映画の極意 vol.16

サイレント映画の極意

2015年7月11日(土) -
2015年7月12日(日)

インフォメーション

期間:
2015年7月11日(土) 〜2015年7月12日(日)
会場:
金沢21世紀美術館 シアター21
料金:
● 1回鑑賞券(当日販売)
一般 1,500円/大学生以下 800円(要学生証)
友の会会員の方は会員証のご提示により料金が割引になります。(一般 1,350円/大学生以下 700円)
● 2回鑑賞券(前売販売)
一般 2,400円/大学生以下 1,200円(要学生証)
2回鑑賞券は、鑑賞券2枚綴りとなっています。
※未就学児(4歳以上)入場無料
チケット取扱:
前売券の販売は終了しました。シアター前にて各回30分前より当日券を販売します。
託児サービス:
※3歳児以下の入場はご遠慮願います。
託児サービスをご利用下さい。
有料・要申込(お問合せ TEL 076-220-2815)
お問い合わせ:
金沢21世紀美術館 交流課
TEL 076-220-2811

概要

毎年一つのテーマを掘り下げてセレクトした作品の上映と、ゲストによるトークを合わせた番組構成でお届けする「映画の極意」シリーズ。
映画は1895年に誕生してから今年で120年を迎えます。最初の約40年間は音声がついておらず、生伴奏とともに上映されていました。昨今は、DVDやブルーレイ、インターネット配信など、デジタル化が進んだことで、家庭でも映画を身近に鑑賞できるようになりました。一方で、映画館の大きなスクリーンで映画を観るという、映画本来の良さを体験する機会は少なくなっています。

今回の「映画の極意」は、デジタル化が進んだ今だからこそ、あえて映画の原点にかえり、16mmフィルムの無声(サイレント)映画を、金沢21世紀美術館のハウスピアノ:ベーゼンドルファーとパーカッションによる生伴奏、さらに活弁つきで上映します。また、小中学生を対象としたワークショップも行い、サイレント映画に音をつける楽士を体験します。
劇場でしか味わえない豊かな映画体験をお楽しみください。

タイムテーブル

出演:柳下美恵(ピアノ)、Momee (パーカッション)、大森くみこ(活動写真弁士)
◎:ピアノ伴奏のみ
日程
 
 
7/11(土)13:00[Aプログラム]
ロイドの都会っ子(12分)
黒白双紙(36分)◎
キートンの警官騒動(24分)
15:30[Bプログラム]
國士無双(25分)
シーク(73分)◎
18:00[Cプログラム]
チャップリンの両夫婦(12分)
陽気な巴里っ子(67分)◎
7/12(日)
10:00[Dプログラム]
塙(ばん)団衛門 化け物騒動(10分)◎
海底王キートン(61分)
13:00ワークショップ

定員:110人 各回入替制・全席自由
※開場時刻は各回の15分前
※古い作品のため、現在と映写コマ数が異なり、上映時間にズレが生じる場合があります。
※上映作品等は、諸事情により予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。

ワークショップ

映画は誕生から約40年間、今ではサイレント映画といって音楽の生伴奏で上映していました。今回のワークショップでは、サイレント映画に音をつける楽士を体験します。当時のおもちゃフィルムを教材に、自分が使っている楽器や自分オリジナルの創作楽器、講師が用意したおもちゃ楽器などで映画に音楽をつけてみましょう。おしまいにみんなの前で発表、映画の一部になるような体験に是非ご参加ください。

日時:7月12日(日) 13:00〜17:00(休憩あり)※16:30〜発表会
会場:金沢21世紀美術館シアター21
講師:柳下美恵
参加費:1,000円
定員:10人(事前申込・当日精算)
対象:小学4年生〜中学3年生まで
申込・問合せ:TEL 076-220-2811(交流課)
※ワークショップの見学はご遠慮ください。ただし、ワークショップ終了後に行われる発表会を公開します。発表会は鑑賞無料ですが、映画鑑賞券半券をお持ちの方を優先します。

ゲストプロフィール

柳下美恵/ピアノ

サイレント映画ピアニスト。武蔵野音楽大学ピアノ専攻卒業。1995年、映画生誕100年上映会“光の誕生 リュミエール!”でデビュー以来、国内外で活躍。欧米スタイルのサイレント映画ピアニストは日本人初、全ジャンルの伴奏をこなす。2006年度日本映画ペンクラブ奨励賞受賞。DVD『裁かるるジャンヌ』(紀伊國屋書店)『日曜日の人々』(ブロードウェイ)、Blu-ray『裁かるるジャンヌ』(英Eureka Entertainment)他で音楽を担当。

大森くみこ/活動写真弁士

ラジオ・TV・ナレーションなどの仕事に加え、活動写真弁士として関西を中心に活動。
京都生まれ大阪育ち。ある日TVで初めて活弁を知り「こんな素晴らしい世界があったのか。」と衝撃を受け、無声映画×弁士×生演奏の活弁ユニット「深海無声團」を結成。おじさんから可憐な少女まで幅広いキャラクターづくりが持ち味。大阪・中崎町プラネットプラスワンでの定期公演を中心に外部公演・ソロでも活動中。

Momee/パーカッション

パーカッション、トイピアノ奏者。京都生まれ。オーケストラへの客演を中心とした活動のほかに、無声映画の伴奏、ダンスと即興演奏のコラボレーション、トイ楽器を使った演奏など、関西を中心に幅広い活動を行っている。特に無声映画の伴奏に関しては、フォーリー・アートの手法や効果音を取り入れるなど、独自の伴奏法を研究している。無声映画×弁士×生演奏のユニット「深海無声團」メンバー。

上映作品

ロイドの都会っ子

The City Slicker/1918年/アメリカ/12分/16mm
監督:ギルバート・プラット
出演:ハロルド・ロイド、スナッブ・ポラード、ビーブ・ダニエルス
都会の洒落者ロイドが片田舎のホテルに雇われ、設備の近代化に乗り出す。ロイドは宿泊客の美女に恋するが・・・。ロイドの軽快な身のこなしと珍妙な新設備の数々が見所。

黒白双紙

1926年/日本/36分/16mm
監督・原作・脚本:曽根純三
出演:清川清、杉狂児、松尾文人、都賀静子
炭屋の九郎助と西洋洗濯屋の藤四郎は、幼なじみで隣同士だが頑固で仲が悪い。ところが炭屋の息子九郎吉と洗濯屋の娘おたねは惚れ合う仲。一緒になれないのならいっそ死んでしまおうと大騒ぎに。大正時代の楽しいコメディ。

キートンの警官騒動

Cops/1922年/アメリカ/24分/16mm
監督:バスター・キートン、エディ・クライン
出演:バスター・キートン、ヴァージニア・フォックス、ジョー・ロバーツ
偶然から大金を手に入れたキートンが家具満載の馬車で警官の行進に乱入する。爆弾テロも絡み、街は大混乱に・・・。ハシゴの上で繰り広げられるキートンの離れ業も見事。

國士無双

1932年/日本/24分半/16mm
製作:片岡千恵蔵プロダクション
監督:伊丹万作
出演:片岡千恵蔵、山田五十鈴、高勢実乗
天下一の剣豪の偽者に仕立て上げられた若者が本物と対決する羽目に陥るが、簡単に本物を打ち負かしてしまう。真/偽の転倒が笑いを呼ぶ、伝説の知性伊丹万作の時代喜劇。

シーク

The Sheik/1921年/アメリカ/73分/16mm
監督:ジョージ・メルフォード
原作:エディス・M・ハル
出演:ルドルフ・ヴァレンチノ、アグネス・エヤーズ、アドルフ・マンジュー、パッツィ・ルース・ミラー
絶世の美男!?ルドルフ・ヴァレンチノ主演の砂漠の首領シークの物語。大人気映画となり、ルビッチが陽気な巴里っ子でパロディにしたことでも有名。

©Roy Export SAS

チャップリンの両夫婦

The Rounders/1914年/アメリカ/12分/16mm
監督:チャールズ・チャップリン
出演:チャールズ・チャップリン、ロスコー・アーバックル、フィリス・アレン
恐妻家の二人の男が泥酔し、怒り狂う妻達に構わず、ホテルや酒場、さらにはボート上で珍騒動を巻き起す。チャップリンと同時期の喜劇役者ロスコー・アーバックルが共演。

陽気な巴里っ子

So This Is Paris/1926年/アメリカ/67分/16mm
監督:エルンスト・ルビッチ
出演:マーナ・ロイ、パッツィ・ルース・ミラー、モンテ・ブルー
ビリー・ワイルダーや小津安二郎らにも影響を与え、ハリウッドコメディの礎を築いたルビッチが洗練されたタッチで描く艶笑喜劇。勘違いから仲よくなった二組の夫婦がお互いの伴侶を口説こうとするが···。

塙(ばん)団衛門 化け物騒動(証城寺の狸囃子)

1935年/日本/9分半/16mm
製作:日本マンガフィルム研究所
原作・脚色:魔須多和光
作画・監督:片岡芳太郎
武者修行の途中でばけもの退治をしたものに金千両を与えると知った団右衛門。古寺で化け狸たちをやっつけようと、てんやわんやの大騒動。片岡芳太郎の作品中、最高の快作といわれる時代劇アニメーション。今回は、トーキー版の音楽ではなくピアノ+パーカッションの生演奏で上映。

海底王キートン

The Navigator/1924年/アメリカ/61分/16mm
監督:バスター・キートン 、ドナルド・クリスプ
出演:バスター・キートン、キャスリン・マクガイア、フレデリック・ブルーム
片思いの彼女と二人、なぜか大海原を漂流する大金持の御曹司キートン。頓珍漢なサバイバル生活の果てに孤島を発見するが···。破損した船底を修理する潜水場面も見所。

これまでの映画の極意

vol.1「ジェームズ・コバーン / 男の極意」 2004/12/10~12

vol.2「ニッポン映画 / 青春の極意」 2005/1/14~16 

vol.3「フレデリック・ワイズマン / 人間観察の極意」 2005/6/25, 26

vol.4「成瀬巳喜男 / 女性映画の極意」 2006/1/28, 29

vol.5「鈴木則文 / エンタテインメントの極意」 2006/7/15~17

vol.6「スクリーンで観る傑作アートフィルム」 2007/3/17,18

vol.7「アイドル映画の極意~少女がつくった時代~」 2007/9/3~13

vol.8「Talk & Cinema フランス映画の秘宝」 2009/7/18~20
vol.9「ジャック・ロジエのヴァカンス」 2010/7/17~19
vol.10「ポルトガル映画祭」2010/11/5〜7
vol.11「ケベック映画祭2011~親子で出かけよう! 」2011/7/23~7/31
vol.12「フレデリック・ワイズマン レトロスペクティヴ」2011/11/5,6,19,20
vol.13「フローラン・ダバディの極意 フランスに最も愛された女優、イザベル・アジャーニ」2012/7/7,8
vol.14「日本ヌーヴェルヴァーグの極意」2013/9/14〜16
vol.15「MoMA ニューヨーク近代美術館 映画コレクション」2015/3/13〜15

主催/ほか

主催:
金沢21世紀美術館[(公財)金沢芸術創造財団]
企画運営協力:
金沢コミュニティシネマ、有限会社シネモンド
協力:
神戸映画資料館、マツダ映画社、柳下美恵