017
    Courtesy of the artist

主催/ほか

主催:
東アジア文化都市2018金沢実行委員会 / 金沢市
共催:
金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]
協賛:
小松精練株式会社 / ソフトバンク株式会社 / 太陽工業株式会社 / パナソニック株式会社 アプライアンス社 / 株式会社福光屋 / 北陸製菓株式会社 / 株式会社丸八製茶場 / 株式会社ユポ・コーポレーション
協力:
野町町会連合会 / 弥生町会連合会 / 泉野校下町会連合会 / 新竪町校下町会連合会 / 小立野町会連合会 / 野町公民館 / 弥生公民館 / 城南公民館 / 新竪町公民館 / 小立野公民館 / 野町・弥生地区商店街連盟 / 広坂振興会 / 石引商店街振興組合 / 社会福祉法人第一善隣館 / 釜山現代美術館
平成30年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業