EXHIBITION展覧会
開館10周年記念
レアンドロ・エルリッヒ ーありきたりの?
2014年5月3日(土) -
2014年8月31日(日)
《スイミング・プール》2004
Photo: Atsushi Nakamichi / Nacása & Partners
© Leandro Erlich Studio
インフォメーション
- 期間:
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2014年5月3日(土) 〜2014年8月31日(日)
10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで) - 会場:
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金沢21世紀美術館
展覧会ゾーン - 休場日:
- 月曜日(ただし、5月5日、7月21日、8月11日は開場)、5月7日、7月22日
- 料金:
- 一般=1,000円(800円)
大学生=800円(600円)
小中高生=400円(300円)
65歳以上の方=800円
※( )内は団体料金(20名以上)及び前売りチケット料金
※本展観覧券で、「コレクション展 I」も合わせてご覧いただけます。 - 前売りチケット取扱:
- チケットぴあ
TEL: 0570-02-9999
Pコード:766-138
ローソンチケット
TEL: 0570-000-777
Lコード:57642 - お問い合わせ:
- 金沢21世紀美術館 TEL 076-220-2800
概要
レアンドロ・エルリッヒ(1973年ブエノスアイレス/アルゼンチン生まれ、モンテビデオ/ウルグアイ在住)は、金沢21世紀美術館にとって特別なアーティストのひとりです。「レアンドロのプール」の愛称で多くの人々に親しまれている作品《スイミング・プール》は、妹島和世+西沢立衛/SANAAの設計したこの美術館において、ひときわ大きな役割を果たしてきました。90年代はじめから湧き出るように出現した多様な表現の中で、誰もが共有できる物や事を通して現実の認識に変容をもたらす作風は、現在まで続く現代美術の特徴のひとつとして指摘することができます。《スイミング・プール》は「プール」というありきたりのものを未知で新しい要素と組み合わせて非日常化してしまうことで、見る側の問題意識を誘発している作品です。日常の中に大胆に介入して、常識的な見方でそのものの存在に反応してしまう私たちの姿を見事に映し出し、同時に親しみやすさや気軽さによって、人々が作品に向き合ったときに創造力を惜しみなく発揮して、全身で受け止めることが身につくように促してくれています。現代美術が以前にも増して人々に愛されていることに大きく寄与しているのは間違いありません。本展は《スイミング・プール》の他に最新作を含む17点を紹介する、日本で初めての個展となります。またそれが開館10周年を迎える2014年の記念の年に開催できることは大きな喜びです。つねに外に向かってひらかれている、交感の場を提案するエルリッヒの作品世界を、ぜひお楽しみください。
関連プログラム
- アーティスト・トーク
- 日時:5月3日(土)14:00〜16:00 ※逐次通訳付、要事前申込
会場:金沢21世紀美術館 レクチャーホール
定員:80名(往復はがきによる事前申込の受付は終了しました。)
※当日10時よりレクチャーホール前にて若干枚整理券の配布を行います。 - 子どものためのプログラム
- ギャラリーツアー for キッズ「ここは、どこ?」
日時:6月21日(土)13:00〜14:30
集合場所:金沢21世紀美術館 授乳室前(キッズスタジオ横)
対象:小学生(親子での参加可)
定員:先着15名
料金:300円(材料費)、当日の本展観覧券
申込:6/1より受付開始 TEL 076-220-2801(※月曜をのぞく9:30〜18:00)
ギャラリーツアー for ファミリー
日時:6月17日(火)、7月1日(火)11:00〜12:00
集合場所:金沢21世紀美術館 授乳室前(キッズスタジオ横)
対象:未就学児とその保護者
定員:各回先着10組
料金:無料(ただし当日の本展観覧券が必要)
申込:6/1より受付開始 TEL 076-220-2801(※月曜をのぞく9:30〜18:00)
作ろう!ワークショップ「右?左? ふえた?きえた?」
日時:8月21日(木)13:00〜15:30
集合場所:金沢21世紀美術館 キッズスタジオ
対象:小学3年生〜6年生
定員:先着15名
参加費:500円(材料費)、当日の本展観覧券
申込:8/1より受付開始 TEL 076-220-2801(※月曜をのぞく9:30〜18:00)
作家プロフィール
© Kornilov
レアンドロ・エルリッヒ
1973年ブエノスアイレス(アルゼンチン)生まれ、モンテビデオ(ウルグアイ)在住。2000年のホイットニー・ビエンナーレをはじめ、2001年、2005年のヴェネチア・ビエンナーレ、サンパウロ、リバプール、イスタンブールといった多くの国際展に出展。世代や国境を超えて人々が共有できる体験の場を創造してきた。日本国内では美術館のみならず、大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ、瀬戸内国際芸術祭などでも作品を発表。本展は、日本におけるエルリッヒ初の個展となる。
関連書籍
展覧会カタログ『レアンドロ・エルリッヒ ーありきたりの?』
頁数:200頁
言語:和/英併記
アートディレクション&デザイン:林琢真(Hayashi Takuma Design Office)
発行:株式会社マイブックサービス
価格:5,500円(税別)
詳しくはこちら
Images
《サイドウォーク》 2007
©Leandro Erlich Studio
撮影:木奥惠三
提供:金沢21世紀美術館
《リハーサル》 2014
©Leandro Erlich Studio
撮影:木奥惠三
提供:金沢21世紀美術館
《雲》 2014
©Leandro Erlich Studio
撮影:木奥惠三
提供:金沢21世紀美術館
《エレベーターの迷路》 2011
Courtesy of Sean Kelly Gallery and Art Front Gallery
©Leandro Erlich Studio
撮影:木奥惠三
提供:金沢21世紀美術館
《階段》 2005
©Leandro Erlich Studio
撮影:木奥惠三
提供:金沢21世紀美術館
《エレベーター・ピッチ》 2011
Courtesy of Leandro Erlich Studio
©Ignacio lasparra for GalerÍa Ruth Benzacar
撮影:木奥惠三
提供:金沢21世紀美術館
《見えない庭》 2014
©Leandro Erlich Studio
撮影:木奥惠三
提供:金沢21世紀美術館
《住宅》 2004
©Leandro Erlich Studio
Courtesy of Leandro Erlich Studio
撮影:木奥惠三
提供:金沢21世紀美術館
《ログ・キャビン》 2009
©Leandro Erlich Studio
Courtesy of Leandro Erlich Studio
撮影:木奥惠三
提供:金沢21世紀美術館