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金沢21世紀美術館

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フランソワーズ・モレシャンのおしゃれ講座 〜時代を読む vol.24

私のディオール物語

2017年5月27日(土)

インフォメーション

期間:
2017年5月27日(土)
開場13:30 / 開演14:00
会場:
金沢21世紀美術館 シアター21
料金:
1,500円(当日精算)1ドリンク付
※友の会会員の方は優先入場特典があります。開場時刻までにお集まりください。
定員:
先着80名(要事前予約)
託児サービス:
※3歳児以下の入場はご遠慮願います。
託児サービスをご利用下さい。
有料・要申込(お問合せ TEL 076-220-2815)
お問い合わせ:
金沢21世紀美術館 交流課
TEL 076-220-2811

概要

アートやファッション、そして現代社会についてモレシャン流の鋭い視点で時代を切り取るトークシリーズ。
今回は、クリスチャン・ディオールの物語をお届けします。第二次世界大戦後、何もかも失ったパリに現れた無名の新人が、どのように世界的に有名なブランドを築くのか。エスプリの効いた楽しいトークにご期待ください。

フランソワーズ・モレシャン メッセージ

1947年2月12日、氷点下13度、凍てつくパリ……ドイツ軍占領から解放されて、既に一年が経っていましたが、まだ暖房用の石炭も足りない生活。戦争が始まって、シャネルは店を閉じてしまい、再開されるのは、それから8年後のことです。

占領中の最悪の日々……モノ不足でもパリジェンヌは、おしゃれを諦めませんでした。応接間のカーテンや夫の古着をドレスに仕立て直し、さらには学校にあるインクの吸い取り紙を使って、帽子を作っていました。当時はシャポー(帽子)なしで、女性が外出することなど考えられなかった時代です。
貴重な布地を節約していましたので、ドレスは出来るだけ短く、短く……。寒さと空腹で、パリジェンヌはみんな痩せてスリム、スリム……。

戦争が終わり、モノ不足もやっと解消されたころ、無名の新人、クリスチャン・ディオールが、オートクチュールの店を開き、お披露目のショーが公開されました。それが1947年2月12日のこと。戦争で何もかも失ったパリに、どのようなファッションが蘇るのか……多くのアメリカ人ジャーナリストが押し寄せてファッション王国フランスの復活を見守っていました。

ムッシュー・ディオールはシャイな様子で、ショーの終わりにジャーナリストたちの反応を伺っていました。会場は興奮状態、誰もがスタンディングで拍手を送ります。初めてのショーで、クリスチャン・ディオールは世界中に名前を知られるようになりました。
こうしてディオール物語が始まりました。クリエイターの死後60年、今も世界的に有名なブランドであり続けています。

大好きだった母親の思い出に多くの影響を受けたムッシュー・ディオールの女性観など……
ディオール物語をぜひ、お楽しみに。
金沢21世紀美術館で、お待ちしていますね! 

フランソワーズ

事前申込

4月27日(木) 10:00申込み受付開始

  • webお申込みフォーム
    必要事項はフォームに沿ってご記入ください。「webお申し込みフォーム」送信後、当方で受信を完了した場合、受信完了のメールが自動配信されます。追って担当者よりご予約受付に関するメールを差し上げます。

    Webお申込みフォームはこちら

  • FAX 076-220-2806
    お名前、電話番号、人数を明記の上、「モレシャンのおしゃれ講座係」までお申し込み下さい。

  • 電話 076-220-2811(交流課)平日(火〜金)10:00〜18:00

プロフィール

フランソワーズ・モレシャン Françoise Moréchand

パリ生まれ。ソルボンヌ大学・東洋語学校日本語学科を経て来日。1964年パリに戻りレブロン、ディオール社勤務。74年シャネル美容部長として、再来日。著書『失敗しないおしゃれ』が100万部を越える大ベストセラーとなる。その後、ファッションアドバイザーとして活躍。一方で『国境無き医師団』、『世界の医療団』日本支部の創立に協力するなど社会貢献活動も続けており、その多彩な活動は《ファッション、ダンス、音楽、映画、文学などメディアを通じてのあらゆる文化の基本はライフスタイルと偏見のないグローバルな精神を養うためにある》というポリシーと広い意味での《国境無き》精神に支えられている。フランス政府から長年の日仏友好などの功績に対して、国家功労勲章、レジオンドヌール勲章を叙勲。2007年より金沢21世紀美術館国際アドバイザー。

主催/ほか

主催:
金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]